内容紹介
中国唐代の禅僧で臨済宗の開祖・
臨済義玄の言行をまとめた『臨済録』。
「語録の王」とも呼ばれる
禅門修行者のバイブルを
臨済宗円覚寺派管長の横田南嶺老師が
やさしく紐解きました。
令和二年に五回にわたり行われた
弊社主催の連続講座を書籍化したものです。
四年目を迎えたコロナ共生社会、
ロシア×ウクライナ戦争や世界的な政情不安、
とどまることを知らない物価高など、
混迷を極める時代にあって、
横田老師は『臨済録』から
学ぶべきこととして次の三つを挙げます。
●自己のすばらしさに目覚める
●どんなところでも主体性を持つ
●いきいきと生きる
そして、臨済禅師の教えは、
言葉の上でとどめるようなものではなく、
いかに自己を創り上げるか、
実践を伴ってこそ生きるものだと言います。
ぶれない心をいかに創るか――。
激動の世にこそ、禅の教えが強い光を放ちます。