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神渡良平
1,760円(税込)
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伝説の教師・徳永康起先生に学ぶ「人を育てる極意」
国民教育の師父・森信三師をして 「超凡破格の教育者」と称された徳永康起先生。 三十代の若さで小学校の校長に就任するも 「教員の仕事は、教壇に立って教えることだ」 という信念から自ら一教師に戻り、 子供たちの教育にその身を捧げ尽くしました。 本書は、“伝説の教師"とも呼ばれる 氏の生き方や教育の原点に迫るのみならず、 数々の実話を通して「人を育てる極意」が 示されています。 特に印象的なのは、“炭焼きの子"と 同級生から馬鹿にされた柴藤清次さんの話。 家が貧しく、ろくに学校に通えなかった という彼に、徳永先生は 「おい、清次君。今夜、宿直室に来い。 親代わりに、俺が抱いて寝よう」 と声をかけます。 このことを転機に柴藤さんは自らを変え、 自動車学校の優秀な教官となりました。 他にも、授業で使用する切り出しナイフを 同級生から盗んだ生徒の話では、 先生自ら新しいナイフを買い、 盗まれた子の机にこっそり戻しておく。 盗んだ生徒は自分を責めない先生を、 目に涙をためてじっと見つめていた、 という話も明かされています。 いかにその人の人間的価値を引き出し、 心に灯を灯し続けていくのか――。 人の上に立つすべての方に役立つ学びが 凝縮された一冊です。
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