内容紹介
事業の盛衰のみならず、全ての分野の活動は人材の有無によって決まってくる。
そして、人材の輩出は、根本的には人間がいかに生きた教養を身につけるかによって大きく左右される。
これは、古今東西変わらぬ人世の鉄則である。
特に激動の現代に生きる我々にとって、日頃からの人物修養こそ、ビジネスの世界のみならず、さまざまな分野に活動する現代人に不可欠な条件となってきていることはいうまでもない。
本書は、儒教、仏教、老荘思想、神道に息づく東洋思想の英知を現代に見事に活写。
現代の混迷と不安をいかに乗り切るかを明快に示している。
儒教の六験と八観の話、仏教の五濁煩悩の話など、難解な東洋思想の哲理を、著者の豊かな学殖と体験を通じ、平易に、しかも実生活に即して説いた本書は、安岡人間学の決定版といえるだろう。
<目次>
第一講 序説
第二講 学と道
第三講 人間の根本義
第四講 仏教について [一]
第五講 仏教について [二]
第六講 仏教について [三]
第七講 儒教について [一]
第八講 儒教について [二]
第九講 儒教について [三]
第十講 道家 (黄・老・荘・列) について
付 安岡正篤師が残した言葉 [対談] 新井正明×豊田良平