経営者を育てるアドラーの教え
本

経営者を育てるアドラーの教え

岩井俊憲

1,540円(税込)

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内容紹介

アドラー心理学の普及に尽力して35年。

勇気づけの伝道師として、18万人以上にアドラー心理学の研修や
カウンセリングを行ってきた岩井俊憲氏は、その学びを深めるにつれ、
経営者にこそアドラー心理学が必要だと痛感するようになったと言います。

人間を肯定的に見る、未来志向、勇気づけの考え方ーー。

時代が平成から令和へと移ったいま、経営者が「恐怖・不信・軽蔑」による
支配のマネジメントから「尊敬・信頼・共感・協力」に基づく
人間関係へと再構築していく上で、アドラーの教えが重要な指針になるというのです。

・アドラー心理学を用いた叱り方の2つのポイント
・経営者は耳学問の大家なれ
・期待にはハシゴをかけろ
・原因追及のWHYではなく協力のWHYを
・自己変革なくして組織変革なし……。

その言葉が強い説得力を持つのは、過去に仕事・家族・財産の
3つを同時に失うという絶望体験をし、自らも35年間に及ぶ
経営者体験を積んできているから。

「人間知の心理学」と呼ばれるアドラー心理学は、
空理空論とは無縁な、あくまで生身の人間を対象とした実践の学。

これからの時代に成長する企業となるために、いま何が求められているのか。
令和時代の新しい経営のあり方を探り、強烈に変革を促す一書です。

目次


序章 令和時代の経営者に求められる4つの条件

・自己変革をしない社長には社内変革はできない
・経営者にこそアドラー心理学が必要な3つの理由
・恐怖・不信・軽蔑→尊敬・信頼・共感・協力の人間関係へ
・経営者の意識と行動が変われば、会社は変わる

第一章 尊敬(リスペクト)

・アドラーで唱える尊敬の定義
・アドラー心理学を用いた叱り方の2つのポイント
・失敗をした人には必ず敗者復活のチャンスを与える
・やる気を引き出すために行う内発的動機づけ
・内発的動機づけの4つの条件
・「仕事の上の人間関係は尊敬に基礎を置かなければならない」
・経営者の嫉妬で最も多いのは、2代目の息子への嫉妬
・経営者といえどもメンターが必要
・配偶者は最も身近なメンターである

第二章 信頼(トラスト)

・信用と信頼はどこが違うのか
・経営者は耳学問の大家になれ
・どちらが勝つ?全力を出した4人組と手抜きした8人組の綱引き
・スタッフが牛耳り始めた会社はおかしくなる
・イノベーションの生まれる原点
・期待にはハシゴをかけろ
・目標の基準はグ・タ・イ・テ・キに
・目標と現実の乖離によってこそ、人間は努力し成長する
・信頼は人間を前に進ませる大きな力

第三章 共感(エンパシー)

・共感とは、相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じること
・共感と同情の違いを理解する
・相手を効果的に説得する5つのポイント
・イノベーションの1番の抵抗勢力になるのは、社長自身?
・5年後にあなたの名前をネットで検索したときにどうなっていたいか
・社長の姿勢が変革のモデルにならなくてはいけない

第四章 協力(コーポレーション)

・経営者はスタッフを結合し、化学変化を起こす仕掛け人
・何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすか
・困ったときは10のアイデアを出せ
・フィードバックを受ける力と、フィードバックを求める力
・ネガティブなフィードバクを歓迎する上司は必ず成長する
・「何を求めているか」でモチベーションを上げる方法は違ってくる
・原因追及のWHYではなく、協力のWHYを使う
・社員の一人ひとりが、どうユニークなのかを見極める
・感謝の見逃し三振はしてはいけない
・国も会社も人も、あらゆるものはミッションから始まる

まとめ

・生産性を高めるためには、人間性を復活させよう
・異質な個性のぶつかり合い(異床同夢)が会社力を高める