内容紹介
東井義雄は生涯を教育に捧げた〝伝説の教師〟である。
〝いのちの教育〟を信念とし、いのちの不思議と大切さを説いた。
「最高に不思議なもの/いのち/それが今ここにある」「命は一つよ」等、
「いのちのただごとでなさ」を伝える数多くの言葉を残している。
国民教育の師父といわれた森信三は、東井義雄を評して
「わが国現下の教育界の実情をかえりみる時、
まさに『国宝』の名に値しよう」
という言葉を寄せている。
「子どもは生きている。
教師はそのいのちにふれないで教育はできない」。
教育は、教師と子どもが向かい合い、触れ合ってこそ成り立つ。
東井義雄は、その基本を徹底的に追究した教師の鑑である。
制度・政策ばかりが議論されている教育界に一石を投じる書。