女子の品格
石川真理子
1,650円(税込)
米沢藩士の娘として厳格なしつけを受け、明治大正昭和の時代を
たくましく生きた祖母の生き方、言葉から、現代人に求められる
人としての心得や、女性としてのあり方を説いた『女子の武士道』『女子の教養』。
刊行以来、版を重ねる“武家の教えシリーズ"の
最新刊である本書は、「武士の娘の美学」を紐解いた一冊です。
本書の前半は、日常生活における心のありようをはじめ、
挨拶の仕方から身だしなみの基本、旅先の作法、ひとり時間の過ごし方、
メール、手紙、電話の使い分け、よきご縁の育み方など、
すぐに実践できる行動指針を紹介。
後半では、不安と混迷を極める時代にあっても、
確固たる自己をもって生きるための心の整え方、
日本人としての誇りを培う歴史観にいたるまで、
品格のある日本人として、時代の荒波を
軽やかに乗り切る秘訣が示されています。
人間の品格を左右するものとは何か、
人生の最重要課題とは――。
「品格を磨き徳を高めていくことは、よきご縁を引き寄せ、
運を開いていくことにもなります」。
そう著者が説くように、個々の生活様式はもちろん、
社会全体が大きな変容を迫られている今こそ、自らのあり方を正し、
日本人としての本質に立ち返ることは、
私たちに暗夜を照らす一灯を授けてくれることでしょう。
いつ何が起きても動じない自分をつくるための武士の娘の美学。
凜とした女性になるための教科書です。
目次
第一章 品格の基礎となるもの――日々の暮らしに美意識を
第二章 品格をかたちづくる――言葉としぐさを美しく
第三章 品格に豊かさを――感性を磨き上げる
第四章 品格に拡がりを――よきご縁を結び育てる
第五章 品格に深みを――人生を慈しむ
第六章 品格に高みを――民族の誇りを受け継ぐ