心を軽やかにする小林一茶名句百選
本

心を軽やかにする小林一茶名句百選

齋藤孝

1,760円(税込)

数量:

ユーモアの名句は、悲しみの極みから生まれた ――。
数々の名句に隠された驚くべき真実

内容紹介


「雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る」

「やれ打な 蠅が手をすり 足をする」

など、総勢2万句にも上るユーモラスな句を残した
俳諧の巨匠・小林一茶。

しかし、その苛烈を極めた生涯は、
一般にはあまり知られていません。  

3歳で母と死別、継母のいじめ、苛烈な遺産相続争い、
4人の子の相次ぐ死、妻の死、離婚、母屋の焼失、
土蔵暮らしで迎えた最期……。

本書では、子供の頃から一茶の俳句を愛してきた齋藤孝先生が、
親しみやすい100句を厳選し、一茶の人生の歩みに沿って
名句を紹介しています。

五七五という短い音数の中に自らの心境を凝縮し、
思わず口ずさんでしまうほどの軽やかさで
表現した一茶。

苦難の連続の中にも小さな幸せを見つけ、
したたかに生きようとした一茶の姿=俳句は、
現代の生活のさまざまな場面で自分を支え、
励ましてくれることでしょう。

「痩蛙 まけるな一茶 是に有」

これまで親しみをもって触れていた俳句が、
深い悲しみの中から生み出されたものであることを知る時、
人生の悲愁を超えて力いっぱい生きようとした
生身の人間の姿が、胸に迫ってくるに違いありません。

「小林一茶名句百選」 ここがポイント!



1、小林一茶俳句入門の決定版

  一茶の句をこよなく愛してきた齋藤孝先生が、
  初心者にも親しみやすい100句を厳選。
  大人の教養として身につけておきたい名句が並びます。

2、一茶の壮絶な人生を辿りながら、句を深く味わえる

  幼少期で母と死別、継母からのいじめ、
  遺産相続問題、4人の子の相次ぐ死……など、
  名句誕生の裏に隠された波瀾万丈のストーリーを
  辿りながら、紡がれた句を深く味わえます。

3、読めば心が軽やかになる

  さまざまな試練や逆境と対峙しながら、
  その壮絶な人生体験を、軽やかな句に
  昇華させてみせた一茶の姿と珠玉の句が、
  いつもあなたを支え、励ましてくれることでしょう。

4、関連句も含め、300以上の名句を収録

  厳選した100の名句に関連する作品も、
  それぞれ1~2句ずつ掲載。
  「蛙」「蝸牛」「蝶」など、生き物の名句を紹介したページも。

5、齋藤孝先生によるイラストが20点以上

  句の情景が浮かびやすくなるよう、
  齋藤先生自らがペンを取り、丁寧に描いたイラストを
  20点以上収録。一茶に対する愛情と熱が伝わってきます。

この商品を買った人は、こんな商品も買っています