内容紹介
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まるで千年分の相撲部屋の苦労を引き受けたとベテラン相撲ジャーナリストに言わしめた、
引退した元大関の貴景勝や関脇経験者の隆の勝を有する第十七代常盤山部屋。
旧貴乃花部屋からの移籍を受け入れてからは、
貴景勝の優勝や大関昇進の陰でこれでもかこれでもかと
ノンストップの困難の数々に見舞われてゆきます。
著者は弟子の不祥事の度に責任を取らされる夫で
「角界いい人ナンバーワン」とも言われる
十七代常盤山親方を必死に支える部屋のおかみ。
「常盤山部屋」とは一体何だったのか?
親方が2026年春に師匠として停年を迎えるその前のラストイヤーに
おかみとして著者がどうしても人々に伝えたかった想い……。
「全体の幸せを考えた時にひとは本当の幸せに辿り着くことができる」と言い切る著者は、
どんなにどん底の困難の中でも暗くならない、笑顔を手放さない。
その強さを支える信念の正体とは?
そして現代人が一番忘れてしまったもの、
果たして「人情」とは一体何なのか?
いま、空前の「相撲ブーム」の中、
現役おかみとして著者が貫く決して「諦めない流儀」と、
そして今まで誰も語ってこなかった「人情」の哲学が、
泣き笑いの中で読む者の胸を必ず何度も何度も熱く揺さぶる渾身の一冊。