内容紹介
大正から昭和にかけて歴代首相や多くの財界人から人生の師と仰がれた碩学・安岡正篤師。
本書は、昨年行われた「安岡教学に学ぶ一日セミナー」での
著者の講演録を編纂したものである。
『致知』の編集発行人として、長年にわたり安岡師の著書の出版に携わってきた著者の言葉は、
安岡教学のエッセンスをとらえながらも、実に平易明快。
本書は、師の残された言葉を中心に、安岡教学の真髄に迫る。
それは一言でいえば、“一隅を照らす”人間になることだという。
何も自分の周りを照らすのではなく、その場になくてはならぬ人になるということである。
それは、日々仕事や人生に真剣に打ち込むことによってのみ成し得るものだと、著者は語る。
安岡教学の手引書ともいえる本書から師の真の活学を掴み取り、
人生を歩む上での糧としたい。
また、師の人間像をより深く知ることのできる巻末の年譜も興味深い。
目次
第1章 今ここに生きる
第2章 先哲に学ぶ
第3章 人間を磨く
第4章 一燈をともす
安岡正篤先生 年譜