内容紹介
人生においてまぬがれえない4つの苦悩、「生老病死」の一つである「老」が、新たな課題を我々に投げかけている。
高齢化社会を突き抜け超高齢化社会を迎えた日本は、一人ひとりが「老い」について真剣に考える時期にきたといえるだろう。
本書は、老いてなおその生を輝かせて生きる人物伝から、老いに関する科学的な考察、さらには現代の老人たちが直面する様々な課題に至るまで、洋の東西を問わず「老い」を多角的に考えるための100冊分のエッセンスを一挙に公開。
各著作の特徴を捉えた一文の抜粋と、それに続く著者の巧みな概評が光る。
誰もが避けて通ることのできない「老い」を、いかに考え、そしてどのように迎え入れればよいのか。
本書は、前著『死を考える100冊の本』とともに、人生の後半を実りあるものにするための、ヒントを提供してくれている。
<目次>
1 老いてますます意気軒昂
2 老いとは何か
3 老いもまた楽しからずや
4 老いの知恵袋
5 老いの現実
6 よりよく年をとる
7 老いを科学する
8 老いの不安
9 老いの履歴
10 老人だって恋をする