内容紹介
日本人が本を読まなくなったといわれて久しい。川島隆太氏は脳科学者の立場から読書離れとスマホ中毒の悪影響に警鐘を鳴らし、素読の必要性を訴えてきた。齋藤孝氏もまた数多くの素読の実践をベースに、その意義を伝え続けている。素読は私たちの脳にどのように作用し、どのような効果を生むのだろうか。お二人の対談から見えてきたのは素読で人を育てた先人の優れた知恵と、反対にスマホやSNSの驚くべき弊害だった――。
「スマホやSNSを使えば使うほど学力は下がります。それは睡眠時間や勉強時間とは関係ありません」川島隆太
「文章を素読するのは素朴なようでも、学習力をキープしていく上では、とてもいい方法なのです」齋藤孝
■目次■
・二大ベストセラー誕生秘話
・素読と脳のメカニズム
・素読でコミュニケーション能力が高まる
・素読を早くやれば頭の回転が速くなる
・スマホ利用と学力低下の恐ろしい関係
・素読は認知症改善の劇薬
・詰め込み教育は是か非か
・日本語のリズムと言葉の美しさ
・学校における努力、家庭における努力
・素読は日本人の精神文化を育ててきた