内容紹介
大好評につき、増刷しました!!!
「70代のはじめに、この書物で心を洗われた幸せを思う。
奥深い心理が、実に平明に、ていねいに語られていて、おのずと心にしみてくる。
よほど愛と謙虚さと使命感と責任感がなければ出来ないことだ」
伝記文学の第一人者・故小島直記先生が、本書に寄稿された「推薦の言葉」の抜粋である。
本書は、在野の哲人・森信三先生が昭和12年から14年までの2年間、大阪天王寺師範学校本科で行われた講義を編集し刊行したものである。
その根底に一貫して流れるものは、「推薦の言葉」にあるように、奥深い真理であり、現代人が失いがちな生き方を教えてくれているように思う。
目次
第1部 修身教授録〈Ⅰ〉
1-学年始めの挨拶
2-人間と生まれて
3-生をこの国土にうけて
4-生を教育に求めて
5-教育者の道
6-人生の始終
7-志学
8-学問・修養の目標
9-読書
10-尚友、他
第2部 修身教授録〈Ⅱ〉
1-挨拶
2-立志
3-人生二度なし
4-生命の愛惜
5-一つの目標
6-意地と凝り性
7-大志を抱け
8-気品
9-情熱
10-三十年、他
推薦者からのコメント
小宮コンサルタンツ社長 小宮一慶氏
こういう生き方が人間としての理想なのだということを指し示してくれているのが、『修身教授録』の持つ最大価値ではないかと思います。
人とホスピタリティ研究所代表、ザ・リッツ・カールトン元日本支社長 高野登氏
人としていかにあるべきかがホスピタリティ。まさに森信三先生の修身の教えそのものです。
スポーツドクター 辻秀一氏
ライフスキルの王道である「今に生きる」をここまで追及して、われわれに影響を与えた人物も多くはないはずだ。森信三の言葉は、いまだにこうして私たちに語り継がれる程にインパクトがある。それは、今でもわれわれ日本人が、このような心エントリーな生き方と、それを支えるライフスキルという脳の力を大事にする遺伝子が歴然と残っているという証拠でもある。(『第二の脳のつくり方』より)