7000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀
本

7000人の子の命を救った心臓外科医が教える仕事の流儀

高橋幸宏

1,650円(税込)

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内容紹介

心臓手術数において、20年近くにわたり日本一を記録する榊原記念病院。
その中でも7000例以上の執刀経験を持ち、
98.7%という成功率を誇るのが高橋幸宏医師です。
その驚異的な実績はどこから生み出されるのか。

本書は、手術の現場において著者が大事にしてきた
仕事の流儀を51にまとめたもの。
準備やルーティンの重要性、集中力をいかに持続させるか、
想定外の事態への対処法、良好なコミュニケーションづくりの核となるものなど、
ゴッドハンドと呼ばれる匠の仕事術が初めて明らかになります。

注目すべきはその教訓がビジネスの現場にもそのまま通用する点。
「質高く、うまく、早く」を徹底する、成長スピードだけで若手を判断しない、
決まり事をつくり過ぎない……
など、”チーム医療の最たるもの”とされる心臓手術の緊迫した現場から
紡ぎ出される知恵とノウハウは、チームの力を高め、各自が最高の
パフォーマンスを発揮していくための珠玉の指針となることでしょう。

管理職必読のバイブル。部下指導や組織運営のヒントに溢れています。

目次


第一章 手術成功率98.7%を可能にするもの

  1 仕事の要は何かをまず理解する
  2 事前の戦略にこだわり過ぎない
  3 自分が楽になる「間(ま)」をつくる
  4 手術全体の流れを通して見る
  5 直前情報は自分で現場に聞く
  6 ブレない心をつくる
  7 「仕事は愉しく」という覚悟で臨む
  8 場数をこなす

第二章 自己育成述――若手時代をいかに過ごすか

  9 ひたすら勉強せよ
 10 偶然でもいいから「そこ(現場)」にいる
 11 仕事の現場にできるだけ早く来る
 12 上司に引き立てられる人になる
 13 上司の考えを瞬時に理解し、自ら考える
 14 上司の仕事をひたすらコピーする
 15 「責任のない時期」を自覚して過ごす
 16 参加しない仕事にも当事者意識で臨む
 17 一つの事象を深く感じ、深く考える

第三章 人材育成述――上司は今どきの若手をいかに育てるか

 18 ステップアップに不可欠な資格取りがある
 19 無駄も含めて自らの経験を伝える
 20 「質高く、うまく、早く」を徹底する
 21 百点の出来でも、二百点を目指せと叱る
 22 仕事の大変さと愉しさを同時に伝える
 23 上司の一番得意な玄人技を見せる
 24 「若手育成にはタイムリミットがある」と心得る
 25 我慢すべき時と叱るべき時を見極める
 26 点と点を線でつなぐスキルを習得させる
 27 マニュアルの限界を教える
 28 決まり事を作りすぎない
 29 使命感こそ成長の源泉

第四章 最強のチームをつくる

 30 卓越した技量を見せ合うのが真のチームワーク
 31 仕事の満足感をメンバー各自に与える
 32 多様な能力と経験を生かし合う
 33 阿吽の呼吸で仕事をする
 34 成長スピードだけで若手を判断しない
 35 現場の知性を目覚めさせる
 36 失敗は責めない、引きずらせない
 37 流れを邪魔させないように舵取りをする
 38 上司が率先して愉しい雰囲気をつくる
 39 「チームワーク」の中身を吟味する
 40 ベテランは身をもって見せて語れ
 41 可能性にブレーキをかけない

第五章 これからの時代に求める人間学

 42 患者さんのために高い意識を持ち続ける
 43 そこにいるだけで能力が高まる環境をつくる
 44 患者さんと気持ちを通じ合わせる
 45 もの言わぬ側の気持ちを察する
 46 時には神様の意思にも逆らう
 47 自分のなすべきことに対して行動を起こす
 48 人事を尽くして天命を待つ
 49 今、何ができるのかを常に考え続ける
 50 人間くさく悩む
 51 目的は命を助けること、ただ一つだけ

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