内容紹介
生涯に500以上もの会社に関わり、資本主義の父といわれる渋沢栄一。
その渋沢による不朽の名著が、とことん読みやすい現代語訳になって登場です。
豊富な実体験に基づき考察された、人間性の見極め方や勇猛心を養う方法、
どうすれば人格を磨けるのか、一生かけて歩む道をどう決めるか、
などの記述には強い説得力があります。
また随所から渋沢の凄まじいまでのバイタリティが伝わり、
自らを発憤させる啓発書としても読むことができるでしょう。
原書が刊行されたのはちょうど百年前。
『論語』と算盤というかけ離れたものを一致させることこそ、
今日の緊急の課題と渋沢は述べていますが、
企業の倫理観が問われる現代にこそ読まれるべき一書だと言えるかもしれません。
なお本書は、シリーズ初となる上下巻での刊行。
「自己修養篇」、「人生活学篇」と上下巻セットで読まれることをお勧めします。