内容紹介
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安岡正篤師の没後40周年を記念し、
復刊された『活学 第一編』。
“安岡教学の骨格的名著”とも
呼ばれる本書の内容は、
半世紀以上の時を経たいまなお、
鮮烈な響きをもって迫ってくるものがあり、
おかげさまで発売以降、大きな反響を呼んでいます。
本書は、その待望の第二編。
戦後混迷の世情を憂え、古今先哲に参じ、
自己啓発の場として行ってきた講座から、
「学問は人間を変える」
「教学の精神」
「百年の運命と立命」
「小学の読み直し」
など珠玉の19編を収録。
王陽明、熊沢蕃山、吉田松陰、橋本左内、
ヘッベル、ヴォルテール、ショーペンハウエル……等、
東西の先哲たちの遺した教えや言葉を引きながら、
一人ひとりの生き方と日本の進むべき道が
本巻でも力強く説かれています。
その教えは、羅針盤と方向舵を失い、
漂流するかのような現代を構築する
原点であるとも言えるかもしれません。
安岡師は、本書で次のように述べます。
「学問は人間を変える。
人間を変えるような学問でなければ学問ではない。
その人間とは他人のことではなくて自分のことである。
他人を変えようと思ったならば、
先づ自分を変えることである――」
この教えを体認することこそが、
師の没後40周年の真の意義と
言えるのではないでしょうか。
全584頁に及ぶ大著。
『活学 第一編』とともに、ぜひ座右に備え、
精神錬成の資として活用いただけることを
切に願います。
収録内容
[1] 学問は人間を変える
[2] 教学の精神
[3] 道理について
[4] 東西一如
[5] 支那革命と大同小康思想
[6] 百年の運命と立命
[7] 明治維新と青年の学問
[8] 所謂人造り・国造りについて
[9] 干支の深意
[10] 養生閑話
[11] 木鶏と木猫と庖丁
[12] 生駒の大儒 岡村閑翁
[13] 義公鑽仰碑
[14] 蕃山先生の余薫
[15] 王陽明の人と学
[16] 陰隲の勧め
[17] 熊沢蕃山語録より
[18] 小学の読み直し
[19] 論語読みの論語知らず