内容紹介
昨年テレビ・新聞等でも話題になった『女子の武士道』の姉妹本。
武士の娘だった祖母から教わった人生訓を主とした前著に対し、
気品ある女性になるための心得を綴った本書はその実践編とも言える。
表情・姿勢・挙措、素行、品位のたしなみから、お茶の出し方、
返事の仕方に至るまで示唆は多岐にわたるが、
「泣いてすませるのは卑怯者の振る舞い」
「人生をどう受け止めてるのか、歩き方を見ればわかるんだよ」など、
鋭く含蓄ある祖母の言葉には、思わず襟を正される思いがする。
明治期の外国人による記録も随所で紹介され、
世界が憧れた当時の日本女性の姿は、現代人の範ともなろう。
なお、教養を「たしなみ」と読ませているのは
森信三師の教えによるもの。
たしなみとは人柄や人格に融け込んで生きているもので、
日常で実践してこそ意味があると強調する。
お子様やお孫様の躾にもぜひ役立てていただきたい。
目次
序章
第一章 表情・姿勢・挙措のたしなみ
第二章 礼のたしなみ
第三章 素行のたしなみ
第四章 品位のたしなみ
第五章 克己のたしなみ
おわりに