内容紹介
幕末の英傑・橋本左内が満14歳の時、
自らに対する誓いを記した『啓発録』。
【1】 稚心を去れ
【2】 気を振い立たせよ
【3】 志を立てよ
【4】 学問に励め
【5】 友を選べ
の5項目から成り、一人前の大人になるために、
どのような心掛けで日々を過ごすか、
という覚悟や決意が綴られています。
本書は、武士道などの講義も通じて
人間教育を行う空手道場
「瀬戸塾」の師範である著者が、
現代に生きる14歳に向け、
その内容を意訳した一冊です。
同塾では2009年から、
14歳を対象に自分の人生に対して自覚を促し、
志を確立させるための「立志式」を行っています。
「立志式」までの3か月間、
毎週『啓発録』に学ぶ立志者が、
どのように変化・成長していくのか。
「14年間僕を大事に育てて下った両親に親孝行し、
身体を張って育ててきたかいがあったと
思ってもらえるような人間になるために
努力していきたいと思います」
(中学2年・男子)
「橋本左内さんが立てられた5つの誓いは、
今の僕に足りないものばかりでした」
(中学2年・男子)
本書を手に取る14歳の少年少女が、
橋本左内のように志を立て、
力強くこれからの人生を歩んでもらいたいと
切に願います。