内容紹介
『ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義』
「老子という人はまるで龍の様な人であった」。孔子は老子に会った時の感懐をこう弟子に語ったといいます。いままでの常識では、とても捉えられない人だったというのです。その老子が、宇宙の根源である「道」に、よりよく生きる秘訣を問い続けてきた精髄をまとめたのが『老子「道徳経」』です。
この難解な書物を、2000社以上の経営幹部が心酔する東洋思想研究家が鮮やかに説いてみせます。
「善く人を用ふる者は下ることを為す」(人使いの名人は、誰に対してもへりくだって対面する)など、その解説は簡にして要を得たもの。時に壮大に、時に卑近な例も引きながら自由自在に『老子』を説く様は、約五十年にわたり『老子』を学んできた著者ならではの妙技と言えるでしょう。
全訳された81の章句に、難局を突破する知恵が溢れています。
ビジネスリーダー必読の一書。