
【CD】渋沢栄一に学ぶ 器量の磨き方
渡部昇一 収録時間/86分48秒
5,500円(税込)
日本資本主義の父・渋沢栄一は25歳で幕府に仕え、後に新政府の重鎮・大隈重信に説かれて大蔵省に入省、さらには実業家として立つなど様々な立場で日本のために尽力をつくしてきました。
もっとも、幕府に仕える前までは「幕府を倒そう」を考えており、資金や同志集めをするなど蜂起に移そうとしていたと講師の渡部昇一先生は語ります。なぜ倒幕派だった渋沢が一転して幕府に仕えようとしたんか。大蔵省入省、実業家への転身も含めて、どのような心境で転換期を迎えたのかを、当時の状況を踏まえて渡部先生が深く掘り下げます。
また、渋沢は幕府に仕えて以降次々と重要なポストを任されていますが、渡部先生は渋沢が出世できた大きなポイントは時代を見る目があったことだと語ります。渋沢の生まれ育った環境や海外視察など、時代を見る目を養ったであろう出来事を丹念に辿りつつ、渋沢栄一の人物像を渡部先生独自の視点で浮かび上がらせます。
幼少期から晩年に至るまで渋沢栄一の一代記を語り尽くした本講演録から、時代のダイナミズムとともに、渋沢が時代に遺した大きな痕跡を味わうことができます。