内容紹介
人間学の要諦が見事に書き記された『修身教授録』は、
刊行以来、多くの人に読み継がれてきた。
本書はその著者、森信三師の生前の著作である。
本文中「人間の一生」という章において師は語る。
「どうせやるなら覚悟を決めて10年やる。
すると20からでも30までにはひと仕事できるものである。
それから10年本気でやる。
すると40までに頭をあげるものだが、
それでいい気にならずにまた10年頑張る。
すると、50までには群を抜く……」
真の生き方を語る言葉に触れ、“人生二度なし”の覚悟が生まれる。
目次
1 人は何のために生きるか
2 質素と天分の問題
3 「社会のために尽くす」ということ
4 人生と職業
5 批判と建設的態度
6 結果こそ現実である
7 知識・知恵・英知
8 知恵のさまざま
9 考えること・行うこと
10 青春を楽しむということ
11 読書について
12 趣味の問題
13 交友について
14 先輩および指導者
15 結婚の問題
16 二種の貧富観
17 健康および健康法
18 学歴は四十歳まで
19 劣等感を越える道
20 時間と人生
21 一生をつらぬくものを
附篇 「人生二度なし」(講演録)