内容紹介
これまで1000人以上の死を見届けてきた終末期医療の専門家が、
今回は特に10代にも分かりやすいようにと平易に人間の死を説く。
著者も幼少の頃は身体が弱く生死の境を経験したこと。
また、いじめを苦に自殺する10代を憂い、自身のいじめられた経験も告白。
実体験をもとに様々な視点で死が語られる。
現役の医師だけに、病院内での事例も豊富だ。
中でも、「トラウマになるから」という理由で
親の死に目に子供をあわせない昨今の大人に対しては警鐘が鳴らされる。
本作を読んだ親子からはこのような感想があった。
「苦しみを許容して応援してくれる本だと思います」(高校3年・娘)
「母親から子供へそっと贈りたい本です」(母)
死について考えるからこそ生が輝きを増す。
よりよく生きるために手に取りたい本である。
目次
第一章 自分が死ぬと思ったことはありますか
第二章 こんな時はまだ死ぬ時ではない
第三章 どうやって死を学ぶべきなのか
第四章 死ぬことから生きることを考える