内容紹介
累計約1,000万部の大ベストセラー「大水滸伝」を生み出した作家と、
18歳で全盲ろうになった東大教授。
互いに道なき道を切りひらき、深く尊敬し合う二人が、
自らのルーツや人生観について語り合った魂の対話録が1冊の本になった。
これまで北方作品を点字で200冊近く読破し、文字どおり生きる力を得てきたという福島氏。
2人の心は深く通じ合い、若き日の挫折体験、大切な友との別れ、
酒の飲み方に女性観、人生の処し方まで幅広く語り合われる。
特にハードボイルドな作風で知られる北方氏が、福島氏の熱にほだされ、
普段あまり語ることのない幼少期や青年時代の逸話を熱く語るくだりはファンならずとも一読の価値あり。
人間や運命と深く対峙してきた2人の交わす言葉はずしりと重く、深く心に染みる。
運命を切りひらくための心得を、2人の達人から学びたい。
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