内容紹介
アサヒビールで主に営業畑を歩み、1999年に社長に就任する。
スーパードライで大躍進を遂げた同社の経営を盤石にした著者。
同社会長を経て、2008年からはNHK会長も務め、
組織の立て直しに手腕を発揮した。
本書は、「惚れられるより惚れろ」を信条に、
経営の重責を担ってきた著者が自身のビジネス人生で学んだ
〝人生訓〟をまとめた一冊。
2018年から2023年までの約6年間にわたって
月刊誌『致知』の「巻頭の言葉」に連載してきた文章を、
この度書籍化した。
【目次】
第1章 教育の力
十年樹木、百年樹人
いまの教育に思う──人づくりは四育の立て直しから
西郷どんの言葉に思う
読書と人生
第2章 置かれた場所で輝く人に
出藍の誉れ──人を育てる
アンサング・ヒーローに拍手を
ナンバーワンよりオンリーワン
小さな歯車──組織を動かす原動力
第3章 幸せのありか
こころとかたち
出会い──そこには共感と感動がある
しあわせは微笑みと共に
お金で買えないもの
第4章 日本人に生まれて
水の惑星に生きる
美しい日本の象徴 富士を眺めて想う
青の美しさ
日の丸と君が代
第5章 いまを大事に生きる
李下に冠を正さず
変える勇気と変えない勇気
逆境に耐える
破れない壁はない
時間は待ってくれない
~かけがえのない〝時間〟、いま生きているこの瞬間の素晴らしさ~
あとがきにかえて
父は〝形〟から、母は〝心〟から
ステラMOOK『ラジオ深夜便 母を語る』第4集(NHK財団<旧NHKサービスセンター>)
―――プロフィール―――
福地茂雄(ふくち・しげお)
昭和9年福岡県生まれ。32年長崎大学経済学部卒業後、アサヒビール入社。
京都支店長、営業部長、取締役大阪支店長、常務、専務、副社長を経て
平成11年社長に就任。14年会長。18年相談役。20 年第19代日本放送協会会長(23年まで)。
日本相撲協会横綱審議委員会委員、財団法人新国立劇場運営財団理事長、
東京芸術劇場館長などの要職も歴任。平成26年旭日重光章受章。令和6年1月逝去。