内容紹介
「山高きが故に貴からず 樹有るを以て貴しとす」
「玉磨かざれば光無し 人学ばざれば智無し」
こうしたフレーズで知られる『実語教』は平安時代に著された書物で、
現代でいう〝道徳用の教科書〟として江戸時代には
寺子屋を中心に教育現場で広く活用されていました。
『実語教』に書かれている内容
・学ぶことの大切さ
・両親や先生、目上の人への礼儀
・きょうだい、友だち、後輩たちとの付き合い方
人間が生きていく上で欠かせない大切な知恵が詰まった『実語教』。
著者は『実語教』は「日本人千年の教科書」であると語ります。
本書ではお子さんにも読みやすい大きな字体構成で、
すべての漢字にルビを付記し、
シンプルかつ分かりやすい解説を添えました。
ぜひ、お子さんやお孫さんと一緒に声に出して読んでください。
リズミカルに何度も声に出して読むことで、
小さな子どもでも好きな言葉が見つかり、
暗誦できるようにもなるでしょう。
そして、そうした言葉が心に刻まれていると、
子どもが大きくなった時、役立つ時が必ず訪れます。
[新装版]として新たに刊行となった現代版『実語教』を手に、
日本人ならではの学びを味わっていただければ幸いです。
お祝いやプレゼントにも最適な一冊。
※本書は2013年に刊行した『親子で読もう「実語教」』の新装版です。