この講話録は、株式会社ローヤル(現・イエローハット)創業者の鍵山秀三郎先生が「凡事徹底」という言葉を信念として貫いた経営人生について語ったものです。
創業当初、カー用品業界では転職を繰り返した心の荒みきった社員が多く、それを見かねた鍵山先生は、環境を整えることで少しでも穏やかに働いてもらいたいと思い、一人でトイレ掃除を始めました。
しかし、はじめは社員ですら全く関心を示さず、20年間黙々と実践し続けようやく会社に浸透し、30年をこえる頃には会社内だけにとどまらず、日本中に掃除の輪が広がりました。
ここでは鍵山先生の掃除の仕方や考え方が周りにどのような影響を与え、変化をもたらしたのか、具体的な事例をもとに学べます。
また困難な状況に陥った際に自身を救った言葉を紹介しており、心に残る名言に出会うことができます。