内容紹介
大峯千日回峰行。往復48キロ、
高低差1300メートルの山道を毎日、
16時間かけて9年間歩き続ける。
この荒行は著者を含め、1300年でたった2人しか
達成した者はいない。
さらに、千日回峰行の後には、
断食、断水、不眠、不臥(食べない、飲まない、寝ない、横にならない)を
9日間続ける四無行という行も成し遂げた。
こう聞けば、著者はまさに超人。
その言葉は現実離れした悟りを開いた人間のものと
思われるかもしれないが、実は至って平易だ。
「現実を受け入れ、愚痴らず精いっぱい生きると、
そこに道が開けてくる」
苦行を乗り越えた僧侶の言葉には、生きるヒントが溢れている。
苦しい時こそ噛みしめたい1冊である。
目次
プロローグ なぜ千日回峰行をはじめたのか
第一章 千日回峰行とはどういうものか
第二章 私を行に向かわせたもの
第三章 千日回峰行までの道のり
第四章 心を磨く千日回峰行
第五章 いつも次なる目標に向かって
第六章 流れの中で ありのままに
エピローグ 人生生涯小僧のこころ