鎌倉時代半ば、初の国難といわれた元寇に対して果敢に立ち向かった執権・北条時宗ですが、その功績とは裏腹に、「気の弱さや意気地なさを変えたい」と悩む人間だったと講師の横田南嶺老師は話しています。
そんな時宗に対して、師である無学祖元禅師はある問答を通して勇気を与えたと言います。横田老師も私淑する無学祖元禅師は悩む時宗に向けてどのような話をしたのか。
二人の真剣勝負の情景が、当時の問答を通してありありと浮かんできます。
また、横田老師は「一寸先は闇ではなく光である」ということをご自身の過去の体験談を中心に様々なエピソードを思いを込めて語られています。
私たちが壁に直面した時、光で心を明るく照らすためのヒントが盛り込まれた横田老師の新春特別講演会での講演録です。
【収録内容】
・鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ
・元寇から祖国を守った我が祖先たち
・「莫煩悩」の教え
・無学祖元禅師の5つの教え
・己の心の弱さを克服するには
・どん底で微笑む どん底の底を掘る
・念仏ばあさんの教え
・一寸先は闇ではなく光である
一人ひとりが自らを照らし、周りを照らすことが
この混沌の世の中を明るくする―
※このCDは平成29年1月14日に開催された
致知出版社の新春特別講演会「人間力を高める」における
横田 南嶺氏の講演を収録したものです。
※DVD『照らされて光る』と同じ内容です。