内容紹介
ベストセラー『吉田松陰一日一言』の編者で、松陰研究40余年となる川口氏が「日本人に再び元気を取り戻して欲しい」
と念じ筆を取った渾身の書。
「学は、人たる所以を学ぶなり(学問は、人が人である、そのいわれを学ぶものである)」から
「能はざるに非ざるなり、為さざるなり(できないのではない、やらないのである)」まで、
自己修養に資する70の寸言を抽出しました。
「人徳と行動」「私心を去る」「敵は自分である」「戦士の仕官法」など拳々服膺したい
訓戒が並びますが、特筆すべきは著者の魂がこもった解説文。
自らへの反省と叱咤激励の意を込めて綴られたという文章は、読み手の心を激しく揺さぶる気迫に満ちています。
日本人としての矜持ある生き方とは何か。
「己れを正すの学、勤めずんばあるべからず(自分を正しくする学問に励まないようではいけない)」の一語が胸に迫ります。