内容紹介
遺伝子研究50年の著者がおくる書き下ろし最新刊である。
著者はこれまで心の持ち方によって、
遺伝子のスイッチがオン・オフになることを研究の一つのテーマとしてきた。
本書では、そうした生命科学の現場の経験を積み重ねるうちに、
人間には心と身体だけでなく、魂と呼ばれるものがあるのではないか
と考えるに至った経緯が語られる。
さらに魂は人間の中核に存在していて
サムシング・グレート(人間を超えた大いなるもの)とも繋がっているのではないか
という仮説を打ち立てる。
人間にとって大切な魂と遺伝子を結ぶものは命であるという。
ゆえに、魂と遺伝子を自覚的に捉えた生き方をすれば、
結果、幸せを手にすることになると解説される。
科学ではこれまで未知の領域だった魂の問題に踏み込む意欲作。
著者にとっては、新しい試みの始まりとなる記念碑的1冊である。
目次
第1章 河合隼雄博士から学んだこと
第2章 命とは何ですか
第3章 イネ全DNAの解読プロジェクト
第4章 命はDNAに支配されていない
第5章 現代科学から見る魂
第6章 遺伝子と魂の関係
第7章 命は宇宙意思から生まれた