君のやる気スイッチをオンにする遺伝子の話
本

君のやる気スイッチをオンにする遺伝子の話

村上和雄

1,320円(税込)

9784800911520

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遺伝子工学の世界的権威が、現役高校生たちに行った「遺伝子と命」の講演録。

内容紹介

遺伝子工学の世界的権威・村上和夫氏。
本書は平成24年、鹿児島の高校で約1,000名の生徒たちを対象に
行われた講演会を書籍化したものです。

難解と思われがちな生命科学や遺伝子の話ですが、
独特なユーモアや身近な例を交えての講演に、
生徒たちもグングン引き込まれていきます。
そんな彼らの真剣さに呼応するように、自らの歩みを振り返る
著者の話もまた熱を帯びていきます。

心の持ち方によって遺伝子の動き方が変わる、利他的な遺伝子の存在、
私たちの体を動かしている何十兆もの細胞の存在……。
巻末には生徒たちのこんな感想が収録されています。

「村上先生のお話をきいて思ったのは、人間の可能性は無限大なんだということでした」
「才能のある人とない人の差は縮まらない。そう思っていましたが、
じつは眠っている遺伝子を起こして、才能を開花させるのは
結局自分次第だということがわかり、嬉しかったです」

お子様、お孫様へのプレゼントにも、ぜひおすすめした一冊です。

目次


遺伝子が目覚めれば人生が変わる――講演
・学校の偏差値と優れた研究は必ずしも一致しない
・実の親から実の子へと受け継がれる遺伝子
・心の持ち方によって遺伝子の働きが変わる
・笑いと遺伝子のオン・オフのかかわりを研究する
・笑いが糖尿病患者の血糖値の上昇を抑制した
・笑いは副作用のない薬になるかもしれない
・どこの国の神話にも笑いが描かれている
・大ピンチのときにこそ笑いが大切になる
・ダライ・ラマ四世との出会い
・六十三歳で大学を卒業、私の人生はこれからだ
・日本の誇りをかけて取り組んだイネの遺伝子暗号解読
・極微の空間に書き込まれた生物の遺伝子暗号
・遺伝子暗号を書いたのは目に見えないサムシング・グレート
・生きているということはそれだけですごいこと
・六十兆の細胞が互いに助け合って私たちの体を動かしている
・利己的な遺伝子だけでなく、利他的な遺伝子がある
・赤ちゃんは生物の三十八憶年の歴史が生み出した最高傑作
・人間の年齢は宇宙生命で換算すると百三十七億歳
・「みんなちがって、みんないい」――自分と人を比較しない
・二十一世紀には日本人の時代が来る
・世界に称賛される日本のフォー・アザーズの伝統
・他人のために働くことが自分にとっての大きな幸せになる

村上先生と一問一答――質疑応答

・他人を気にしすぎると自己肯定力が落ちてしまう
・遺伝子と環境因子の相互作用で人格や行動が決まる
・遺伝子操作は慎重に慎重を重ねて行わなければいけない
・科学の発見とは絶対的真理ではなく、真理に近づくプロセス
・ほがらかな気持ちが病気の発症を抑える

講演を聞いて――感想文

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