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金山秋男(現代語訳)
1,540円(税込)
184ページ 縦サイズ20cm
978-4884749835
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いつか読んでみたかった名著シリーズ完結篇
「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや(自分は善人だと思い込んでいる人ですら、往生できるのだから、まして、自分は罪深き悪人だと自覚している人はいうに及ばない)」このフレーズで知られている本書だが、実際に最後まで読み通したという方は少ないのではないだろうか。「日本の名著シリーズ」の最後を飾るのは、日本で最も読み継がれてきた宗教書の一つ『歎異抄』。本書は日本仏教の中で最大の信徒を擁する浄土真宗の開祖・親鸞聖人の教えが記された書物だ。聖人の死後、その教えが歪められていくことに心を痛めた弟子の唯円が記したものといわれている。『歎異抄』はすでに数多くの注釈書や解説書が出回っているが、難解なものが多い。そんな中、本書は分かりやすい「現代語訳」と忠実な「原文」に加え、丁寧な「解説」が書き添えられている。『歎異抄』の入門書として味読いただきたい1冊だ。<目次>前序 迷いの源泉第一章 安心の生き方第二章 迷いをこそ生きる第三章 宗教と道徳のパラドックス第四章 仏の慈悲と人の同情第五章 恩愛の彼方に第六章 師弟の本当のあり方第七章 仏と生きる一筋の道第八章 そんなに頑張らなくていい第九章 煩悩とともに生きる第十章 いまひとたびの人生中序 唯円の歎き第十一章 エリート主義の陥穽第十二章 学問と信仰の間第十三章 本願に甘えて第十四章 念仏は滅罪の手段?第十五章 仏となる道第十六章 真実の生き方への転換第十七章 善悪の彼岸第十八章 御利益信仰を超えて後序 私一人のための本願付録 流罪記録解説 『歎異抄』と現代