内容紹介
本書のそもそもの成り立ちは、昭和26年、安岡師を慕う若き同志が集い、
師に講義を求めたことに始まる。
師は目下の様相にいたずらに焦燥することなく、
自己の安心立命を求める真の学問に徹するのが先決とされ、
自らの命名による「先哲講座」が大阪で開講された。
その内容が「当時物心両面の世話人として盟約を固めた
道心堅固な青年(24歳~34歳)10名」によって
まとめられたものが元となっており、
本書はその中から現代に生きる我々にも
ダイレクトに響いてくる10講を精選したものである。
「学問は人間を変える」「東西の学問は一致する」
「明治維新と青年の学問」「人間哲学要語集」「相と運と学」
「古今の大臣」「人造りと国造り」といった内容には、
安岡師の「本当の自分を作るために学ぶのだ」という思いが溢れている。
安岡正篤人間学の中枢となる10講を深く味わいたい。
目次
学問は人間を変える
道理について
東西の学問は一致する
明治維新と青年の学問
人間哲学要語集
相と運と学
虎の巻秘語
啾啾吟
古今の大臣
人造りと国造り