内容紹介
代表的著書『修身教授録』をはじめ、
教育者のみならず、
経営者やビジネスマンまで、
今なお多くの人を魅了してやまない
森信三先生の金言集が新たに編まれました。
本書では、
「いかに生きるか」「仕事の根本」
「家庭教育の心得」「読書の神髄」
「自分を確立する」といった
人生の折節の指針となる百の金言を精選。
熱く魂を揺さぶる言葉が次々と胸に迫ってきます。
「九十九人が川の向う岸で騒いでいても、
自分一人は志した道を歩くだけの
覚悟がなくてはならぬ」
「人生の晩年に近づいたならば、
青壮年の時代以上に、
はるかに心を引きしめて、
人生の晩年の修養に努めねばならぬだろう」
「人間の修養は一つずつである。
その時その時、自分の為すべきことを
正確に行うことである」
「この人生というものは、
二度と繰り返すことのできないものである。
だからわれわれは、自分がもって生まれた能力を、
ぎりぎりのところまで発揮した上で
棺桶に入るというくらいの意気込みが
なくてはいけないと思うのです」
「人間は片手間仕事をしてはならぬ。
やるからには全生命を傾けてやらねばならぬ」
平易な表現で人生の真理を説いた名言が
満載の本書。
人生や仕事に真剣に打ち込まんとする人の
心の糧となり、必ずや羅針盤となって
人生を導いてくれるでしょう。
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目 次(抜粋)
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◆第一章 いかに生きるか
人生の根本問題/一生の縮図/能力を出し切る/十年一筋/真の才能/志を立てる……
◆第二章 仕事の根本
職業の三大意義/個性の発揮/態度はどうか/仕事の手順/即時処理/拙速第一
◆第三章 家庭教育の心得
夫婦のあり方/忍 耐/夫婦の心得――1/夫婦の心得――2/躾け/しつけの三原則……
◆第四章 読書の神髄
いのちの宝庫/人生と読書/読 書――1/読 書――2/引金を引く/義 務……
◆第五章 自分を確立する
律する/正直の徳/や け/弱き善人/修 養/自修の人/黄金のカギ……
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監修者より
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人間が真剣に生きていれば、誰であれ、
逆境に直面し、道に迷うことがあります。
そうした折に、生き方の指針となる言葉を
持っているかいないかで、
その人の人生は大きく変わっていきます。
そんな窮地においてこそ、
森先生の言葉は大きな力になると思うのです。
本書に収めた100の言葉が
まさに金言として読者の皆さんの
人生を創る力となることを
監修者として願ってやみません。
――月刊『致知』編集長・藤尾秀昭