ポケット菜根譚
本

ポケット菜根譚

洪自誠・著/祐木亜子・訳

1,320円(税込)

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内容紹介

長く読み継がれてきた古典の名著に現代の人にも気軽に触れる機会を
持っていただきたい――。

『ポケット菜根譚(さいこんたん)』は、
そんな思いを込めて生まれた弊社ポケット古典シリーズの第2弾。

約400年前、明代の学者・洪自誠が記した名著が
持ち歩きに便利なサイズとなって、刊行されます。

動乱の明末、優秀な官吏として活躍する一方で
苦労や困難も経験した洪自誠が、誰もが遭遇する様々な悩みについての
乗り越え方や対処法を具体的に記した『菜根譚』。

家庭をどのように築けばよいか、
友人とうまく付き合うにはどういう心構えが必要か、
幸せになるにはどう生きたらよいかなど、
その教訓は、非常に具体的で、かつ実生活に即しており、
生きた人間学の叡智が結集されています。

本書では、その中でも、現代に生きる私たちに
特に大きな示唆を与えてくれる206条を厳選し、
分かりやすい訳文を加えました。

・人を看るには只だ後の半截(はんせつ)を看よ。
 ――人の値打ちは、後半生で決まる。

・天地には万古あるも、此の身は再び得ず。
 ――天地は永遠のものであるが、人生は一度きりである。

・我、人に功あらば念うべからず、而して過は則ち念わざるべからず。
 ――人に与えた恩は忘れてしまうのがよい。
   しかし、かけた迷惑を忘れてはならない。

『菜根譚』とは、宋代の儒学者・汪信民の
「人よく菜根を咬(か)み得ば、則ち百事なすべし」
という言葉に由来しています。

堅い野菜の根を噛みしめるように、
困難に耐え抜くことができれば、多くの事を成し遂げられる――。

処世訓の最高傑作ともいわれる本書から
人生の指針となる教えが得られることでしょう。


目次


第一章 生き方の指針
第二章 人間関係の極意
第三章 逆境に打ち克つ知恵
第四章 心の持ち方
第五章 人間性の高め方
第六章 人生を楽しむ秘訣


206条の処世訓をセレクト


・幸福を呼び込み、不幸を避ける法
・本物の知識を得る道
・模範的な家庭のあり方
・晩年の生き方
・本質を捉える
・人生の醍醐味
・才能は秘めるべし
・自分を成長させるもの
・分を越えず
・功績を語らず
・修養の妨げになるもの
・道を極めるには
・要職にある者の態度
・安全に世を渡る極意
・嘘つきや乱暴者への処し方
・失ってはならぬもの
・事業を発展させる道
・譲歩のすすめ
・友と交わるには
・人格を磨き高める道
・人を教え導くには
・人にしてはならぬこと
 ……ほか、全206条

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