森信三小伝
本

森信三小伝

寺田一清(編著)

1,430円(税込)

216ページ 縦サイズ20cm

978-4884749224

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森信三師97年の足跡をつぶさに辿る

内容紹介

「人生二度なし」「真理は現実の唯中にあり」など、人生の真理を説かれた森信三師。
本書には“国民教育の師父”と称えられる師の97年にわたる生涯が記されている。

そこには養子、貧困による進学断念、倒産、家族の死など、壮絶な一生がある。
満州の大学に赴任した際には、終戦の動乱に巻き込まれて行き場を失い、
零下27度の中、死をも覚悟したという。

こうした艱難辛苦が続く日々にあっても、
師は、自分の身にふりかかることをすべて「天意」として受け入れ、
信念をもって、深い人生を歩まれた。

本書は、長年身近で森師に師事してきた著者が、
師の自伝をもとに逝去までを加筆。
その全生涯が網羅されている。
巻末には年譜も付記。

また、師の言葉も多数紹介され、その人生とともに味わうと、
より真実味をもって迫ってくる。
いま、厳しい現実を乗り越えた師の生き方に学ぶ意義は大きい。

目次


1 心に刻んだ自銘の句
2 複雑な生い立ち
3 小学校時代の思い出
4 愛知第一師範に入学/第一修学期
5 広島高師へ進む/第二修学期
6 京都大学哲学科に入学/第三修学期
7 学問・人生観に開眼した大阪時代
8 辛酸忍苦から味わった建国大学時代
9 命からがら祖国へ
10 浪々七年
11 神戸大学教授に就任
12 旅から旅へ教育行脚
13 全集二十五巻の刊行を発表
14 『幻の講話』の執筆に取りかかる
15 「実践人の家」の誕生
16 「全一学」の提唱
17 八十五歳の大患
18 「新全集」の刊行
19 いのちは永遠に
年譜