内容紹介
「感奮興起こそは、著者の命をかけた祈りであり、願いである。
その命からしぼり出される熱き言葉は、人々の眠れる魂を目覚めさせ、
人の心に感じて奮い立たざるを得ない火をつける。
命は感じてこそ燃え続けるのである」
これは本書の刊行に寄せて、感性論哲学の創始者・芳村思風氏から寄せられた推薦の辞である。
著者である行徳哲男氏は、
米国の行動科学と感受性訓練を東洋の禅と融合した哲学的訓練を創始した人物。
「感性=紛れもない私」を取り戻す研修「BE研修」を30年にわたって行っている。
その間の受講者数は実に1万8000人以上。
ゴルファーの青木功氏、テニスプレーヤーの松岡修造氏なども、その言葉に触れ、
スランプから脱出、大舞台で大活躍するなど、
行徳氏が彼らの精神的支柱となったことが知られている。
プロローグには「現代、まさに思いがけないことが次々と起こり、心の休まる暇もない。
そういう時代にあって、浮き足立っている夜の人たちの心を鎮め、そしていかに元気づけられるのか。
哲学的語録というものは人を感じさせ奮い立たせるもので、それが語録の真髄である」とある。
「明日なんて本当にあるのか。明日生きていると誰が言い切れる。
明日なんてもともともありはしない。『今』と『ここ』しかない」
語録に収録されたこうした言葉の一つひとつが、
私たちに生きる意味を問いかけると同時に生きる勇気と希望を与えてくれる。
目次
第一章 哲学なき時代の行方
第二章 活力の覚醒
第三章 人間の魅力
第四章 前後裁断
第五章 紛れもない私を生きる
第六章 燃えよ!戦え!
第七章 自分と出会う
第八章 融通無碍の世界
第九章 忘れ難き人々の言葉