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  • 平澤興 一日一言
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    平澤興 一日一言

    平澤興

    1,320円(税込)

    世界的な脳神経解剖学者として、
    人間に秘められた無限の可能性を説き続けた京都大学元総長・平澤興氏。
    いまなお多くの人に生きる勇気と希望を与え続ける氏の言葉が、このたび366の語録集となりました。

    「生きるとは 燃ゆることなり いざやいざ 進まんこの道 わが燃ゆる道」
    「人生の勝負は、一に努力、二に努力、三に努力、ともいうことができましょう」
    など氏の生き方を象徴する言葉に始まり、
    「今日一日の実行こそが人生のすべてです」
    「若さを浪費するな。 勉強を節約するな」
    といった警句や訓言も多数収録。

    能力を発揮する秘訣、人の育て方、伸びる人の共通点など、
    人生を切りひらくための知恵が自らの実感を込めて示されています。
    熱誠一貫。その生き方に裏打ちされた哲人の言葉に触れるたびに、
    情熱の炎が燃え、明日を生きるエネルギーが湧きおこる1冊です。
  • 百歳の論語
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    百歳の論語

    伊與田覺

    1,760円(税込)

    『論語』とともに歩んで90余年――。
    本書は昨年百歳を迎えた著者が行った連続講義を書籍化したものですが、
    三時間という長丁場を、びしっと背筋を伸ばして講演されるお姿は健在。
    受講生の経営者たちは身を乗り出すようにして話に聴き入ります。
    本書では、恩師・安岡正篤師とのご縁をはじめ、道縁に導かれた氏の歩みを回顧しつつ、
    心に響いた『論語』の名句などを多数収録。
    『論語』には道徳の基本がすべて詰まっていると氏が述べるように、
    人間の道の根本となるもの、本学と末学の違いなど、氏の言葉には、
    人物となるための要諦が凝縮されています。
    命ある限り、日に新た、日々に新たに精進し、
    一貫した道のりの末に、最も完熟した品格を備えて息を引き取りたい――。
    90余年もの間、倦まず弛まず日々『論語』を素読する著者。
    いまなお精進を続ける氏の気概に触れ、修養のよすがとしていただきたい一冊です。
  • 渋沢栄一とフランクリン
    本
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    渋沢栄一とフランクリン

    齋藤 孝

    1,650円(税込)

    渋沢栄一とフランクリン――。
    ともに“資本主義の父"と讃えられる二人の考え方や生き方には、
    共通点が非常に多いと著者は予て感じていたといいます。
    生まれた国も時代も異なる二人の足跡を辿ることで、
    仕事にも人生にも共通する成功哲学を感じ取っていただきたいという思いから、
    本書は生まれました。
    生きる指針となった『論語』と『聖書』、
    勤勉・勤労の哲学、合理的思考、柔軟性などの資質は元より、
    その根本には自国を早く一流国へ育て上げなくてはという凄まじいまでの使命感がありました。
    本書ではそんな二人の叫び声がこだまし合うように連なっており、
    心を強く鼓舞されます。
    また激務を処理する秘訣、人物を見極めるポイントなど、
    具体的な示唆に富む仕事術も学ぶことができます。
    二人の生き方がこれからの日本人の生き方のモデルになってほしいと述べる著者。
    その勇気と発想力に多くの学びがあるはずです。
  • 王陽明 その人と思想
    本
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    王陽明 その人と思想

    安岡正篤

    1,760円(税込)

    「古来、偉人は数知れずおりますが、
    王陽明先生のごとく数奇なる波瀾に富んだ生涯はあまり例がありません」
    本書は安岡正篤師の学問的出発点であり、
    師が心酔してやまない王陽明の生き方や思想を深い感動をもって語った講演録の筆録です。
    陽明学の始祖として知られる王陽明も、その生涯は病苦と迫害との闘いでした。
    二十代後半から肺を病み、支配階級からは異端視され、迫害を受けるなど多事多難。
    しかしそれにも屈せず信念を貫いた陽明は人々に教えを広め、
    その学問・教育はやがて時代を揺り動かすようになります。
    安岡師は言われます。「陽明学とは、限りない感激のこもった、
    人間として地上における最も荘厳なる学問であり、文章である」と。
    陽明に傾倒する師の感動を、追体験できることも本書の魅力。
    古人が眼前に立ち現れてくるような迫力を覚えることでしょう。
    陽明学の入門書としても最適の一書です。
  • 渡部昇一 一日一言
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    渡部昇一 一日一言

    渡部昇一

    1,320円(税込)

    政治経済、歴史、哲学など、該博な知識を元に、幅広い評論活動を行う著者。
    その膨大な著書の中から日々の指針となる言葉を366収録した語録集が誕生しました。

    「知的作業、知的生産で最高に充実した成果を挙げるためには、
    絶対に途中で中断してはならない」等、自らの仕事術から意志の鍛え方、
    逆境に処する態度、生活の心得まで内容は多岐にわたりますが、
    興味深いのは「運」に言及したものが多い点。

    「勝機をつかむのは、エネルギーのある人だと思う。
    エネルギーがあれば、運を引きつける力も出てくる」など、
    運を味方につけることが、人生においていかに大切であるかを実感されることでしょう。

    氏は「私の述べたことは、凡人が凡人として人なみ以上の幸せに至る道を求めたものである」と述べます。
    その成功哲学の真髄が詰まったとも言える本書。成功する人、しない人の違いはどこにあるのか。学び多き一書です。
  • 酔古堂剣掃を読む
    本
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    酔古堂剣掃を読む

    安岡正篤

    1,760円(税込)

    幕末から明治に至るまでの読書人が愛読したといわれる教養書『酔古堂剣掃』。
    明末の教養人・陸紹?(リクショウコウ)が生涯愛読した古典から名言嘉句を収録した読書録で、
    『史記』『漢書』『呻吟語』『菜根譚』など主要なものだけでも五十を越えます。

    安岡師は言われます。
    「『酔古堂剣掃』は単なる一片の知識だとか理論とかいうものでない。
    人間が人間としての人格、人間としての教養、人間としての生活を潤す(略)
    心身を本当に養う。つまり心の食べ物、心広体胖ならしめる精神・魂の食物であります」

    本書は安岡師が『酔古堂剣掃』に収録された先哲の箴言を紐解いたもので、
    現代を生きる私たちにも生きる指針を示しています。
    「人間は学問である。(略)本当の道の学問、徳の学問というものをやらなければいかん。
    偉くなればなるほどやらなければならん」
    と説く著者。リーダーや経営幹部の方には、必読の一書です。

    その他東洋古典を知りたい方はこちら 
    https://www.chichi.co.jp/info/anthropology/words/
  • 活学新書 勝海舟修養訓
    本
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    活学新書 勝海舟修養訓

    石川真理子

    1,320円(税込)

    江戸無血開城の立役者として知られる幕末の英傑・勝海舟。
    坂本龍馬や西鄕隆盛にも多大な影響を与えた海舟の残した語録を、
    修身に役立てていただきたいとの願いから本書は誕生した。

    米澤藩士の娘だった祖母の元で育った著者は、長年、
    武士道を通じて人の在り方を模索してきたが、
    海舟はその具体的な行動規範を教えてくれた師の一人であったという。
    その言葉は実に示唆に富み、痛快である。
    「世間に始終ありがちの困難が、一々頭脳にこたえるようでは、とても大事業はできない」
    「男児世に処する、ただ誠意正心をもって現在に応ずるだけのことさ」

    絶体絶命の危地にあろうとも、針の穴ほどの突破口から道を切り開いていった
    海舟の放つ言葉には、心を強く鼓舞されるものがある。

    若い頃の極貧生活、二十回にも及ぶ襲撃事件、大政奉還……。
    本書を通じて海舟の辿った苦悩や、激動の幕末期が浮かび上がってくるのも読みどころの一つ。
    自省自修の努力をせよ、無心になれ、逆風を楽しめ、決然と事に当たれ、
    現世での評価にこだわるな――。克己心を以て生涯を貫いた海舟の生き様に学びたい。


    目次



    第一章 根を養う
    第二章 己を鍛錬せよ
    第三章 とらわれない
    第四章 闘わず、負けず
    第五章 誠さえあれば
    ・自省自修の努力をせよ
    ・無心になれ
    ・言わせておけ
    ・忘れてしまえ
    ・究極の健康法
    ・礼をわきまえよ
    ・名誉を先に求めるな
    ・現世での評価にこだわるな
    ・公平な考えで人を見抜け
    ……etc
  • 活学新書 ポケット修養訓
    本                 
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    活学新書 ポケット修養訓

    藤尾秀昭

    1,320円(税込)

    『小さな人生論』全5巻をベースにした『ポケット名言集』の
    続編を願う声にお応えし、第2弾が誕生しました。

    本書では『小さな修養論』1巻&2巻、および『小さな経営論』
    『小さな人生論ノート』『心に響く言葉』『生きる力となる言葉』
    『安岡正篤 心に残る言葉』などの著書のほか、
    本書のための書き下ろしも加え、自らの修養に資する言葉を160精選。

    その言葉は著者の体験や知識から滲み出たもの、
    孔子からエジソン、道元、イチロー選手まで、
    時代も国も超えた人たちの言葉を引用して
    解説を加えたものなど実に幅広く、そして奥深いものがあります。

    古今東西の教えを磨き砂として、人格の修養に努めてきた
    日本人の精神鍛錬のありようを示しているとも言えるでしょう。

    著者は「人生は生涯をかけて自分を完成させていく修養の道程」と言う。
    そして本書は「修養は人間の要である。
    いま混迷する日本に修養の精神こそが最も必要である」との思いから編纂されました。

    本書を手にした人たちが、折につけポケットからこの本を取り出し、
    修養によって自らを高めようとする糧としていただければこの上もありません。
    本シリーズを「活学新書」と銘打つ所以です。


    目次



    第一章 天命を知って人生を歩む
    第二章 ひたむきに生きる、前進しながら終わる
    第三章 人生の主体を見据える
    第四章 長たる者の心得
    第五章 言葉を心の糧として生きる
    第六章 心のありようが成長を決める
  • 活学新書 「成功」と「失敗」の法則
    本                 
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    活学新書 「成功」と「失敗」の法則

    稲盛和夫

    1,210円(税込)

    『「成功」と「失敗」の法則』は弊社から平成20年に出版され、
    11万部を超えるベストセラーになっている。
    経営破綻したJALの再建に稲盛氏が当たるのはその直後のことだが、
    人生と経営の基を成す不変の哲理はここでも貫かれ、
    同社を僅か2年8か月で再生へと導いた。
    本書は「素晴らしい人生を送るための原理原則」をテーマに綴られたものだが、
    より多くの人に繰り返し読んでいただこうとの思いで発刊された新書判。

    稲盛氏は27歳で京セラを創業し、KDDIの起業にも成功し、常勝経営を続けてきた。
    その間、数々の試練に遭いながらも、誠を尽くし、
    誰にも負けない努力を重ねてきた。
    その稲盛氏が言う「成功」とは、高名を馳せ、
    財を成すようなことではない。

    「『真の成功』とは、この世に生まれたときより、
    少しでも美しく善い人間になれるよう、
    その魂を高め、浄め、磨き上げていくことだ」
    稲盛哲学のエッセンスに満ちた本書を
    ぜひお手元に置いていただき、繰り返しひもといていただきたい。


    目次



    第1章 人生の目的
    第2章 思いの力
    第3章 自らを慎む
    第4章 道をひらくもの
  • 志を継ぐ
    本
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    志を継ぐ

    上甲晃, 鍵山秀三郎

    1,540円(税込)

    かつて上甲氏は松下政経塾の塾頭として
    青年たちの指導に当たっていました。

    塾長の松下幸之助は塾生に
    「立派な政治家になるための大事な勉強は徹底した掃除だ」
    といつも話していましたが、なぜそれが必要なのか、
    当時の氏には説明できませんでした。

    そんな時に出会ったのが黙々と掃除を続ける
    イエローハット創業者・鍵山秀三郎氏で
    「その出会いからすべてが始まった」と上甲氏は述懐します。

    以来三十年、鍵山氏の掃除運動は国内外にまで広まりを見せ、
    上甲氏は若きリーダーを育てる「青年塾」を主宰し、
    これまでに千五百人が卒業していきました。

    二人はいまも深い交流を続けますが、その出会いから「凡事」を「徹底」した末に
    ある現在までの足跡を語り、次代を継ぐ人たちには枠から抜け出し、
    高い志に向かって気持ちを奮い立たせてほしいと提言します。

    その根本は「凡事徹底」、当たり前のことを
    非凡にやり抜くことに尽きると力説します。

    仕事や人生の成功法則が随所で語られる一冊。
    若いビジネスマンにもぜひおすすめします。

    目次



    第1章 鍵山さんとの出会いからすべてが始まった
    第2章 掃除を続けることで社員の心が変わっていった
    第3章 人は恵まれすぎると駄目になる
    第4章 人との出会いが自分を成長させる貴重な機会
    第5章 人が成長し、人格が変わるとき
    第6章 人間の本性は後ろ姿に表れる
    第7章 逆境から学ぶものには敵わない
    第8章 大切なのは百の理屈より一つの実践
    第9章 人生のテーマに基づいて生きていく
    第10章 八十五歳で政経塾をつくった松下幸之助の志
    第11章 今必要なのは慈愛をもって人々を幸せにすること
    第12章 あちらこちらから人間の悲鳴が聞こえてくる
    第13章 無責任な若者に主人公意識を植え付ける
    第14章 命をキーワードにした国づくりに取り組む
    第15章 真理は平凡の中にある

  • 若き友への人生論
    本
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    若き友への人生論

    森信三

    1,760円(税込)

    世に多くの「人生論」がありますが、常に人間の生き方を
    平易に説いてきた森信三師のそれは、
    具体的にいかに生きるかを説いて右に出る書物はないでしょう。

    本書でも森哲学の神髄とも言うべき「人生二度なし」を
    心に刻むことを大前提とし、その二度とない人生を
    いかに意義あるものとして生きるかを、
    生命の生誕から70歳代の結実期まで5つの時期に分けて語っています。

    例えば「30歳までは土台づくり」
    「専門的実力と人間的信用が一体となる35歳からの5年間が人生の最重要時期」で
    「40代はそれを開花させる」時だと説く。
    そして70代、人生の晩年をどう充実させるかまで事細かに説いていく。

    若い人は今後の人生を生きる指針に、中高年は来し方を振り返り
    行く末を充実させるための大いなる参考になるでしょう。
    そして本書を読んだ人は誰もが、もっと若くして
    この本に出合っていればよかったと思うに違いない一冊です。

    目次


    第1講 地上最大の奇蹟
    第2講 人生二度なし
    第3講 人生の意義
    第4講 人間の一生
    第5講 生命の生誕
    第6講 立志以前
    第7講 基礎づくりの時期
    第8講 活躍期
    第9講 人生の結実期
    第10講 人生の晩年
    第11講 死と永生について第12講 三つの根本欲 色と名と金と
    第13講 幸福と不幸
    第14講 逆境に処する態度
    第15講 人生に於ける一日の意義

  • 伊藤仁斎「童子問」に学ぶ
    本
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    伊藤仁斎「童子問」に学ぶ

    渡部昇一

    1,980円(税込)

    江戸時代前期の儒者である伊藤仁斎。
    渡部昇一氏は、仁斎が当時の他の儒者と違うのは
    「朱子学を究め尽くしてから孔子の道を歩いたことだ」と言います。

    江戸幕府の官学にもなっていた朱子学は理屈っぽく
    難解極まりないものでしたが、それだけに学者たちは有り難がっていました。

    それに対して仁斎は「難しいことをいうのは偽物で、
    そんなものは必要ない」と看破しました。
    なぜ必要ないのか、それを師と弟子による問答形式で表したものが『童子問』です。

    本書の前半はその『童子問』を読み解きます。
    「孔子の仁とは?」「朱子の王道と孔子の王道の違いは?」
    こうした質問に仁斎が答えていきますが、
    仁斎の孔孟や朱子に対する姿勢が語られ、興味は尽きません。

    後半はさまざまなエピソードを交えながら仁斎の素顔に迫ります。
    仁斎の孔子を彷彿とさせるような生き方、
    その教えを読めば、仁斎、その人物の魅力に大いに刮目することでしょう。

    目次


    第一部 『童子問』を読む
    【Ⅰ】孔子孟子の世界に立ちもどった伊藤仁斎
    【Ⅱ】伊藤仁斎、畢生の大作『童子問』を読む
    【Ⅲ】名言で整理する『童子問』のポイント

    第二部 伊藤仁斎の人生と学問
    【Ⅰ】日本人の儒学を確立した伊藤仁斎
    【Ⅱ】伊藤仁斎小伝──本物の知識人にして五男三女の父
    【Ⅲ】逸話に見る大人・伊藤仁斎の素顔

  • 先哲講座
    本                 
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    先哲講座

    安岡正篤

    1,650円(税込)

    世相の変転が極まりない現代。
    何が起こるか、まったく予想がつかないといっても過言ではなかろう。

    そうした時期、やはり求められるものは確固たる識見と信念である。

    では、どうすれば、そうした識見と信念を持つことが出来るか。
    それは歴史に学び、偉大な人物の教訓に触れることではなかろうか。

    本書は、碩学・安岡正篤正篤氏師が、東西古今の先哲の名言を縦横に駆使し、
    時代を超えて示唆する人間学講座である。

    諄々と説く、その先賢の遺教の数々は、語られている時代そのものは変化しようが、
    今日もそのまま大きな指針となる深い英知に満ちている。

    目次


    第1講  今求められる人間像
    第2講  上に立つ者の人間学
    第3講  先哲に学ぶ理財の道
    第4講  難局打開の鍵を探る
    第5講 『心の儘』-金子得處
    第6講  木?、木猫、庖丁の教え
    第7講 『自警』-古賀穀道
    第8講  真理に洋の東西はない
    第9講  盛衰の原理原則
    第10講 『言志後録』-佐藤一斎
    第11講 興亡の危機に学ぶ
    第12講 『自新録』-広瀬淡窓
    第13講 学問修業の要諦とは
  • 学問方法論
    本
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    学問方法論

    森信三

    2,750円(税込)

    本書は森信三師生誕120年を記念して弊社で続けて刊行された
    『哲学敍説』『恩の形而上学』に続く"幻の哲学三部作"の一冊である。

    改めてこの三部作を俯瞰してみると、「二十世紀最後の哲学者」と
    称された師の、哲学に対する 真摯な姿勢が伝わってくる。

    つまり、哲学を学ぼうとする人はもちろんだが、
    師の熱心な読者にとっては、 師が哲学とどのように対峙してきたか、
    その歩み、引いてはどのように生きてきたか、その苦悩の足跡が
    窺い知れる書籍と言ってもよいだろう。

    特に本書はタイトルどおり、学問、つまり哲学をいかに学ぶかが書かれてはいるが、
    視点を変えれば、 日本で生まれた師がいかにして西欧の哲学を学び、
    東洋の思想をも吸収し、 消化していったかが語られているともいえる。

    「哲学」と聞いて本を閉じるのではなく、
    森信三師の思索の足跡をたどる本として読めば、
    新たな光が帯びてくる一冊でもある。

    目次


    序論
    一 我国当来の哲学
    二 学問の態度及び方法
    三 学問の本義
    四 学問における体系の意義
    五 思想と表現
    六 古典の問題
    七 体系の生誕
    八 学の新生
  • 小さな修養論2
    本
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    小さな修養論2

    藤尾秀昭

    1,320円(税込)

    平成25年に出版された『小さな修養論』の続編がいよいよ刊行されました。
    本書は『致知』の特集テーマを概括する総リードをまとめて編集したシリーズの最新刊で、
    これまで『小さな人生論』全5巻、そして『小さな修養論』として刊行してきたもの。

    シリーズ累計で42万部発行されており、
    本書の刊行を心待ちにしていた読者の方も多いことでしょう。

    今回『小さな修養論2』として新たに24篇の総リードがまとめられていますが、
    その内容は「運命を切り拓く」「長たる者の心得」「大成への道」
    「志を遂ぐる道」「心力を養う」「人生の要訣」の6章から成っています。

    毎号、特集テーマを総括する意味で綴られる一文ではありますが、
    一冊の本として通読すると、いずれも真っ直ぐに一道を歩むことの大切さを語り、
    著者の思いが一貫していることが感じられます。
    そしてその「思い」とはタイトルにもある「修養」の一言に尽きると言えるでしょう。

    「『修養論』としたのは、ほかでもない。
     人間にとって修養ほど大事なものはないと考えるからである。
     修養なきところに人間的成長はない」

    著者はあとがきでそう断じています。
    その思いは、前巻で述べた
    「日本人一人ひとりが修養の精神に目覚めるとき、
     またその精神を後から来る人たちにも伝えていくとき、
     日本はかつてのように旺盛な活力を必ず取り戻す、と信じています」
    という願いとも通底するものでしょう。

    修養――辞書に拠れば「知識を高め、品性を磨き、
    自己の人格形成につとめること」とあります。
    本書では随所にその神髄が語られています。

    『小さな人生論』シリーズ読者の声~Amazonでも大反響!~


    一読する間に、何度も胸が熱くなる文章に出会いました。
    この小冊子に出会えてよかったと、本当に感謝の気持ちが湧きました。
    また,雑誌「致知」の講読を考えるに至りました。星100個贈ってもよいくらいの評価です。
    ―― snow様

    普段読書などしない私が、初めてレビューを投稿したくなった本。
    月刊誌の『致知』という雑誌の導入部分に書かれた社長のコラムだが、本当に素晴らしい。
    いまがどんなに辛くても、前を向いて歩いていこうと思わせる一冊。
    人生で大切なことがつまっている。詳しい説明ははぶく。
    とにかく読んでほしい。
    ―― 結城様

    毎日、仕事に追われ、人間関係に疲れあるいは自信を無くした時などに、
    これを読むと心が元気になり、また明日から頑張る気力が湧き上がること間違いなし。
    シリーズの「小さな人生論」~「小さな人生論5」までの5冊を読めば、人生のヒントが必ず得られる。
    ―― 益田章平様

    目次


    第1章 運命を切り拓く
    第2章 長たる者の心得
    第3章 大成への道
    第4章 志を遂ぐる道
    第5章 心力を養う
    第6章 人生の要訣

    『小さな修養論2』名言集


    ・努力することの本当の意味は人に勝つということではなく、天から与えられた能力をどこまで発揮させるかにある。
    (第一章「運命を切り拓く」より)

    ・すべての逆境にはそれと同等かそれ以上に大きな恩恵の種子が含まれている。
    (第四章「志を遂ぐる道」より)

    ・すべて人間というものはたとえ頭脳は大した人ではなくても、その人が真に自覚さえすれば、一個の天地を拓くことが出来るものです。
     だから人間は、世間的な約束事には囚われないで、自分のしたいことは徹底的にやり抜くんです。
     そうすれば、そこに一つの火が点されます。
    (第六章「人生の要訣」より)

    ・二度とない人生をどう生きるか。そのテーマを定めた時、そこに生きる力は湧いてくるのである。
    (第六章「人生の要訣」より)
  • 心堅石穿
    本
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    心堅石穿

    渡邉喜彦

    1,650円(税込)

    マルソーは新潟を中心に物流サービスを展開する運送会社で、
    2014年創業101年を迎えた老舗の大企業。

    本書はその3代目である著者が、創業者である祖父や父の思い出、
    自らの人生、そして四代目への想いなどを語りながら、
    マルソーの歩みを書き記しています。

    話は大正二年、祖父が馬車による運送業を始めたところから始まります。
    その事業を継いだ父が失踪し、著者は十六歳で家業を継ぎ、
    戦後から高度成長期にかけて喜彦氏の奮闘の末、
    会社は大きく成長していきます。
    そして平成の時代となり四代目にバトンタッチしますが、
    ここでも大きな試練が待ち受けていました……。

    書名の「心堅石穿(しんけんせきせん)」は
    堅い意志があればどんな困難にも打ち克てるという意味ですが、
    まさにそれは著者の生き方そのもの。

    美辞麗句を並べた出世潭ではなく、波乱に満ちたマルソーの歩みを真摯に、
    時には赤裸裸に語る本書は、多くの経営者の共感を得ることでしょう。

    目次


    第一章 創業百一年、創立六十周年、マルソーの原点
    第二章 家族を守り、家業を守る
    第三章 父との葛藤、そして結婚
    第四章 経営者としての一歩を踏み出す
    第五章 分離独立、新会社・丸喜重量の設立と成功
    第六章 後継者育成について
    第七章 経営とは、経営者とは

  • 哲学敍説
    本
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    哲学敍説

    森信三

    2,750円(税込)

    本書は弊社から続けて刊行される森信三師「幻の哲学三部作」の一冊。
    これまでの多くの著書で親しんできた教育者としての顔ではなく、
    哲学者として「哲学とはいかなる学問であるか」を述べ説いています。

    森師はまず哲学の本質を「自らの分の自覚にある」とし、
    この命題を、『修身教授録』では
    「人生の根本目標は、結局人として生をこの世に受けたことの意義を自覚して、
    これを実現する以外ない」と分かりやすく解き明かしていますが、
    本書ではこのテーマを西洋の哲学だけでなく、
    日本の先哲の思想なども織り交ぜながら考察していきます。

    最終章ではこの国で生を受けた意義を「自覚」した者が、
    現実社会の学問や芸術、宗教といった面でいかに実現していくかが述べられています。
    それはそのまま著者の学問や芸術に対する表白ともなっており、
    森師の思想的背景が分かる一冊とも言えるでしょう。

    目次


    ■序論
     一 哲学の概念
     二 哲学の史的概観
     三 哲学の位相
     四 哲学の方法
     五 哲学の成約
    ■本論
     本書の組織
     第一編 実在の認識
      序論
      一  実在論
      二  主観的観念論
      三  客観的観念論
      四  絶対的観念論
      五  実在の認識
     第二編 実在の本質
      序論
      一  物心
      二  一多
      三  時空
      四  因果
      五  実在の本質
     第三編 実在の実現
      序論
      一  学問
      二  芸術
      三  宗教
      四  道徳
      五  実在の実現

  • 恩の形而上学
    本
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    恩の形而上学

    森信三

    2,750円(税込)

    「人生の真のスタートは『人生二度なし』という真理をいかに深く痛感するかということから始まる」

    この言葉に象徴されるように、易しく私たちの歩む道を説かれた森信三師だが、若き頃は、西晋一郎、西田幾多郎という日本を代表する哲学者に師事した、教育者であるとともにれっきとした哲学者でもあった。

    本書は哲学者である森師としての著作で、師が確立した日本的哲学、「全一学」の入門書として四十三歳の時に記したものだ。高弟の寺田一清氏は「この一書に一代の哲学体系の萌芽のすべてが包含されている感がする」という。

    本書は弊社から刊行される「幻の哲学三部作」の第一弾で、哲学者として世に問うた著作であるだけに、非常に読み応えのある一冊となっている。味読することで遥か高みにある師の精神性と「人生二度なし」の背後にある深い思索の跡が垣間見えてくることだろう。

    目次


    序章
    一 実在と自覚
    二 所照の自覚
    三 知行論
    四 時空論
    五 万有の秩序
    六 悪の問題
    七 実在と歴史
    八 肇国即開闢
  • 子どもの心に光を灯す日本の偉人の物語
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    子どもの心に光を灯す日本の偉人の物語

    白駒妃登美

    1,650円(税込)

    「幼い頃から伝記を読んで育ち、
    歴史上の人物をまるで友達のように思ってきた」
    という著者は、その後日本人の美徳に目覚め、
    企業や学校などで年間百五十回を越える歴史講座を行っている。

    本書ではそのうち、各地の学校で伝えてきた逸話の中から、
    子どもたちの心に特に響いた十五の物語を収録。
    中江藤樹、西郷隆盛、島津斉彬、伊能忠敬、
    北里柴三郎、八田與一、宇喜多秀家らの生き方から、
    美しい国柄を守るためにこれだけは
    次代に伝えておきたいと願う逸話を厳選した。

    例えば、長崎で被爆した医師・永井隆博士。
    原爆で妻を失い、自らも白血病に罹り余命を
    宣告されながら傷病者の手当てに当たった姿に
    日本人の優しさと強さを教えられる。

    本書を読むと、いまここに日本があることへの感謝とともに、
    日本人として生まれたことの誇りと喜びを
    しみじみ感じることだろう。生きる力と希望が湧いてくる一冊。

    目次


    Ⅰ 志に生きる
      ……北里柴三郎・永井隆・伊能忠敬・島津斉彬
    Ⅱ 郷土を愛し、家族を愛す
      ……宇喜多秀家・豪姫・立花宗茂・蒲生氏郷・フレッド=イサム和田
    Ⅲ 人種・国境を超えて
      ……八田與一・六士先生・エルトゥールル号遭難事件・ポーランド孤児
    Ⅳ 日本人のこころ
      ……村上天皇・正岡子規・西郷隆盛・中江藤樹
  • 禅の名僧に学ぶ生き方の知恵
    本
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    禅の名僧に学ぶ生き方の知恵

    横田南嶺

    1,980円(税込)

    円覚寺では毎週日曜日に坐禅会が開かれ、
    毎回数百名もの参加者があるが、
    坐禅の後の横田南嶺管長の話を楽しみに参加する人も多い。

    その話は坐禅や仏、名僧の話など様々だが、
    話を聞きながら涙する人も少なくない。

    それほどに人々の心に響く話をされる管長が、
    円覚寺ゆかりの禅僧や深く影響を受けた七人の禅僧について語る。

    登場するのは円覚寺を創建した無学祖元を始め、
    臨済宗の中興の祖・白隠禅師、その白隠を育てた
    正受老人といった禅僧たちだ。

    著者にとって師ともいえる僧たちの、残した言葉や偈(詩)、
    歌などを交えながら、その生涯を紹介していく。

    「学術書ではなく、七人の禅僧の志と願い」を語ったと述べるとおり、
    名僧たちが苦悩し、厳しい修行の末に開悟する姿が描かれる。

    たった一度の人生に、命の炎を燃やし、
    その生を見事に生き切った禅僧たち。
    七人の熱い息吹が文字の向こうに甦ってくるようだ。

    目次


    第一講 無学祖元 ―― 円覚寺の「泣き開山」
    第二講 夢窓疎石 ―― 世界を自分の寺とする
    第三講 正受老人 ―― 正念相続の一生涯
    第四講 白隠慧鶴 ―― いかにして地獄から逃れるか
    第五講 誠拙周樗 ―― 円覚寺中興の祖
    第六講 今北洪川 ―― 至誠の人
    第七講 釈宗演  ── 活達雄偉、明晰俊敏
  • 女子の教養
    本
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    女子の教養

    石川真理子

    1,540円(税込)

    昨年テレビ・新聞等でも話題になった『女子の武士道』の姉妹本。

    武士の娘だった祖母から教わった人生訓を主とした前著に対し、
    気品ある女性になるための心得を綴った本書はその実践編とも言える。

    表情・姿勢・挙措、素行、品位のたしなみから、お茶の出し方、
    返事の仕方に至るまで示唆は多岐にわたるが、
    「泣いてすませるのは卑怯者の振る舞い」
    「人生をどう受け止めてるのか、歩き方を見ればわかるんだよ」など、
    鋭く含蓄ある祖母の言葉には、思わず襟を正される思いがする。

    明治期の外国人による記録も随所で紹介され、
    世界が憧れた当時の日本女性の姿は、現代人の範ともなろう。

    なお、教養を「たしなみ」と読ませているのは
    森信三師の教えによるもの。

    たしなみとは人柄や人格に融け込んで生きているもので、
    日常で実践してこそ意味があると強調する。

    お子様やお孫様の躾にもぜひ役立てていただきたい。

    目次


    序章
    第一章 表情・姿勢・挙措のたしなみ
    第二章 礼のたしなみ
    第三章 素行のたしなみ
    第四章 品位のたしなみ
    第五章 克己のたしなみ
    おわりに
  • 「小學」を読む
    本                 
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    「小學」を読む

    荒井桂

    1,980円(税込)


    多くの古典や先覚者の言行の中から、
    己を修め徳望を磨く指針となる箴言などを精選した『小学』。

    古来、指導者にとって人格陶冶の必読書とされてきたが、
    現在は解説書はもちろん、『小学』そのものも
    なかなか目に触れる機会がなくなった。

    公益財団法人郷学研修所・安岡正篤記念館副理事長兼所長であり、
    中国古典に造詣が深い著者が、
    書き下し文と訳注をもとに『小学』のエキスを解説する。

    『小学』はその序文で「古の小学では、実際の生活に必要な
    拭き掃除をすることと人に応対すること、行動の作法、
    近親を愛し長上を敬い師をとうとび朋友に親しむ道を教えた」と述べ、
    「これらのことはみな、修身・斉家・治国・平天下の根幹」と説く。

    日常の身近な実践をもとに自己を修め国家を治める道筋を示す。
    これは『小学』の特徴であり、魅力でもある。
    多くの先哲が学び、啓発されたこの書をいま紐解く意義は大きい。
  • 子どもたちが目を輝かせて聞く偉人の話
    本
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    子どもたちが目を輝かせて聞く偉人の話

    平光雄

    1,650円(税込)

    巷に溢れる偉人伝も、伝説の小学校教師にかかれば
    こんなにも面白い――。
    本書は教師歴32年の著者が
    道徳指導の一環として行ってきた偉人伝の中でも、
    特に子どもたちの心に響き、成長の糧となると確信する
    14人の偉人の生き方を紹介したもの。

    「大切なのは、偉人の『才能』と『心構え』をごちゃ混ぜにせず、
     模倣できる心構えの部分に焦点化すること」など、
    人間教育として役立てていくための深い知恵に溢れている。

    注目したいのは、ヘレン・ケラーには塙保己一、
    エジソンには本田宗一郎というように、
    外国の偉人とタイプの似た日本人を合わせて紹介している点。

    世界に誇る人物が身近に存在することを知るのは、
    自国への誇りを育むことにも繋がるだろう。

    様々な逆境を乗り越えた偉人の生き方に
    目を輝かせるのは子供ばかりではない。
    困難な夢に挑まんとする大人の心をも
    熱く燃え立たせてくれることだろう。

    目次


    まえがき
    1.コロンブス・ファーブル
      自分なりの「勇気」と「行動力」をもとう
    2.ヘレン・ケラー、塙保己一
     「不足」「不遇」に屈しない
    3.エジソン・本田宗一郎
     「失敗が続いてもあきらめない」が成功の鍵
    4.ガンジー・田中正造
     「みんなのために」行動すれば大きな力が出る
    5.ピカソ・葛飾北斎
      極端にやらなければ上のステージには行けない
    6.シュリーマン・伊能忠敬
     「目標達成のために必要なことは全部やろう」
  • プロフェッショナル100人の流儀
    本                 
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    プロフェッショナル100人の流儀

    藤尾秀昭・監修

    1,320円(税込)

      本年創刊37年を迎える『致知』から、
     初となる名言集が誕生した。

     稲盛和夫、王貞治、宮本輝、
     道場六三郎、山中伸弥、横田南嶺など、
     各界第一線で活躍するプロフェッショナルをはじめ、
     土光敏夫、ドラッカー、西堀栄三郎、
     小林秀雄、松下幸之助ら人生の達人たちの残した言葉は、
     時代を越えて心に深く迫ってくるものがある。

    「尊敬する人がなくなったとき、その人の進歩は止まる」(森信三)

    「二流の思想では決して一流にはなれません」     (野村克也)

    「能力の差は五倍、意識の差は百倍」         (永守重信)

     など、精選された百の名言を読むだけでも
     ズシリと響くものがあるが、
     特筆すべきは言葉が生まれた背景となる
     エピソードを紹介している点。

     いずれも辛苦の体験から生まれたものであるだけに、
     一つひとつの寸言が真珠のような輝きを放つ。

     若き世代のバイブルとなる一書として
     繰り返し紐解いていただきたいと願い、
     持ち運びにも便利なポケット版とした。

     なぜ彼らは一流と呼ばれるのか?
     彼らが貫いてきた流儀とは何なのか?

     本書からその要諦を掴み取っていただきたい。

    目次


    第1章 学ぶ
    第2章 壁にぶつかった時
    第3章 仕事の現場
    第4章 リーダーの条件
    第5章 成功への道
  • ぼくの命は言葉とともにある
    本                 
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    ぼくの命は言葉とともにある

    福島智

    1,760円(税込)

    3歳で右目を、9歳で左目を失明、14歳で右耳を、18歳で左耳を失聴し、
    光と音の世界を喪失した福島智氏。
    氏はその当時のことをこう綴っている。

    「私はいきなり自分が地球上から引きはがされ、
     この空間に投げ込まれたように感じた。

     自分一人が空間のすべてを覆い尽くしてしまうような、
     狭くて暗く静かな『世界』。

     ここはどこだろう。
    (中略)
     私は限定のない暗黒の中で呻吟していた」

    著者はまず他者とのコミュニケーションをいかに復活させ、
    言葉=情報を再び得ることができるようになったかを語る。

    だがそれはプロローグにすぎず、自ら生きる意味を問い、
    幸せの在処を探し求める。

    その深く鋭い思索の足跡は、両親や友、師との交流に始まり、
    フランクルや芥川龍之介、北方謙三といった人物たちの著書や
    谷川俊太郎の詩、はたまた落語にまで及んでいく。

    苦悩の末に著者が見出した生きる意味、幸福の形は、
    読む者にもまた深い思索をもたらしてくれるであろう。

    >>『ぼくの命は言葉とともにある』の特設ページはこちら


    目次


    プロローグ「盲ろう」の世界を生きるということ
    第一章   静かなる戦場で
    第二章   人間は自分たちが思っているほど強い存在ではない
    第三章   今この一瞬も戦闘状態、私の人生を支える命ある言葉
    第四章   生きる力と勇気の多くを、読書が与えてくれた
    第五章   再生を支えてくれた家族と友と、永遠なるものと
    第六章   盲ろう者の視点で考える幸福の姿
  • 現代人の伝記5
    本                 
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    現代人の伝記5

    致知編集部(編)

    1,100円(税込)

    月刊誌『致知』の特集記事の中から、特に10代の皆さんの生き方の参考になる人物を厳選した「現代人の伝記」シリーズ。
    学校の副教材としても活用され、多くの子供たちに深い感動を与えてきました。
    ミシュランガイドで三ッ星を獲得した「すきばやし次郎」の小野二郎氏から、特攻の母・鳥濱トメさんの話まで、人生に役立つ心の糧がいっぱいにつまった一冊です。

    目次


    1【「指点字」考案者】福島令子氏・【女流書家】金澤泰子氏

    2【すきやばし次郎主人】小野二郎氏

    3【最高齢の郵便配達人】清水咲栄氏

    4【アビリティトレーニング社長】木下晴弘氏

    5【富屋旅館三代目女将】鳥濱初代氏

    6【車椅子のアーティスト】佐野有美氏

    7【ゴールボール女子日本代表】小宮正江氏・浦田理恵氏
  • 新釈古事記伝<全7巻>
    本
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    新釈古事記伝<全7巻>

    阿部國治,栗山要(編)

    13,200円(税込)

    阿部國治先生の『古事記』に関する著作は、
    敗戦とともに長らく絶版となっていました。

    阿部先生は、教壇で、

    「『古事記』と『万葉集』の解釈については、
     日本中の誰にも引けを取らない自信がある」

    と教え子たちに語ったと言います。
    その遺志を継ぎ、門下の栗山要氏が平成11年より編纂。
    10年もの歳月をかけて私費出版した
    「新釈古事記伝」全7巻を弊社より復刻いたしました。

    「『古事記』の正しい姿を明らかにすることは、
     いつの世においても大切ですが、
     現代の日本においては、殊のほか大切なことであります。

     いわば『古事記』は
     汲んでも汲んでも汲みきれることのない泉のような
    “たましい”の糧なのであります」
                      ――阿部國治氏

    日本最古の史書といわれる『古事記』こそは、
    私たち日本人の叡智と祈りの結晶ともいえる書物。

    この本が一人でも多くの方に
    広まっていくようにと心から願っています。
    ※こちらの商品はセット販売のみのお取り扱いとなります。

    >>『新釈古事記伝全7巻』の特設ページはこちら

    シリーズ一覧


    目次

    第1集 袋背負いの心 <ふくろしよいのこころ>
    第2集 盞結 <うきゆい>
    第3集 少彦名 <すくなさま>
    第4集 受け日 <うけひ>
    第5集 勝佐備 <かちさび>
    第6集 天岩屋戸 <あまのいわやと>
    第7集 八俣遠呂智 <やまたのおろち>

    推薦者からのコメント

    コア・クリエーションズ代表
    大江亞紀香氏
    一年間、仲間たちと阿部國治先生著『新釈古事記伝』全7巻の読書会をしていました。一読し、なんて美しい日本語だろうと思いました。私は国文科でしたが、こんな解釈の『古事記』に出合ったことがありません。単なる直訳ではなく、そこに込められた“行間”を表現してくださっているからでしょう。戦前教育の美しさの一片を見るような、それに触れるような思いがします。毎月の読書会は、私にとって豊饒な、至福のひとときでした。少し前の女性がお嫁に行くときには『源氏物語』全巻を持って行ったといわれるように、あるいは、少し前の家庭には百科事典が置かれていたように、この全7巻は、一家に一式ずつあるといいと思う位の、日本の財産のようなものに思えてなりません。
  • 現代人の伝記3
    本 残りわずか                 
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    現代人の伝記3

    致知編集部(編)

    1,100円(税込)

    本誌の特集記事の中から、特に10代の皆さんの生き方の参考になる人物を厳選した「現代人の伝記」シリーズ。
    これまでの三巻は、学校の副教材としても活用され、子供から大人まで、多くの人々に新鮮かつ深い感動を呼んできた。
    登場者は、年齢も職業、境遇もすべて異なり、それぞれが多種多様な人生を送っている。
    しかし皆、自分に与えられた環境を真摯に受け止め、試練を乗り越えて前向きに人生を切りひらいている。
    歴史上の偉人のような遠い存在ではなく、同じ時代を生きる人生の達人の実話は、読む者の心に実感として伝わりやすい。
    若い時にいかなる人物に影響を受けるか。
    本書を通じての出会いが、将来への大きな糧となるだろう。

    <目次>
    1 坂村真民
    2 坂岡嘉代子
    3 熊沢健一
    4 黒瀬曻次郎
    5 河原成美
    6 磯部則男
    7 村田兆治/井村雅代
  • なぜ、うまくいっている会社の経営者はご先祖を大切にするのか
    本
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    なぜ、うまくいっている会社の経営者はご先祖を大切にするのか

    天明茂

    1,650円(税込)

    公認会計士である著者は、長年、その業務と平行して
    経営者に「家系分析」を勧めてきた。

    きっかけは、恩師の「先祖につながれ」という指導だったが、
    著者自身“いのち”を遡ることによって、人間性が高まり、
    より幸せな生き方を手にすることができたという。

    著者が言う「家系分析」は単に家系図を作るだけではない。
    少なくとも三代先までの先祖の一人ひとりについて、
    どのような生き方をしてきたかを調べていく。
    そしてそれを真摯に受け入れ、見つめることによって、
    人間性が高まり、自らの使命に目覚め、
    仕事も人生も好転するようになっていくと言う。

    そうした事例を多くの経営者や自身の家系分析の経験を例に解説する。
    本書では事業が好転した、家族が幸せになったといった
    家系分析の効用を説くとともに、具体的な方法も細かに解説している。
    一読すれば、多くの人が家系分析をしてみようと思うことだろう。

    目次


    はじめに 幸せと成功を呼び寄せる家系分析
    第1章 人間力を高める―自利から利他へ―
    第2章 “いのち”を遡る―家系図は幸せ情報の見える化―
    第3章 眠っていた遺伝子が目覚める―家系分析の進め方―
    第4章 生き方のステージが変わる―家系分析の実態―
    おわりに 家系分析は幸せと成功の近道
  • 長の十訓
    本
    商品詳細へ 買い物かごに入れる

    長の十訓

    藤尾秀昭

    1,320円(税込)

    国も会社も、そして家庭でさえ、
    「そこにどういう人がいるか」で決まる、と著者は言う。
    人とは“人物”のことである。

    本書は『致知』主幹である著者が、
    毎号心血を注いで紡いできた特集総リードから
    “長としての心得”を十篇選び、収録したもの。
    そこには様々な“長”が登場し、
    リーダーとしての心得を披露している。

    明治政府を預かった者たちがいかにその器量を養ったか、
    稲盛和夫氏や松下幸之助氏の
    「困難に直面するほど却って心が躍る」という心境、
    吉田松陰の場を高めんとする気概、
    孔子の何があろうと前進しようとする気迫などを紹介し、
    第十訓として、何よりも大切なことは、
    その一念を堅持し続けることである、と説く。

    そうした言葉の一つひとつが説得力をもって響くのは、
    著者自身が日々、実践してきた教えであるからに他ならない。

    「長」と聞くと、自分とは関係がない、
    別の世界のことだと思われる方があるかもしれない。
    しかし自分の人生は他の誰のものでもない。
    自分の人生の「長」は自分自身である。

    その自覚に立つ時、本書はあなたの人生航路を照らす
    羅針盤となってくれるに違いない。

    目次


    第1章 長たる者の器量
    第2章 壁を越える
    第3章 生気湧出
    第4章 場を高める
    第5章 心を養い生を養う
    第6章 知好楽
    第7章 修身
    第8章 歩歩是道場
    第9章 常に前進
    第10章 長の一念
  • 吉田松陰の女子訓
    本
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    吉田松陰の女子訓

    川口雅昭

    1,430円(税込)

    幕末の志士であり、松下村塾の主宰者であった吉田松陰。多くの人が抱くイメージは 『留魂録』などにも熱い言葉が記されるように、志のためなら死も恐れずに真っ直ぐに行動する男、といったところだろうか。

    本書は、その松陰による女子へ贈る言葉、がテーマとなっている。妹千代や兄梅太郎、 そして母瀧などに宛てた書簡、『武教全書』などの書物から、松陰が母や妹たちにかけた言葉や 女性のあるべき姿を述べた箇所を、著者が選び、解説を加える。

    例えば妹たちには「心清ければよし」と戒め、「よくないことに染まらぬように」と気を配り、 時には俳句の指導もする一方、しっかりと婿を選び、場合によっては戦場にも行く覚悟も持てと説く。 さらに著者は松陰の女性観、母への想いにも言及する。

    弊社でも数々の松陰関係の書物を出してきた著者が「これまでずっと抱いていた先生のイメージとは全く違う先生がここにいる」と 言い、「必ずや全く未知の吉田松陰先生との『出会い』があると信じている」と書く。新たな松陰と出合える、貴重な一冊である。

    目次

    第一章 兄として妹たちへ
    第二章 女子の心得
    第三章 士の妻たる者は
    第四章 母の道を説く
    第五章 松陰の女性観
    第六章 母への想い
  • 男の風格をつくる論語
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    男の風格をつくる論語

    伊與田覺

    1,980円(税込)

    「7歳から99歳に至るまで、
    米の飯や味噌汁と同じく日々『論語』に親しんで
    倦むことありませんでした」という伊輿田覺氏が、
    昨年行った『論語』のセミナーをベースに、
    一冊にまとめたのが本書である。

    実に92年、毎日『論語』とともにあった氏の話は、
    孔子と弟子たちとの交流を語れば、
    2500年前の孔子がすぐ身近な人物のように動き出す。

    同じ語り口で、氏と関わりのある
    孔子の子孫たちとの深交も語られる。

    もちろん章句の説明もあるが、
    『論語』を我が血と肉にしてきた氏の口を通った言葉は、
    たとえ短い言葉の説明であっても深く、重く心に沁みこんでくる。

    2015年、伊輿田氏は百歳を迎える。
    その氏が「生ある限り、一日一日、
    少しずつでも人間的に成長するように歩んでいきたい」と語る。

    まさに、四十、五十は洟垂れ小僧、
    まだまだ勉強を続けなくてはならないとの思いが強くなる一冊である。


    目次

    第一講 孔子の人間的魅力をつくったもの
    第二講 孔子の心を伝える者たち ――顔淵と曾子
    第三講 情理によって結ばれた師弟の絆
    第四講 窮地に立ってわかる人間の真価
    第五講 孔子の求めたものを求める
  • 百年以上続いている会社はどこが違うのか?
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    百年以上続いている会社はどこが違うのか?

    田中真澄

    1,760円(税込)

    著者は昭和34年に日本経済新聞社に入社、長年営業畑を歩いた。

    その間、300年の歴史がある薬売りの街、富山勤務を経験する。
    その時、老舗の経営の素晴らしさを肌で感じ、
    興味を持つようになったと言う。

    昭和54年に独立し、79歳になる今日まで、
    いかに生きるべきかをテーマに講演を続けてきたが、
    その間、自らの生き方の規範になっていたのが、老舗の在り方だった。

    本書ではなぜ日本には老舗が多いのか、
    その歴史的背景や老舗の経営哲学、
    家訓などが幅広い知識で綴られているが、
    単なる老舗の解説本ではない。

    「独立時に、また仕事を展開していく過程で、
    老舗の歴史・家訓から学んだことを綴り、
    時折私の体験や意見を織り込みながら、
    老舗を説明しています」
    と語るとおり、 老舗のノウハウを自らの人生にも
    生かすことにより、日々をどう生きるか、
    本書にはそのヒントに満ちている。

    目次

    第一章 日本は圧倒的に世界一の老舗大国
    第二章 老舗が激動の時代を乗り越え生き残ることができたのはなぜか
    第三章 老舗に学ぶ事業永続の秘訣
    第四章 老舗の家訓から見えてくる「まともな日本人」の生き方
    第五章 各地の老舗が千棟に立って挑みつつある地方再生の姿
    第六章 老舗に学び三六年間人生を歩んできた私からの提言
  • 東井義雄の言葉
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    東井義雄の言葉

    西村徹

    1,320円(税込)

    東井義雄氏は半世紀以上にわたって、
    その生涯を教育に捧げた「伝説の教師」であった。
    森信三師はその東井氏を「教育界の国宝」と評したほどだ。
     著者の西村氏は小学校時代の六年間を、
    校長を務めていた東井氏のもとで過ごした。
    その後、自らも小学校の教師になるが、
    教師として、人として、様々な経験を積むほどに
    恩師の言葉が身にしみるようになったという。

    「いのちの教育」を信念とした東井氏は、
    折に触れて子どもらに語り、あるいは詩や著作として数多くの言葉を残している。
    本書は東井氏の三十五の言葉を紹介し、自らの体験を交えながら解説する。
     例えば、大きな困難を乗り越える勇気より、小さな勇気がほしい、
    という詩を挙げて、
    確かに道のゴミを拾うような小さな勇気こそ大切だと膝を打つ。
    東井氏の言葉を噛み締めながら、日々を過ごす著者の姿は、
    真摯に生きることがいかに貴重であるかを教えてくれる。

    目次

    かんじんの 今さえない
    真実はモヤモヤの中にある
    いのちの雪片
    子ども自身もしらない宝物
    平穏無事な日こそありがたい
    放っておけば かびが生える
    していることで もの言う子ども
    生かされていた
    根を養う
    子育ても 土づくりが大切
    ほんもの
    自転と公転
    祈られている
    太陽が昇るから夜が明ける
    辛抱してもらっている
    あいさつ
    しあわせに小さいのはない
    心のさび
    「たい」の奴隷
    つながり
    問題を追いかける
    人生を一日にたとえる
    いのち
    命は 一つよ
    「ほんもの」と「にせもの」
    よろこんでもらえること
    ふるさと
    母の祈念
    年をとる
    遺産相続
    子どもの光
    よろこびは大きく
    小さい勇気をこそ
    悪口をいわない
  • 山鹿素行「中朝事実」を読む
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    山鹿素行「中朝事実」を読む

    荒井桂(現代語訳)

    3,080円(税込)

    『中朝事実』は吉田松陰をはじめとする
    維新の志士に影響を与えた書物であり、乃木希典大将が座右の書としたことでも有名だった。
    その『中朝事実』を著した山鹿素行は江戸初期の儒学者だった。
    当時、支那は自らを世界の中央に位置する
    文化国家であるとして「中華」と自称していた。
    それに対して素行は、日本こそ文化的にも政治的にも
    中華と呼ばれる存在であるとした。
    そうして書かれた『中朝事実』は『日本書紀』などの原文を引き、
    それに対して素行が論評を加えるという体裁になっている。
    五百㌻を越す大冊だが、その格調高い文章は
    日本を思う素行の意気が伝わるようだ。

     安岡正篤師に私淑する著者は、日本の歴史を正しく知ることで、
    新たな日本の活路を見出してもらえればと
    膨大で難解な書物をものにした。
    激動の国際情勢の中で、国の在り方や国民の意識に思いを致す時、
    本書を紐解くことは極めて意義深い。

    >>『山鹿素行「中朝事実」を読む』の特設ページはこちら


    目次

    はじめに
    中朝事実自序
    皇統
     天先章
     中国章
     皇統章
     神器章
     神教章
     神治章
     知人章(神知章)
     聖政章
     禮儀章
     賞罰章
     武徳章
     祭祀章
     化功章
    附録
     或疑
    おわりに替えてー『中朝事実』解説
  • 風姿花伝
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    風姿花伝

    世阿弥,夏川賀央(現代語訳)

    1,540円(税込)

    『風姿花伝』は室町時代に能を大成した世阿弥が著した能の理論書である。当初は「秘伝書」として一族の間でだけ読まれてきたが、明治の末に掘り起こされるや、現代に至るまで版を重ねるロングセラーとなった。「能の本」がなぜこれほど長く、そして広く読まれてきたか、訳者の夏川氏はいくつかの理由を挙げる。
     例えば、座長の立場からいかにして役者の力を引き出すかが書かれた日本最古の自己啓発書だ、と。さらに「ビジネス論」としても読むことができる。いかに客を喜ばせるか、そのための心理戦術、交渉、マーケティングなどビジネスにとって大切なことがすべて語られているという。
     本書では能をどのように教え、学び、どう演じるか、さらには能の歴史や魅力などが書かれており、文字を追うだけならば確かに単なる能の理論書である。しかし、我が身、我が仕事に置き換えて読んでみてほしい。例えば「能を極めるために」と繰り返し語られるが、「能」を「仕事」と置き換えると……、まるで舞台が暗転するように、見事に違った顔を見せてくれるだろう。

    目次

    序  道を極めようとする人が心得ておくこと
    第一 年来稽古条々
    第二 物学条々
    第三 問答条々
    第四 神儀に曰わく
    第五 奥義に賛嘆して云わく
    第六 花修に云わく
    第七 別紙口伝
  • 蓮如の遺した教え
    本
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    蓮如の遺した教え

    大谷暢順

    1,650円(税込)

    戦国時代、生彩を放っていなかった浄土真宗の、
    そのなかでも少数門徒に過ぎなかった本願寺を、
    一代にして大教団に作り上げた蓮如は、本願寺中興の祖と呼ばれている。
    本願寺門跡である著者は、その蓮如の「知れるところを問う」という言葉を
    巡って本書を書き上げた。

    つまり、蓮如は「知らないことを問うのはさほど立派ではないが、
    知っていることについて問うのは有意義だ」と言う。
    東大文学部卒業後、フランスに留学した著者はこの言葉を提げて、
    ジャンヌ-ダルクからデカルト、カミュ、
    さらには釈尊にまで思索を巡らせる。
    そして、蓮如生誕六百年を迎える現代に立ち戻り、慨嘆する。
    「近現代は『知らないところを尋ね続けた』数世紀ではなかったか、
    そしてそれは豊かさをもたらしたかもしれないが、
    同時に自然破壊、憎悪、怨念までも生みはしなかったか」、と。

    そんな現代をいかに生きるべきか、
    本当の豊かさとはなんであるか、
    その答が蓮如の「知れるところを問う」という
    言葉の中にあるのではないかと警鐘を鳴らす一冊だ。


    目次


    一 知れるところを問ふ
    二 佛陀の教化
    三 今の世を問う
  • 成功の要諦
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    成功の要諦

    稲盛和夫

    1,650円(税込)

    稀代の名経営者・稲盛和夫氏。

    その稲盛氏は生前、約1万人もの経営者に
    手弁当で経営の指導をされてきた。
    それほど多くの経営者に慕われてきたのは、
    経営のノウハウを伝えてきたからではない。
    稲盛氏は言う。

    「会社を成功させて有名になったりお金持ちになったり、
    そんなことのために人生があるのではない。
    人生を生きる意味とは、まさに自分の魂を磨くことにある」

    本書は稲盛氏が55歳から81歳までに行った
    6度の講演が採録されている。

    そこには一貫して、いかに人生を生きれば
    運命を発展させることができるか、
    その要諦がつぶさに語られている。

    第一講は昭和62年の講演で、
    京セラ創業28年、第二電電(現・KDDI)起業から
    3年目のエネルギッシュな時代だった。

    そして第六講は平成25年、
    日本航空の再建を果たした直後の講演だ。

    その間、実に27年間に及ぶが、
    普遍の哲理は決して古びることはなく、
    むしろ経験と年齢によって深まっていく。

    稲盛和夫氏の成功哲学がここに凝縮されている。

    >>『成功の要諦』の特設ページはこちら

    著者リンク:【稲盛和夫 OFFICIAL SITE】

    目次


    第一講 心と経営
    第二講 なぜ経営者には哲学が必要なのか
    第三講 安岡正篤師に学んだ経営の極意
    第四講 人生の目的――人は何のために生きるのか
    第五講 心を高め、魂を磨く
    第六講 運命を開く道
  • 覚悟の力
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    覚悟の力

    宮本祖豊

    1,650円(税込)

    比叡山に1200年伝わる驚異の荒行「十二年籠山行」ーー。致知2014年11月号の表紙と巻頭インタビューを飾った宮本祖豊師の初の著作だ。静の荒行と呼ばれる「十二年籠山行」の様子などもさらに細かく触れられている。しかし、本書の眼目は単に厳しい行の表面的なことを紹介するだけではない。「自分を知り、精神レベルをさらに高めたい」という思いで行に入った著者は、時には死も覚悟しながらの修行の間も、そこで見えてくるものはなんなのか、なんのために修行をするのか、そこに意識を向けることも忘れない。
     修行を終えて至った現在の境地を、氏はさまざまな言葉で語る。「生きていくための原動力は『無常』にある」「自分の心を見るものは、宇宙すべてを見るものと同じ」そして「一隅を照らす」……それらは決して派手でも勇ましくもない。十二年間山に籠るという「覚悟」を決め、満行した人の言葉は静かで爽やかでさえあるが、万言を費やしても届かない説得力に満ちている。

    目次


    第一章 「国宝」となる人材を育てる
    第二章 私を行に向かわせたもの
    第三章 死の縁に立った仏様
    第四章 決死の十二年籠山行
    第五章 一隅を照らして生きる
  • 子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話
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    子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話

    平光雄

    1,650円(税込)

    命を大切にする、善悪を判断するといったことを教える道徳教育の重要性が再認識されている。しかし、理屈を並べるだけではなかなか頭に入っていかない、行動にも結びつかないのが道徳教育の難しさでもある。
     本書は小学校教師歴三十二年、学級崩壊に瀕したクラスを立て直すといった経験もしてきた著者が行ってきた、子供たちの心に「伝わる」「残る」実践的道徳教育の話だ。
     例えば小さなハートが徐々に大きくなっていく絵を描く。「いろんなものに関心を持って好きなものが増えていくことが心の成長だ。一年後にはハートが大きくなっているようにしよう」と話す。「自信」「勇気」「友情」など三十一の項目にわたって、時に絵を描き、紙芝居にし、標語を作って、子供たちに伝え、行動へと結びつける。
     教育現場で実践してきた話だが、家庭でも、企業でも、さらには自分自身でも実践できるヒントに満ちている。

    目次

    第1章 真っ直ぐに生きる心を育てる
    第2章 社会で生きるルールを身につける
    第3章 ものごとにいかに取り組むか
    第4章 人間ってなんだろう
  • 親鸞聖人の教え『歎異抄』を書き写す
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    親鸞聖人の教え『歎異抄』を書き写す

    金山秋男

    1,100円(税込)

    「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」の言葉でよく知られる『歎異抄』は、浄土真宗の教祖である親鸞の弟子の唯円が、師の死後、弟子たちの間で師の教えが歪曲されていくことを歎き、改めて親鸞から教えられたことを書き記したものである。『歎異抄』が書かれたのは鎌倉時代の後期のことだが、その後、連綿と読み継がれてきた、日本を代表する仏教書である。

    その解説本は数多くあるが、本書は『歎異抄』の原文を書き写す本である。その目的は“字が上手になる”というものではない。

    ともすれば読み飛ばしてしまう言葉を「書く」という行為で繋ぎ止め、一つ一つの言葉をじっくり味わい、人生の真理を体得するところに目的がある。その手助けとして現代語訳や解説もつけられているので、手で書き、目で読んで味わうことによって、その教えが心に刻まれていくことだろう。

    さらに深く『歎異抄』の世界を知りたくなったならば、本書を監修した金山氏による「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ 歎異抄」をお勧めする。

  • 吉田松陰に学ぶ男の磨き方
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    吉田松陰に学ぶ男の磨き方

    川口雅昭

    1,760円(税込)

    吉田松陰が一族の男子を集めて、「先師」と仰いだ山鹿素行の『武教全書』の勉強会を行った。話は武士とはどうあるべきか、その日常の過ごし方をはじめとして、志、覚悟、敵とは、さらに死とは、といったことにまで及んだが、その講義録が『武教全書講録』として今に伝わる。

    本書は松陰を「我が師」と呼んで憚らない著者が『武教全書講録』を読み解きながら、闘う企業戦士に、家庭で子女教育にあたるよき父兄たる男たちに、武士道精神のなんたるかを伝えるべく、熱く語る。

    松陰は『孟子』の一節を挙げて説く。ある王が「士とは何をか事とする」と孟子に問うたところ、孟子は「仁義のみ」と答えた。
    これを受けて著者は解説する。

    「『仁』は思いやり、慈しむ心。『義』とは人としてのあるべき正しさを感じる心か。『男を磨く』という。それは『仁義』を自得する謂か」

    松陰の講義は155年以上も前だが、その精神は今の日本人の心にも大いに響くだろう。その証拠に本書を前にするとき、端然と座し紐解かざるを得ない、そんな一冊である。

    >>『吉田松陰に学ぶ男の磨き方』の特設ページはこちら


    目次


    壱 武士の行うべきこと
    弐 愚直に道を守る
    参 仁義を自得する
    四 武士としての心得
    伍 志の高さ
    六 覚悟の道とは
    七 武士の志
    八 心中に覚悟をもつ
    九 己の敵は己と知る
    十 武士の家計
    拾壱 男子の覚悟、女子の節義
    拾弐 男の忠孝が女の貞節を育む
    拾参 気力を奮い起こせ

    推薦者からのコメント

    海陽学園 海陽中等教育学校 ハウスマスター統括
    佐藤修一氏
    日本男子の指標となる気迫みなぎる良書であり、極上の指南書である。
    グローバル化・多様化の時代だからこそ、明治の植民地化脅威の中、日本人の魂を奮起させる原動力となった吉田松陰!その仁義ある男の生き方、国家・天下のため今何をすべきかを学ぶべきであろう。
    それは、日本人の歴史・伝統・文化の集大成ともいえる武士道を通じ、精神面での真髄を追求し、浩然の気を養い、究極的に人間力・全人教育面から、日々の「志」「気概」「生き様」を学ぶことだ!

    22歳・安西亜里彩
    大学生の弟の20歳の誕生日祝いに贈りました。松陰が亡くなったのは29歳。同じ20代に突入する前に、また、社会に出る前の学生時代に、この本は絶対に読んでほしい! と思ったんです。試験中にもかかわらず、すぐ読み通してくれたようで、「お姉ちゃん、ありがとう!何回も繰り返し読むわ」と興奮気味に電話がかかってきました。
  • 人はいかにして大成するか
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    人はいかにして大成するか

    伊與田覺 

    1,760円(税込)

     安岡正篤師の高弟で、七歳から九十九歳の現在まで『論語』に学び続ける伊與田覺氏。昨年行われた「『神道』と『中庸』」のセミナーを元に人物修養の道を説いたのが本書である。
     終戦時に日本の再興を願って「神洲不滅」の碑を建立した氏。日本人の精神性を築き上げた神道とは、「神道指令」によって失われた美徳とは何だったのか。また、『中庸』は神道の教えといかに深く関係しているか。我われ日本民族の原点を知る貴重な手がかりともなるだろう。
    「年を取るほど立派になり、息を引き取るときに、最も優れた品格を備える。そういう人生でありたいものです」
    その言葉どおり『論語』に学び、孔子の生き方を範として、いまなお道を究めんとする氏の歩みから、真の大人たるための秘訣を掴み取っていただきたい。
    巻頭には伊與田氏揮毫による「当下一念」の付録が挿まれ、一見の価値がある。


    目次


    序 章 年を取ること、悟るということ
    第一章 神道の心と日本人――日本を壊した神道指令
    第二章 神社をつくる――天の道、神の仕事
    第三章 終戦日本の一断章――私と『論語』と神州不滅の碑
    第四章 五十にして大飛躍を遂げた孔子――ゼロを知り、天命を知る
    第五章 曾子と子思――孔子の精神を伝えた弟子と孫
    第六章 至誠を貫けば神の心に通じる――『中庸』と神道をつなぐもの
  • 青春を生きる100冊の本
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    青春を生きる100冊の本

    久我勝利

    1,540円(税込)

    『老いを考える100冊の本』『死を考える100冊の本』に続く、シリーズ第三弾で焦点を当てるのは“青春”である。
     橋本左内の『啓発録』をはじめ『ど真剣に生きる』(稲盛和夫・著)『人生二度なし』(森信三・著)など古今東西の名著百冊を紹介。「生涯青春主義」「青春とは後悔しないこと」など九つの切り口から、青春のあり方を多角的に捉えていく。
     原作を読みたくなるのはもちろん、本書に紹介される名言に触れるだけでも情熱を持って生きる気概が漲ってくるであろう。
    「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の持ちかたを言う」とは、サミュエル・ウルマンの言葉。青春時代をいかに生くべきか、いかにして生涯青春の生き方を貫くか。
     本書には、自らの心に再び青春の風を吹かせ、いくつになっても人生を輝かせて生きるためのヒントが詰まっている。全世代に一読を薦めたい。


    目次


    1.生涯青春主義
    2.元気が出る青春譜
    3.青春とは後悔しないこと
    4.青春を彩る大恋愛
    5.波乱の青春を乗り越えて
    6.失われた青春
    7.古典が教える青春の生き方
    8.青春期のこころと体
    9.青春時代が生涯を決める
  • 65歳から始める健康法
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    65歳から始める健康法

    三浦雄一郎

    1,430円(税込)

    「八十歳でエベレスト登頂」という前人未到の偉業を成し遂げた三浦雄一郎氏。だが、六十歳を迎えた頃の氏は、不摂生な生活を続けた挙句、メタボリックな中年と化し、高血圧、高血糖、不整脈など、生活習慣病の百貨店のような状態になっていたという。
    本書ではその三浦氏がいかに生きる目標を取り戻し、人生の再出発を図ったかを、運動法・食事法・考え方の三つに分けて紹介。舌出し運動や壁押し、高血圧予防・健康増進に効くスタミナ丼、スペシャルドリンクの作り方など、誰にでもできる健康法を披露している。
    また目標設定の三つのヒントや年齢との付き合い方など、メンタル面の工夫も三浦氏ならでは。「人生はいつも今から」と自らを鼓舞しながら歩まんとする姿に勇気づけられる。
    六十五歳は会社員の多くが定年を迎える時期。特別付録の「人生の後半生を輝かせるための八か条」をぜひ参考にされたい。


    目次


    プロローグ エベレストのてっぺんで
    第一章 意志あるところに道は開ける
    第二章 守りの健康法から攻めの健康法へ
    第三章 一歩一歩を積み重ねて目標を達成する
    第四章 人生を最後まで生き尽くすために
  • 茶の本
    本
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    茶の本

    岡倉天心,夏川賀央(現代日本語訳)

    1,540円(税込)

    単なる茶道の本だと思って遠ざけている人も多いかもしれない。原題は「The Book Of Tea」、1906(明治9)年に、岡倉天心が外国人に向けて日本文化を紹介するために英語で書いたものだったが、ニューヨークで出版されるや、世界的なベストセラーにもなった。

    岡倉天心は幕末に福井の武士として横浜に生まれ、維新後は西洋文化を吸収しながら美術の専門家として名乗りを上げていく。しかし、西洋を深く知るほどにそれと対極にある東洋、そして日本の素晴らしさに気づいていく。その象徴として見たのが茶の世界だった。

    本書は同じ「いつか読みたかった日本の名著」シリーズの『武士道』でも分かりやすい翻訳で好評だった夏川氏が訳を手がけているが、原文の格調高さを損なうことなく、中高生にも理解できる日本語に置き換えている。ともすれば、いま日本人が忘れがちな日本人の美徳を思い出させてくれる、必読の一冊。

    目次


    第1章 茶碗に込めた人間力
    第2章 茶の流派
    第3章 道教と禅
    第4章 茶室
    第5章 芸術の鑑賞
    第6章 花
    第7章 茶人たち


    推薦者からのコメント

    茶道裏千家大宗匠・前家元(15代)
    ユネスコ親善大使
    千 玄室氏
    日本人の心のふるさとを知るための書。推薦します。

  • 浅利妙峰の母になるとき読む本
    本
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    浅利妙峰の母になるとき読む本

    浅利妙峰

    1,430円(税込)

    塩糀ブームの火付け役として、日本だけでなく海外でも活躍中の浅利妙峰氏。塩糀普及のために全国行脚を重ねる中で数多くの女性たちから子育てに関する相談を受けたという。

    創業三百年の家業と二足の草鞋で学習塾を開き、数多くの子どもたちを育ててきた著者は、六年間で五人の子どもを産み、働きながら育てた母でもある。

    本書では男と女の性別に応じた子育ての仕方から、胎教や子どもの叱り方、月齢別の子育て法まで著者の実体験をもとに記されている。また、寺子屋教育に多大な影響を与えた貝原益軒の『和俗童子訓』を参考にまとめられた浅利家の「和俗童子訓」も紹介。

    そのほかにも、お金に困り、肉の代わりにこんにゃくを入れたカレーに子どもたちが悲鳴を上げた話など、読んでいて思わず吹き出してしまう逸話が満載。

    これから子育てを始める方、いま子育てにお悩みの方におすすめしたい日本の母が説く子育て入門の決定版だ。


    目次


    第一章 塩糀で知った子育てに悩む母の声
    第二章 浅利家の子育て奮闘記
    第三章 幼児教育はお腹の中から始まっている
    第四章 いよいよ大切になってきた家庭教育
    第五章 母性を磨く
    第六章 泣けば泣くほど叱られる浅利家の家庭教育
    第七章 浅利家の「和俗童子訓」
    終章  未来の子どもたちへのアドバイス
    附録  幸せに包まれた食卓のために
  • 原発3キロメートル圏からの脱出
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    原発3キロメートル圏からの脱出

    川崎葉子

    1,650円(税込)

    福島第一原発から三㌔圏内にある自宅で長年暮らしてきた川崎家の生活は、3・11を境に一変した。文字どおり着の身着のままの状態で故郷を追われて避難所生活を余儀なくされ、その後も各地の避難所を転々。目まぐるしく変化する状況の中、ひたすら走り続けてきた三年間の歳月がつぶさに記されている。

    3・11のあの日、何が起こり、どういう経過を辿って今日に至っているのか。震災の生々しい惨状が伝えられるとともに、報道では知ることのなかった実態を知らされることとなる。

    だが真に着目すべきは、どんな時にも心を明るく保ち、悩める人々の悩みに応じたり、新コミュニティ構想を提案・実践するなど精力的な活動を続ける著者の姿。非常時のリーダーシップのあり方を考えさせられるだけでなく、人間はいかに生きるべきかを問う内容にもなっている。
    読み手のこちら側が勇気とエネルギーをもらえるはずだ。

    目次


    3.11、その日の川崎家
    福島から福井へ
    ふるさと、福島は今
    ふるさとってなんだろう?
    帰ろう福島へ
    支えてくれた人たち
    私の心の拠り所
    震災前の大余震
    いわき市回帰大作戦
  • 人生の大則
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    人生の大則

    藤尾秀昭,金澤翔子(書)

    1,210円(税込)

    この世に絶対不変の真理はあるだろうか――。
    読者の皆さんはどのようにお答えになるだろう。

    本書は『致知』主幹の著者が、毎号身を絞るような思いで紡いできた総リードから“人生を成功に導くための十篇”を収録したもの。

    冒頭の問いに答える第一章を始め、「成功者の共通点」「上に立つ者の条件」「創業の精神」「人生の妙味」など、三十五年余に及ぶ取材を通し、多くの人生の達人や先哲たちが示した生き方の道標となる教えが披露される。
    二十代の稲盛和夫氏が創業期の社員を鼓舞した言葉や、晩年の松下幸之助氏がよく口にした言葉、道元禅師が死の床で残した最期のメッセージなど、拳々服膺したい至言が並ぶ。

    そもそも「人生の大則」とは、人生で一番大事な法則、これを遵守すれば人生は大丈夫という原則のことを言う。
    通読すると古今東西を問わず、優れた先達はみな共通したことを述べていることに気づくだろう。

    NHK大河ドラマ『平清盛』の題字でも知られる書家・金澤翔子氏による力強い書にも注目。
    自らの命を輝かせ、一度きりの人生を成功に導くための秘訣がここにある。

    目次


    第1章 絶対不変の真理
    第2章 大人の幸福論
    第3章 いまをどう生きるのか
    第4章 人生の秘訣
    第5章 成功者の共通点
    第6章 絶対に成功しない条件
    第7章 創業の精神
    第8章 上に立つ者の条件
    第9章 切に生きる
    第10章 人生の大則

  • 楽しい論語塾
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    楽しい論語塾

    安岡定子

    1,540円(税込)

    本誌の人気連載「子供に語り継ぎたい『論語』の言葉」が待望の単行本化。小中学生のために論語塾を開きたい、また、自分の子や孫に『論語』を教えたいという方を対象に再編集を加えたことにより、新たな生命が吹き込まれた。

    本書は全国二十か所で「こども論語教室」で講座を持つ著者が、子供たちとのやりとりを通じて得た気づきや学び、指導のポイントなどを披露。

    「巧言令色、鮮し仁」「故きを温ねて新しきを知る」等の馴染み深い章句も、子供たちが見せる素直で純粋な反応に、はっとさせられることが多い。また、孔子の人物像を「学者・教育者・哲学者・人間孔子」の四つの側面から捉え直している点も、『論語』をより深く理解する手掛かりとなるだろう。

     著者は『論語』を教えるための五つの心得として、「一、自分が楽しむ」「二、声をきちんと出す」「三、山場はひとつだけ」「四、相手を楽しませる」「全体をよく見る」の五つを挙げている。子供たちに『論語』を教えるための手引書となるばかりでなく、自らもまた『論語』の章句をしみじみ味わってみたくなるはずだ。

    目次


    序 章 孔子、その四つの顔
    第一章 生涯学び続けた学者としての孔子
    第二章 人としてのあり方を示した教育者としての孔子
    第三章 経験から生まれた言葉を残した哲学者としての孔子
    第四章 スーパーマンだったわけではない人間・孔子
  • 森信三講録 西郷南洲の遺訓に学ぶ
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    森信三講録 西郷南洲の遺訓に学ぶ

    森信三

    1,540円(税込)

    現在も多くの人々に読み継がれる『修身教授録』。本書は、その著者・森信三師が旧満洲国建国大学教授時代に行った講録である。盧溝橋事件やノモンハン事件の発端になる出来事が勃発するなど、当時日本は危機的状態が予想せられる時代にあった。そうした情勢下、日本に一時帰国して哲学会の講義用テキストとして、師が選んだのが『西郷南洲翁遺訓』であった。

    師は「敬天愛人」の「天」の一字にこそ南洲翁の根本理念があると捉え、理想とされるリーダーの姿を説いている。反省自省の必要性、克己の工夫の必要性をはじめ、真の指導者には何が必要か、熱を込めて解説がなされる。そして身を修め、己を正すことで得られる現実の処置・処断の能力こそ、学問をなす上で最も大切なものであるとし、それを平生から行うことが必要だと訴えている。

    日本人としてこの『遺訓』を心読し、南洲翁の精神行跡に学ぶと共に、戦争が悪化の一途を辿ろうとしていた当時にこの『遺訓』をテキストに選んだ森師の心情に思いを馳せたい。
  • 日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと
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    日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと

    髙橋史朗

    1,980円(税込)

    「特攻隊は犬死だった」と高校時代の歴史教師がニヤニヤしながら話した姿が著者を決意させた。
    「日本の歴史を見直し、戦後史を書き換えたい」――その思いは30歳の時に叶う。
    米国で占領期の機密文書が公開されたのである。
    直ちに渡航した著者は、約250万頁にもわたる英文を調査。
    さらに30年を経た一昨年にも追加調査を行い、数々の新事実を発見した。

    本書には「教育勅語」が廃止された理由や日教組誕生秘話、ウォーギルドインフォメーションプログラムの全貌など、戦後史の盲点が詳細に記されている。
    特に興味深いのは、日本文化論として名高い『菊と刀』の存在だ。
    日本人には本性に根差す伝統的軍国主義・侵略主義があるとした同書の誤った認識が占領政策に絶大な影響を与えたというのだ。

    占領から70年近く経ついまも我が国は戦後レジームから抜け出せずにいる。
    その鍵を握るのは本書に示された占領期の真実にある。

    目次


    序 章 敗者を裁いた占領軍の目
    第一章 中国の『菊と刀』ブームの実態と歴史的背景
    第二章 「義眼」の原点にあったルース・ベネディクト『菊と刀』
    第三章 ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
        ──その源流と展開
    第四章 今、日本の子供と親に何が起こっているのか
    第五章 「義眼」からの脱却に向けて──親学の推進と転機
    第六章  「日本再生」への取り組み──「義眼」から脱却するために
    終 章 占領文書二百五十万ページ研究への挑戦と成果
  • 仕事に生かす「孫子」
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    仕事に生かす「孫子」

    越智直正

    1,760円(税込)

    万年不況産業といわれる靴下業界の中で、なぜ「タビオ」だけが勝ち続けるのか――。中学卒業後、靴下問屋に丁稚奉公し、一代で日本一の靴下屋を築き上げた著者は、次々に起こる問題の本質を見抜く方法を『孫子』に教わってきたという。
     本書の特徴は著者自らが独立、借金、倒産の危機などの実体験を交え、『孫子』の教えをとことんまで実戦的に語っている点にある。
    「彼を知り己を知れば、百戦して危からず」
    「疾きこと風の如く、その徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如く」
    など人口に膾炙した句も多いが、仕事や人生に役立たない学問はなんの意味もないと、その活用法を具体的に示唆する。
     戦争・戦略の書であるとともに、人生哲学に根差した『孫子』は、読み手の置かれた情況や立場・環境によっても、生かし方は千差万別。経営者の方々にはぜひ一読を勧めたい。

    目次


    序 章 『孫子』について
    第一章 実践・始計篇(上)
    第二章 実践・始計篇(中)
    第三章 実践・始計篇(下)
    第四章 その他十二篇の名言と教え
  • 「孟子」一日一言
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    「孟子」一日一言

    川口雅昭(編)

    1,320円(税込)

    黒船への密航を企図して捕らえられた吉田松陰が江戸伝馬町獄の後に収監されたのが、萩の野山獄だった。獄中の身でも学ぶことを忘れなかった松陰が、いつしか始めたのが囚人たちへの『孟子』の講義である。
    松陰の『孟子』講義は牢役人までが思わず聞き入り、殺伐とした獄舎を学び舎へと変貌させた。その講義録が『講孟記』である。獄中の松陰が刮目して学んだ『孟子』の言葉とはいかなるものであったか――。
    ●自ら反みて縮からば、1000万人と雖も吾れ往かん。   (2月7日)
    ●至誠にして動かざる者は未だ之れあらざるなり。  (5月3日)
    43年にわたり松陰一筋に研究を重ねてきた編者ならではの切り口で、『孟子』全篇から厳選された366語に『講孟記』中の松陰の『孟子』解釈が付記された。古今普遍の教えとともに「我れ孟子たらん」と志し生きた松陰の至誠なる魂に触れていただきたい。
  • 森信三訓言集
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    森信三訓言集

    森信三

    1,430円(税込)

    国民的名著『修身教授録』で知られる著者だが、それと同時期に生まれた幻の語録が、この『訓言集』である。
    昭和10年代初め、大阪府天王寺師範学校専攻科で師の講義を受けていた生徒によって本書はまとめられた。「教育の3つの根本目標」「一流者の生き方」等、自らをいかに修め、一度きりの人生を生きるべきか、魂を激しく揺さぶる114の訓言を収録。
    「年とともに尊敬するものが、はっきりして来るようでなければ、人間も大成はしない」
    「死は人生の総決算である。肉体が朽ち果てた後尚残るものは、肉体が動いている間に為した真実のみである」
     等々、一語一語が余人を寄せつけぬ厳しさと、深い情愛とに溢れている。
     本書を踏まえた上で『修身教授録』を再度お読みいただくと、その教えの真髄が一層深く理解できるだろう。約80年の時を経て甦る、森信三師の真骨頂。師の肉声が耳の奥でこだまする思いがする。

    目次


    森信三訓言集 上巻
    森信三訓言集 中巻
    森信三訓言集 下巻
    附録1 森教室の内外
    附録2 森先生学話

  • 安岡正篤教学一日一言
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    安岡正篤教学一日一言

    安岡正篤,荒井桂(編)

    1,320円(税込)

    戦前・戦中・戦後の激動の時代の中で不易なる教えを一貫して説き続けられた安岡正篤師。その教えは「安岡教学」と呼ばれ、いまもなお多くの人々の精神的支柱として、燦然と輝いている。
    その安岡教学の格好の入門書が、平成18年に刊行された『安岡正篤一日一言』である。平成24年末に出版された『安岡正篤活学一日一言』と合わせて、16万部以上のベストセラーとなった。
    本書はその第三弾として郷学研修所安岡正篤記念館の所長を務める荒井氏が、12月に迎える師の没後30年を記念して編んだものである。
    参考図書も『東洋倫理概論』や『日本精神の研究』といった初期作品から、『東洋的学風』など、数ある作品の中でも特に格調の高い書物が名を連ねる。
    これまでのシリーズの上級篇ともいえる本作に刻まれた366語を通じて、現代に活かす叡智を汲み取っていただきたい。
  • 毎日が小さな修行
    本
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    毎日が小さな修行

    塩沼亮潤

    1,430円(税込)

    「その人が置かれている環境、いろいろな出来事、すべてが人生の修行だと思うようになりました――」
    奈良県吉野の大峯(おおみね)山で、
    1300年の歴史に2人だけという千日回峰行を満行した大阿闍梨(だいあじゃり)の著者は、想像を絶するような荒行を通じてそのことを学んだという。
    本書では厳しい自然の中で、一人苦しみ、自己と深く向き合う中で掴んだ、人生の花を咲かせるためのヒントを紹介。
    人との絆を結ぶための三つの実践や、人間関係のトラブル回避の仕方など、その教えは私たちの日常生活にも当てはまることばかり。
    「明るく穏やかな光ある世界へと導かれるためには、相手のマイナス的なところにとらわれず、割り切って、忘れて、捨てて、許すことが大切」と著者は語る。
    日々の生活こそが何よりの自己鍛錬の場であり、そこにこそ私たちの生きる意味や本当の「修行」があることに気づかされるだろう。

    目次


    生きるコツ
    縁を生かす
    心を運ぶ
    命を輝かす
  • 経営は道なり心なり
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    経営は道なり心なり

    井上昭正

    1,650円(税込)

    企業発展に大切なのは、
    武士道精神を根源とする経営道の実践であると
    国内外で経営コンサルティングを手掛けてきた著者は語る。

    経営道とは人を思いやる優しく、
    温かな無私の心の実践をいう。

    例えば製薬会社エーザイの創業者・内藤豊次氏は、
    自らの専用車よりも営業マンに車を優先して買い与え、
    自分の家より地方出身者のための社宅の建設を優先させた。
    こうした心の実践こそが経営道だと著者は語る。

    また経営者自身が自己の感性、知性を磨き高めることが、
    優れた人材の集まる社会的評価の高い会社への発展に繋がると教える。

    トヨタ、田崎真珠など世界に誇る日本企業の創業者たちは
    武士道精神で日本再建に貢献した。
    同じく武士道を根本とする経営道で世界に貢献することが
    現在日本企業に求められていると著者は述べる。
    経営道の実践を促す本書は経営者のみならず、
    部下を持つ管理職にもお勧めしたい一冊。

    <目次>
    第一章 日本は「道」を尊ぶ国、日本人は「道」に生きる民族
    第二章 経営道=「経営は心なり」の根源は武士道にあり
    第三章 経営道七則―経営道に基づく経営姿勢
    第四章 経営道=「経営は心なり」を実践する
    第五章 経営道で日本を世界に輝かせる新しい国際戦略
  • 人間学入門
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    人間学入門

    藤尾秀昭(監修)

    1,047円(税込)

    本書は『致知』創刊以来初となる人間学の入門書。
    過去の記事から人間学の真髄に触れられる8本を厳選した。
    登場するのは、人間学を極めた森信三氏、坂村真民氏。
    経営者魂溢れる稲盛和夫氏、樋口武男氏。
    自己を磨き高めてきた渡部昇一氏、三浦綾子氏。
    極限を生きた人物として小野田寬郎氏、大塚初重氏。
    そして碩学・安岡正篤師の教えを経営に活かした新井正明氏と豊田良平氏。
    『致知』読者の方であれば、これだけは読んでおきたい豪華な顔ぶれが揃い、33年(当時)の歩みを知る上でも、その魅力は尽きることがない。
    さらに「『四書五経』の名言集」と、「経営者たちの魂の言葉集」「達人たちの金言集」「極限の運命を生きた人たちの名言集」など、『致知』に掲載された方々の40もの名言を紹介。
    「妬む・そねむ・ひがむ・恨む・憎む。そんな人には運はめぐってこない」(日本将棋連盟会長・米長邦雄)「高い塔を建ててみなければ新しい水平線は見えない」(「はやぶさ」プロジェクトマネージャ・川口淳一郎)など、現代を生き抜くための力強い珠玉の言葉が並ぶ。
    人間学をこれから学び始める人にも、極めたいと願う人にも広くおすすめする一書。
    人間学を探究し続けた『致知』ならではの極上のエッセンスを堪能していただきたい。

    <目次>
    先達に学ぶ
    経営者魂に触れる
    人間を磨く道
    極限の運命を生きる
    人間学対談
  • 人生を導く先哲の言葉
    本
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    人生を導く先哲の言葉

    伊與田覺

    1,320円(税込)

    いかに時代が移り変わろうとも色褪せることなく、普遍的な真理を説く古典の言葉に人生を導かれた先達は数多くいることでしょう。
    かつて真理を悟った多くの先哲たちによって語り記されてきた言葉には汲めども尽きない味わいがあります。
    本書には『致知』2010年2月号から掲載されてきた古典活学の第一人者・伊與田覺氏による「巻頭の言葉」全12篇が連なります。

    『致知』誌面という限られた紙幅上に凝縮された古典の教えはシンプルかつ平明ゆえに深く心に響きます。

    「自分の持ち味を十分に発揮し、息を引き取る時が最も円熟した時、完成された時でありたい」と語る著者の直向きな思いと、馥郁たる先知先哲の言葉の香りが行間からも伝わってきます。
  • 小さな修養論
    本
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    小さな修養論

    藤尾秀昭

    1,320円(税込)

    『致知』創刊35周年を記念して、昨年1月に完結を迎えた小さな人生論』に次ぐ、新シリーズが刊行されることになりました。

    「修養は人間の要。

    いま日本に最も必要なのは修養の精神」という著者の思いがタイトルからも強く伝わってくる作品です。

    今回まえがきをお寄せくださった鈴木秀子氏は、本書の魅力を次のように説かれている。

    「小さなという言葉で始まるこの本は、なんと大きな世界へ、私たちを導いてくれることでしょうか。
    時空を超える大宇宙の広がりと、太古の昔から今日までの無数の人々の、計り知れない深い叡知に、私たちの魂を導いてくれることでしょうか」

    本書には『致知』2013年9月号までの総リードが記載されていますが、その内容は古今東西の聖賢の学から宇宙物理学の話まで実に幅広いです。

    知識を高め、品性を磨き、自己の人格形成につとめるための修養書として、ご活用いただきたい一冊です。
  • 西郷南洲遺訓
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    西郷南洲遺訓

    桑畑正樹(現代語訳)

    1,540円(税込)


    大好評につき、増刷しました!!!
    明治維新の立役者、西郷隆盛、その号を南洲という。
    維新後、西郷の至誠や武士道を重んじる態度に感銘した庄内藩の藩主や藩士70名余りが鹿児島に赴き、3か月にわたって滞在した。
    その言行を後にまとめたのが『西郷南洲遺訓』である。
    内容は43項目からなるが、リーダーとしての心構えに始まり、自己を修めること、英雄の心構え、さらには愛犬「ツン」と狩りに行き、温泉を楽しんだ日常生活まで、多岐にわたる。
    「敬天愛人」は西郷がよく揮毫したといわれる言葉だが、「天を敬い、天の摂理に従って行動する」という、その理想とした境地も随所に見え隠れする。
    本書は原文と読みやすい訳文、そして「一言解説」からなっているが、一読すると、そのスケールの大きな哲学に心打たれる。
    と同時に元勲でありながらも草履ばきの銅像が建てられた、その親しみやすい「西郷さん」の姿も思い浮かぶだろう。

    『西郷南洲遺訓』の成り立ち
    一   上に立つ者の心構え
    二   組織運営に必要なビジョン
    三   政治の優先順位
    四   私心を持ってはいけない
    五   子孫に美田を買わず
    六   一芸ある人材の活用法
    七   策略で手にした成功はもろい
    八   外国の猿真似をしてはならない
    九   人類に普遍の価値
    十   何のための文明開化か
    十一  真の文明とは何か
    十二  配慮ある西洋の刑罰に学ぶ
    十三  税金は安く、民を豊かに
    十四  会計の大原則
    十五  軍備は無駄に拡大しないほうがよい
    十六  道徳がなければ国を維持できない
    十七  外交を行う時の覚悟
    十八  政府が務めるべき役割とは
    十九  己を「足りない」と思う
    二十  制度や方法ではなく、人が第一
    二十一 自分にとらわれてはならない
    二十二 「己に克つ」を心がける
    二十三 学問は広く学ぶ
    二十四 「天を敬い、人を愛す」の精神
    二十五 天を相手にし、誠を尽くす
    二十六 自己愛の落とし穴
    二十七 くよくよ後悔しても始まらない
    二十八 「正しく生きる」は誰でもできること
    二十九 どんな困難、苦労も乗り越えて
    三十  命もいらず、名もいらず、始末に困る人
    三十一 世評気にせず、信じる道を貫く
    三十二 謙虚さを忘れず、慎み深く行動する
    三十三 危機管理能力を磨く
    三十四 平時に策略を使うべきではない
    三十五 英雄は公平至誠を見抜く
    三十六 文字だけの知識では役に立たない
    三十七 誠意は時代も超える
    三十八 真の機会をつかむには
    三十九 才覚に人格を兼ね備えて
    四十  爽快でおだやかな君子の心
    四十一 常に備えを怠らない
    追加一 思慮は平素に練っておく
    追加二 東洋思想や歴史に学ぶ意義
         【解説】時代を超えて響く珠玉の言葉(訳者 桑畑正樹)
  • 老いを考える100冊の本
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    老いを考える100冊の本

    久我勝利

    1,540円(税込)

    人生においてまぬがれえない4つの苦悩、「生老病死」の一つである「老」が、新たな課題を我々に投げかけている。
    高齢化社会を突き抜け超高齢化社会を迎えた日本は、一人ひとりが「老い」について真剣に考える時期にきたといえるだろう。
    本書は、老いてなおその生を輝かせて生きる人物伝から、老いに関する科学的な考察、さらには現代の老人たちが直面する様々な課題に至るまで、洋の東西を問わず「老い」を多角的に考えるための100冊分のエッセンスを一挙に公開。
    各著作の特徴を捉えた一文の抜粋と、それに続く著者の巧みな概評が光る。
    誰もが避けて通ることのできない「老い」を、いかに考え、そしてどのように迎え入れればよいのか。
    本書は、前著『死を考える100冊の本』とともに、人生の後半を実りあるものにするための、ヒントを提供してくれている。

    <目次>
    1 老いてますます意気軒昂
    2 老いとは何か
    3 老いもまた楽しからずや
    4 老いの知恵袋
    5 老いの現実
    6 よりよく年をとる
    7 老いを科学する
    8 老いの不安
    9 老いの履歴
    10 老人だって恋をする
  • 明治憲法の真実
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    明治憲法の真実

    伊藤哲夫

    1,540円(税込)

    安倍政権のもと、日本国憲法改正へ向けた動きが加速している。
    改正手続きに関する条項の他、個別条項についての検討が今後さらに進むことが予想される。
    日本国憲法を語る時、その比較対象としてよく挙げられるのが明治憲法(大日本帝国憲法)だろう。
    もっとも、その多くは現行憲法が唱える価値観に重きを置き、明治憲法を貶めようとする意図が見え隠れすると、著者の伊藤哲夫氏は指摘する。
    果たして、明治憲法は世間でいわれるほど本当にひどい憲法だったのか――。
    これが著者の最も訴えたかったというテーマだ。
    本書は、近代国家建設の大事業の一環となった明治憲法の制定に至る壮大なドラマを、その歴史的背景を踏まえつつ綴っていく。
    その立役者には、直接議論に立ち入ることはなくとも、すべての審議にご参加され、議論の行く先を真摯に見つめ続けられた明治天皇をはじめ、「教育勅語」制定にも大きく貢献した井上毅、岩倉具視、伊藤博文の名が連なる。
    特に井上は憲法の根幹となる日本の歴史や伝統に思いを馳せ、『古事記』『日本書記』に遡って学びを深める中で、最も相応しい表現に心血を注ぐ。
    その姿勢からは、我が国の歴史や伝統に関する記述を一切欠く現行憲法では見過ごされがちな、憲法問題の本質が見えてくる。
    明治維新を成し遂げた先人たちが織り成す迫真のドラマから、日本国憲法改正へ向け、私たちが忘れてはいけない大切な視点を養いたい。

    目次


    序章 明治憲法最後の日
    第一章 五箇条の御誓文から始まった明治憲法
    第二章 いかなる憲法をつくるか
    第三章 明治憲法成立
    最終章 日本国憲法を考える
  • 子どもと声に出して読みたい「童子教」
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    子どもと声に出して読みたい「童子教」

    齋藤孝

    1,760円(税込)


    大好評につき、増刷しました!!!

    教育学者・齋藤孝氏の好評書籍『子どもと声に出して読みたい「実語教」』に続く第2弾。
    江戸時代、『童子教』は『実語教』と併せて寺子屋の教科書として広く用いられた。
    『実語教』が年長者への礼儀、人との付き合い方など、
    人間としての生き方の基本を説いているのに対して、
    「朝に生まれて夕に死す」等、当時の人々が影響を受けていた仏教思想が加わり、
    より道徳観念を深めた生き方を説いたのが『童子教』である。
    齋藤氏は古典の学習が強固な精神をつくると述べる。

    かつて日本人は素読を行い、『実語教』『童子教』をはじめ、 『論語』や『大学』などの古典を学び、勤勉さや報恩の精神などを培った。
    例えば日本の偉人の一人、二宮尊徳は、農民の出でありながら小田原藩の財政再建を果たした。
    彼もまた八歳の時に『実語教』と『童子教』を学んだと記録にある。
    私たちがよく耳にする二宮尊徳の勤勉さは古典により培われた精神であり、偉業の一端を担ったと言える。
    仏教・儒教の経典から文を選び、編纂された『童子教』を、本書では6章に分けて解説。
    深い道徳観念に基づく礼儀作法、言葉の使い方、教師への敬意、
    父母への孝養などが現代に即した分かりやすい例とともに説明されている。
    子どもたちが正しい判断基準、ものの考え方を身につけ、
    よりよい人生を送る術を身につけるために、ぜひ本書をご活用いただきたい。

    目次



    ■ 第一章 礼儀を身につける

    ■ 第二章 正しい生き方を学ぶ

    ■ 第三章 世の中のルールを知る

    ■ 第四章 智恵のある人になる

    ■ 第五章 親の恩を大切にする

    ■ 第六章 心を安らかに運命を高める

    付録 『童子教』素読用読み下し文
  • 儒者
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    儒者

    疋田啓佑

    1,760円(税込)

    儒者とは、孔子に始まる政治・道徳の学である儒学を修めた人々を言う。
    「近世儒学の祖」と謳われた藤原惺窩や林羅山を口切りに、江戸時代を通じて多くの人材が輩出されている。
    本書は好評連載「儒者たちの系譜」に登場した人物のうち、山崎闇斎、荻生徂徠など江戸初期から幕末まで活躍した日本の代表的儒者20人を選び出し、時代順に紹介。
    通して読むことで、近世儒学の思想の流れを掴むことができる。
    儒者たちによって培われた思想は、明治維新後の日本を形成しただけでなく、敗戦後の復興の際にも、日本人の精神の根底の支えになったといわれている。
    儒学を志すに至った経緯や学んだ過程、その後の経歴などは各人様々だが、生来の才覚に加え、生涯学問の努力を怠らなかった点で全員が共通している。
    本書から先人たちの学問を学ぶ姿勢や彼らの残した思想を学び、生かしたい。

    目次


    藤原惺窩
    林羅山
    中江藤樹
    熊澤蕃山
    山崎闇斎
    木下順庵
    山鹿素行
    安東省菴
    伊藤仁斎
    貝原益軒
    佐藤直方
    荻生徂徠
    浅見絅斎
    新井白石
    三輪執齋
    佐藤一斎
    大塩中斎
    山田方谷
    春日潜菴
    吉田松陰
  • 常岡一郎一日一言
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    常岡一郎一日一言

    常岡一郎

    1,257円(税込)

    常岡一郎氏は青年期に患った結核により大学を中退し、修養生活に入った。
    15年に及ぶ闘病の末、2度の大喀血を経て病を克服。
    その後、修養団体を設立し、生涯をかけて人の道を説いた。
    「勝つ。この勝ち方にもいろいろある。喧嘩でかつ。やせがまんや屁理屈で勝つ。それは勝っても他人が喜ばない。人を苦しめることになる。これでは人の心も天の心も暗くなる。天、人、我、共に喜ぶ。そんな勝ち方は“われに勝つ”ことである」
    氏が遺した言葉は月刊誌『致知』でも度々紹介をしてきたが、このたびその名言366語に厳選し、1冊の本としてまとめることとなった。
    氏の求道の生涯から生まれた教えは、人生において心の在り方がいかに重要であるかが説かれ、やさしい表現ながらも真理をついて明快である。
    一日一言シリーズの17作目となる本書から、覚者たる氏の叡智を得ていただきたい。
  • 子どもの心に光を灯す
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    子どもの心に光を灯す

    東井義雄

    1,320円(税込)

    兵庫県の小さな町で55年間、教職者として一生を捧げた東井義雄氏。
    本書は平成20年に刊行以来版を重ねる『自分を育てるのは自分』に次ぐ講演録である。
    本講演の底辺に流れるのは、氏の子どもたちに対する深い愛情だ。
    子どもたちの性の問題や父親不在の家庭の話などを織り交ぜながらも、理想の母親像をおかめの面に譬えたエピソードなどを例に、家庭教育復興への願いを言葉に託している。
    百千の灯あらんもわれを待つ灯はひとつ
    東井氏によるこの歌には、一つでも多くの家庭が、子どもたちをやさしく包み込むような、温かい灯を絶やさないでほしいという深い祈りが込められている。
    子どもたちにどう向き合えばよいかと悩む父母や教師が多い昨今、その処方箋として「教育界の国宝」と謳われた東井義雄氏のユーモア溢れる語り口から発せられる魂の言葉に心耳を澄ませたい。

    <目次>
    父母と教師は 今何をどのように
     粗末な出会い
     足裏揉みを通じて出会う
     おじいさん、おばあさんとの出会い
     親子の間
     味方に出会うと子どもは変わる
     内面に出会う大切さ
     出会いがないと子どもをダメにしてしまう
     教育熱心にもかかわらず……
     自律を育てる
     いつまでもついていってはやれない、他
    父親は何をなすべきか 母親は何をなすべきか
     出会うことの意味
     出会いの中に人間のしあわせがある
     人間らしさを育てる
     教育の土づくり
     子どもの希いに触れる
     父親の責任
     父親を子どもに届けるのは母親
     父のない家庭であっても
     母の生き様
     ○(まる)を見る稽古、他
  • プロフェッショナルへの道
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    プロフェッショナルへの道

    致知取材班

    1,430円(税込)

    プロ、それは誰よりも真摯に仕事と向き合い、一道を極めんとする人たちのことである。
    単独無酸素で世界最高峰に挑み続ける登山家栗城史多氏、史上最年長で空手道世界王者の称号を掴み取った塚本徳臣氏、33歳で日本人初となるフランス料理三ツ星シェフに輝いた岸田周三氏、日本一BMWを売った伝説のセールスマン飯尾昭夫氏など、本書にはこれまで弊誌に登場したプロ10人の躍動する仕事人生が連なる。
    彼らに共通するのは、「生活すべてが仕事」と言えるほどの覚悟と情熱であり、全身全霊で目の前の仕事に打ち込む姿勢だ。
    新年度を迎え、新たなスタートを切る人が多いこの時期、「何のために働くのか」ひいては「何のために生きるのか」と、自らを見つめ直すこともあるだろう。
    その道を極めんとするプロの真摯な姿勢は、そんな迷いを打ち払うヒントを与えてくれるだろう。

    <目次>
    終わりなき頂上への挑戦 栗城史多
    デザインの力で新時代を切り開く 佐藤可士和
    我が空手道は「天地一つ」 塚本徳臣
    人生の幅と深さは自分で決める 長谷川千波
    日々感謝日々感動 武田双雲
    限りなき料理の道を極め続ける 岸田周三
    我が独行道 張栩
    心のあり方が人生の価値と質を決める 久瑠あさ美
    営業に魔法の杖はない 飯尾昭夫
    いまがその時、その時がいま 外尾悦郎
  • 子供に読み聞かせたい日本人の物語
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    子供に読み聞かせたい日本人の物語

    占部賢志

    1,760円(税込)

    師と仰いだ小林秀雄から歴史を学ぶことへの深い気づきを授けられ、一教師として深遠なる日本史の世界に身を投じてこられた著者・占部賢志氏。
    その歩みは、埋もれた歴史の断片を掘り起こし繋ぎ合わせることの繰り返しで、数多の感動的な史実を浮かび上がらせてきた。
    本書は約4年にわたり本誌に掲載された好評連載「語り継ぎたい美しい日本人の物語」の中から、心揺さぶる25の感動実話を収録。
    「家族のきずな」「我が師の恩」「使命に生きる」などテーマごとに鏤められた物語からは、連綿と受け継がれてきた日本人の心の原点が見えてくる。
    この宝物のような我が国の歴史を、未来の日本を担う子供たちの心に届けたい、そんな著者の溢れんばかりの熱意が本書に温もりを添える。
    一隅を照らし、生を全うした先人たちの美しき命の輝きを、後々の世まで語り継ぎたい。

    <目次>
    第一章 日本人のこころ
    第二章 使命に生きる
    第三章 家族のきずな
    第四章 我が師の恩
    第五章 国を守る
  • いかにして人物となるか
    本
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    いかにして人物となるか

    伊與田覺

    1,980円(税込)

    弊社主催の第7回古典活学講座が1冊の本にまとめられた。
    テーマは「いかにして人物となるか」。
    読者を深遠なる古典の世界に誘うのは、安岡正篤師の高弟にして、7歳から『論語』に学び続ける伊與田覺氏、御年97(当時)。
    講義でみせる、その凛とした立ち居振る舞いは圧巻で、氏から漂う風格は講義内容にえも言われぬ深みと広がりを与えてくれている。
    本講で取り上げられるのは儒教の祖である孔子、『伝習録』を著した王陽明、そして近江聖人と謳われる中江藤樹の3哲だ。
    氏が長年敬愛してやまない人物だけに、その語り口から浮かび上がる3哲の生き方に自然と親しみを覚える。
    吾づくりのために、人知れず静々と学び続けてきた氏の源流ともいえる孔子、王陽明、中江藤樹の生き方に、自らの生き方を重ね合わせようとする時、人間学探究への新たなる道が拓けるだろう。

    <目次>
    第一講 いかにして人物となるか
    第二講 孔子、王陽明、中江藤樹の目指したもの
    第三講 孔子が説いた人間学
    第四講 王陽明の生き方に学ぶ
    第五講 中江藤樹の求めたもの
    第六講 総括
  • この道を行く
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    この道を行く

    坂田道信

    1,320円(税込)

    「体も弱く、成績も悪かった私が、40年間、毎日ハガキを書き続けてきたおかげで、人生のあらゆることを与えられました」
    ハガキ道伝道者・坂田道信氏は振り返る。
    本書はハガキを書くことを教えてくれた生涯の師、森信三先生の言葉をはじめ、東日本大震災の被害に遭った友やお世話になった方に宛てたハガキ、さらには日々の暮らしを綴った雑感などからなる。
    そこにはハガキを通して出会った人たちや、その人たちから教えられたことが、謙虚に語られている。
    「ハガキに出合っておもしろい人生をつくり出すことができた」という坂田氏の思いが込められた本書の一編一編は、まるで詩を読むような思いにさせられる。
    それはきっと著者の素直で、澄んだ心がそのまま言葉に、そして文章になっているからなのだろう。
    一筋に生きることがいかに大切なことか、それが随所に滲み出ている。

    <目次>
    第一章 「複写ハガキ」の世界
    第二章 読書会の知恵
    第三章 いのちの輝き
    第四章 天とともに生きる
    第五章 くにづくりのうた
    ある日の座談から――坂田信行・命の言葉
  • 【予約】子どもと声に出して読みたい「実語教」
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    【予約】子どもと声に出して読みたい「実語教」

    齋藤孝

    1,760円(税込)


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    「私は『実語教』のことを〝日本人1000年の教科書〟と呼んでいます。
     というのも、日本人は長い時間の流れの中で、
     『実語教』を学び続けて、
     日本人として生きる基礎をつくってきたからです」

    そう語るのは本誌2013年3月号にも登場された齋藤孝氏だ。
    平安末期から明治初期まで、
    およそ1000年にわたって子供の教科書として使われてきたという『実語教』。

    江戸期に至っては日本中の子供が寺子屋で学んでいた。
    説かれているのは、「学問の大切さ」や「親兄弟のあり方」など、
    いずれも人生の指針となる教えばかりだ。

    「『実語教』に書かれている智恵をもう一度、日本人の共有財産にしたい」

    という著者の思いは、すっと頭に入る現代語訳とゆき届いた解説とに姿を変え、
    1000年の叡智に読む者を誘っていく。

    巻末には子供と素読ができるよう総ルビの専用ページも付記。
    歴史を噛みしめつつ、子供と読みたい1冊だ。

    目次


    1 世の役に立つ人になろう
    2 智恵のある人になろう
    3 お金よりも知恵を残そう
    4 どんどん自分を磨いていこう
    5 毎日学ぶことが一番大事
    6 相手を思いやる心を持とう
    7 勉強のすすめ
    8 覚悟を決めたらやりとげよう
    9 自分から積極的に学ぼう
    10 繰り返しのすすめ、他

    付録 『実語教』素読用読み下し文
  • 安岡正篤活学一日一言
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    安岡正篤活学一日一言

    安岡正泰(監修)

    1,257円(税込)

    本書は平成18年に刊行され、13万部を超えるベストセラーとなった『安岡正篤一日一言』の姉妹篇である。
    一人ひとりの生き方に光を当てた前著に比べると、本作では「いかに生くべきか」という個々人のあり方にとどまらず、安岡師が思い描いた国家観を語る言葉も多く収録されている。
    己を修めるのみならず、修めた己を以て社会に尽くしていこうという思いを喚起せしめられる一書といえる。
    ここではその中から2つをご紹介したい。
    我々は卑屈な利己心に甘んじて居ないか。
    怯惰な傍観や逃避で日々を過ごして居ないか。
    無益な懐疑や批判に得意になってはいないか。
    先ず、自分自身に活を入れよ。自分の職域に新しい意義、使命、感激を鼓吹しよう。(3月31日)
    人間生活があらゆる面で便利になるにつれて、思想だの学問だのというものも普及すればするほど通俗になります。
    しかし本当の学問は、自分の身体で厳しく体験し実践するものであります。
    この意味が本当に理解されて初めて活学になります。(7月24日)
    今年(平成25年)は安岡正篤師没後30年の節目に当たる。
    時を経てなお一層の輝きを増す安岡師の教えに学び、混迷を極める現代を力強く生きるための指針、道標として活学していただきたい。
  • 水戸光圀
    本
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    水戸光圀

    童門冬二

    1,650円(税込)

    長年、テレビの時代劇で人気を博し、勧善懲悪の象徴として一世を風靡した「水戸黄門」。
    お供を引き連れての全国漫遊こそ史実とは異なるものの、弱きを助け強きをくじく黄門様の姿は、本書で描かれているように、儒学を重んじ仁政を旨とした水戸光圀の生涯と深いところで符合している。
    本書は、『致知』で連載していた「儒の人・水戸光圀」を書籍化したもので、各章の冒頭にはポイントとなる事柄を取り上げたコラムが加えられている。
    茶の間を賑わせた黄門様とは違った、新たな水戸光圀像に迫る著者の筆致は、派手さはなくとも慈愛に満ちた光圀が歴史に刻み込んだ功績を、次々と浮かび上がらせている。
    『大日本史』編纂という大事業を立ち上げ、遠く歴史の彼方に思いを馳せる一方で、儒学を通じて自己を磨き続けた天下の副将軍の生涯は、英雄譚にも勝るとも劣らぬ生き方の手本となるだろう。

    <目次>
    第一話 若き光圀を変えた一冊の本
    第二話 志学と而立によって生まれた『大日本史』
    第三話 藩政の基本は儒教とする
    第四話 仁政の手はじめは水道の敷設
    第五話 朱舜水を招く
    第六話 国益増進も儒教の心で
    第七話 国防のさきがけに
    第八話 ウナギを食うか、その串を削るか
    第九話 扶弱抑強の仁政
    第十話 人倫の大義
    第十一話 二代にわたる将軍名分論
    第十二話 生類哀れみの令はなぜ発布されたのか
    第十三話 黄門様昇任の実相とは
    第十四話 隠居とは“やりたいこと”への出発点
    第十五話 生前に自分の墓碑名を刻む
  • 賢国への道
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    賢国への道

    中西輝政

    1,650円(税込)

    民主党の歴史的敗北を経て誕生した第2次安倍政権への期待が高まっている。
    しかし、日本の現状を鑑みると、深刻な財政問題、尖閣諸島をはじめとした外交・安全保障問題、そしてリーダーシップを欠いた日本の政治という「3大危機」に翻弄されていることに変わりはない。
    本書では、世界各国で新たな指導者が顔を揃えた激動の2012年を総括するとともに、直面する3大危機を踏まえ、日本が進むべき針路を探る。
    読者をリードするのは国際政治学に精通する中西輝政氏。
    その透徹した洞察力と圧倒的な情報量を武器に、昨今の世界情勢から読み取れる事象を次々と俎上に載せ、その本質を抉り出す様は、あたかもプロの包丁捌きのごとく小気味がよい。
    偏向報道が横行し日本のマスコミが本来の役割を果たせていないいま、世界をリードしうる力を秘めた日本の姿を描き出した本書がその担い手となる。

    <目次>
    第一章 絶体絶命の危機の時代
    第二章 日本が直面している三大危機 
        第一の危機 経済財政問題をどう解決するか
    第三章 日本が直面する第二の危機
        外交・安全保障問題を解くカギを探す
    第四章 各国リーダーの変化と日本の立場
    第五章 日本が直面する第三の危機
        政治のリーダーシップをいかに構築するか
    第六章 多極化する世界で生き残るためにすべきこと
  • 歎異抄
    本
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    歎異抄

    金山秋男(現代語訳)

    1,540円(税込)

    「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや(自分は善人だと思い込んでいる人ですら、往生できるのだから、まして、自分は罪深き悪人だと自覚している人はいうに及ばない)」
    このフレーズで知られている本書だが、実際に最後まで読み通したという方は少ないのではないだろうか。
    「日本の名著シリーズ」の最後を飾るのは、日本で最も読み継がれてきた宗教書の一つ『歎異抄』。
    本書は日本仏教の中で最大の信徒を擁する浄土真宗の開祖・親鸞聖人の教えが記された書物だ。
    聖人の死後、その教えが歪められていくことに心を痛めた弟子の唯円が記したものといわれている。
    『歎異抄』はすでに数多くの注釈書や解説書が出回っているが、難解なものが多い。
    そんな中、本書は分かりやすい「現代語訳」と忠実な「原文」に加え、丁寧な「解説」が書き添えられている。
    『歎異抄』の入門書として味読いただきたい1冊だ。

    <目次>
    前序 迷いの源泉
    第一章 安心の生き方
    第二章 迷いをこそ生きる
    第三章 宗教と道徳のパラドックス
    第四章 仏の慈悲と人の同情
    第五章 恩愛の彼方に
    第六章 師弟の本当のあり方
    第七章 仏と生きる一筋の道
    第八章 そんなに頑張らなくていい
    第九章 煩悩とともに生きる
    第十章 いまひとたびの人生
    中序 唯円の歎き
    第十一章 エリート主義の陥穽
    第十二章 学問と信仰の間
    第十三章 本願に甘えて
    第十四章 念仏は滅罪の手段?
    第十五章 仏となる道
    第十六章 真実の生き方への転換
    第十七章 善悪の彼岸
    第十八章 御利益信仰を超えて
    後序 私一人のための本願
    付録 流罪記録
    解説 『歎異抄』と現代
  • 五輪書
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    五輪書

    宮本武蔵・著 / 城島明彦・現代語訳

    1,540円(税込)

    60数戦して不敗という伝説をもつ剣豪宮本武蔵。
    「二天一流」と命名した二刀流の「兵法指南書」として、晩年に渾身の思いを込めて書いたのが『五輪書』である。
    「五輪」とは仏教で宇宙を構成する5つの輪のこと。
    本書はその「地・水・火・風・空」になぞらえた五巻(章)からなっている。
    例えば地の巻では武士の心構えに触れ、水の巻では二天一流の太刀論の真髄を具体的に書き記し、さらには火の巻では戦いについて書く。
    『五輪書』は国内だけでなく、1970年代にはアメリカでベストセラーになり、その後、数か国語に翻訳され、海外でも広く読み継がれてきた。
    それは本書が単なる兵法書の枠にとどまらないからである。
    武蔵はまず冒頭で、武士ならば鍛錬せよという。
    しかも「文と武両道をたしなむこと」と。
    武蔵は晩年、「悟り」を開いた人が描いたような水墨画を何点も残しているが、まさに「文武二道」を鍛錬し、そうした境地に至ったのだろう。
    さらに武蔵は言う。
    武士はどんな場合でも人より優れ、勝たねばならない、と。
    そのための心構え、鍛錬法、発想の仕方、相手の心理の読み方といったことが細かく書かれている。
    そこに書かれた侍の生き方は現代の戦士にも通じる、ビジネスの書であり、人生指南の書でもある。

    <目次>
    地之巻
     一、兵法の道ということ
     一、兵法の道を大工にたとえること
     一、兵法の道
     一、この兵法の書を五巻に分けた理由、他
    水之巻
     一、兵法の心の持ちようのこと
     一、兵法の身なりのこと
     一、兵法の目付ということ
     一、太刀の持ち方のこと、他
    火之巻
     一、場の次第ということ
     一、三つの先ということ
     一、枕を押さえるということ
     一、渡を越すということ、他
    風之巻
     一、他流派が大きな太刀を持つこと
     一、他流派の「強みの太刀」ということ
     一、他流派が短い太刀を用いること
     一、他流派に太刀数が多いこと、他
    空之巻
    解説 人生の難所・難局を乗り切る「人生の指南書」
  • 大人のための「論語」入門
    本
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    大人のための「論語」入門

    荒井桂,伊與田覺

    1,540円(税込)

    安岡正篤師の高弟である伊與田覺氏と、長年安岡教学に私淑し、傾倒してきた荒井桂氏が『論語』をテーマに行った対談を1冊にまとめたものである。
    『論語』との出合いに始まり、素読のすすめ、『論語』が教える人生訓など全編にわたって尽きることない『論語』の魅力が語られている。
    96歳(当時)の伊與田氏は『論語』と出合って90年、77歳(当時)の荒井氏は50余年になるという二人の言葉を味読するほど、その知識と理解の深さに心打たれ、頭が下がる。
    それはそのまま二人の碩学を捉えて離さない『論語』の奥深さでもあるのだろう。
    『論語』には子供にも理解できる言葉が多い。
    しかし、その境地によって、読み取り方に深浅がある。
    二人はやさしい言葉でそれぞれの解釈を語っているが、読む人の人生体験いかんによって心に響く言葉も違ったものになるだろう。
    まさに大人のための『論語』入門である。

    <目次>
    プロローグ 『論語』と出会う
    一 素読は人間を賢くする
    二 『論語』と日本人
    三 語り尽くせない『論語』の魅力
    四 『論語』が教える人生訓
    エピローグ 孔子が求めたものを求め続ける
  • 代表的日本人
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    代表的日本人

    内村鑑三,齋藤慎子(現代語訳)

    1,540円(税込)


    海外との交流が盛んになってきた19世紀末、キリスト教指導者内村鑑三が「日本人にもこんな人物がいる」と世界に伝えようと英語で書いたのが本書だ。
    その日本人の代表として取り上げたのは西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人。
    維新の立役者、藩主、農民、儒学者、僧侶と、その人選のバランスに著者の慧眼を感じる。
    その5人の生い立ちから時代の中で果たした役割、私生活までが過不足なく語られる。
    とりわけその内面を当時の欧米人にもよく分かるよう、聖書の言葉や歴史的人物を例に出しながら解説している。
    本書が書かれたのは百年以上前のことだが、そこに書かれていることは決して古色蒼然とはしていない。
    それはできるかぎり現代の言葉に置き換えた翻訳の力もあるだろう。
    同時に、ここに書かれた5人の生き方が「代表的日本人」として現代にも通じるということに他ならない。

    <目次>
    西郷隆盛 新しい日本の創設者
    上杉鷹山 封建藩主
    二宮尊徳 農民聖者
    中江藤樹 村の先生
    日蓮上人 仏教僧侶
    解説 「日本人とは何か」を考えるには、外からの視点も不可欠
  • 望郷
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    望郷

    蜂谷彌三郎

    1,650円(税込)

    51年――読者の皆さんは、この歳月をどのように受け止められるであろうか。
    著者である蜂谷彌三郎氏は、終戦直後に身に覚えのないスパイ容疑を受け、極寒のシベリアへ抑留。
    再び祖国の地を踏み、愛する妻子と奇跡の再会を果たした時、既に51年もの歳月が流れていた。
    熾烈な拷問、苛酷な強制労働。
    同じ境遇にある者が次々と落命していく中、身悶えするほどの望郷の念を抱きつつ生き抜いた男の51年は、平和な時代を生きるいまの私たちの想像を遙かに超えている。
    そして極限を生きる男を支え続けた日本とロシア、二人の女性の愛の大きさには涙を禁じ得ない。
    抑留中、日本人であることを忘れぬため、涙を流しながら日本の詩歌を歌い続けた著者。
    その目にいまの日本はどう映っているだろう。
    本書に込められた渾身のメッセージ、その一字一句を魂に刻みつつ読んでいただきたい。

    目次


    プロローグ――すべてはこうして始まった
    第一章 私の原点 母への誓い
    第二章 運命の激流 スパイの汚名を着せられて
    第三章 望郷の思い シベリアおろしの夜は更けて
    第四章 クラウディア 深い愛に支えられて
    第五章 帰国 愛する祖国へ
  • 美点凝視の経営
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    美点凝視の経営

    渡邉幸義

    1,650円(税込)

    著者が代表を務めるアイエスエフネットグループは10年以上にわたり、知的障碍者、引きこもり、メンタル不全などの若者たちの雇用に力を注いできた。
    全社員2000名のうち800名近くがそうした就労困難者でありながら、同社は成長を続けている。
    逆に就労困難者の存在が社員の結束を強め、会社の成長を支えていると氏は言う。
    本書には、同社の多岐にわたる障碍者雇用の実践とともに障碍者とその両親、企業の3者が幸せに働くための秘訣が記されている。
    いま、全国に300万人以上存在する引きこもりの雇用をはじめ、メンタル不全の従業員のマネジメントなど、企業が取り組むべき課題は多い。
    さらに来春の法改正で障碍者の法定雇用率が上がるなど、本格的に障碍者雇用を求められる時代となる。
    美点凝視と適材適所による個性を活かした究極の経営の書として、ご活用いただきたい。

    <目次>
    プロローグ
    第一章 障がいは“個性”
    第二章 障がい者雇用の現実
    第三章 障がい者雇用実現のために
    第四章 障がい者雇用は会社と親の二人三脚
    第五章 障がい者たちからもらったプレゼント
    第六章 雇用を創ることこそ私の使命
    第七章 新しい働き方を創っていく
    第八章 私の夢
    エピローグ――再び「一人一秒のプレゼント」
  • デパートのうえのたかちゃん
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    デパートのうえのたかちゃん

    あらい靜枝

    1,100円(税込)

    かつて東京日本橋のデパートの屋上に、ゾウがいたのをご存じだろうか。
    昭和25年、タイからやってきた子ゾウは「たかちゃん」と名づけられ、29年に動物園に寄贈されるまで、子供から大人まで人気を集めた。
    その話題は、アメリカの雑誌にも紹介されたほどだ。
    そのたかちゃんと同い年である著者は、家族に連れられたびたび屋上を訪れては、たかちゃんの背中に乗ったり、芸を見たりして、楽しい時間を過ごした。
    本書は、そのたかちゃんと35年ぶりに再会した著者との間に起こった、感動実話を絵本にしたもの。
    大人になるにつれ様々な経験を積み、時に辛いことに遭遇することもある。
    しかし、懸命に生きていると、思いがけず素敵な出会いや嬉しい出来事が起こる。
    愛らしい絵が物語を彩る本書は、めまぐるしい日常で失いかけた清らかな心を取り戻してくれる。
    不思議と活力が湧く絵本だ。
  • 安岡正篤「光明蔵」を読む
    本
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    安岡正篤「光明蔵」を読む

    荒井桂

    1,980円(税込)

    安岡教学の歴史に残る一書が誕生した。
    本書が紐解く「光明蔵」は、安岡正篤師が昭和初期に将来を担う真摯な学生のために編んだ小冊子。
    終戦までに、数万冊普及したという。
    30篇から成るその内容は、孔子、司馬遷、王陽明、道元、吉田松陰などの和漢の古典の名言を安岡師が厳選し、自らの思想の核心となる言葉を添えつつまとめたもの。
    全篇を通じて、「いかに生くべきか」という安岡師の教えが伝わってくる。
    安岡教学の源泉ともいえる内容でありながら、これまで平易な訳文・解説がなく、現代では読まれる機会が稀有となっていた。
    今回、郷学研修所・安岡正篤記念館副理事長兼所長である荒井氏によって、「出典・大意・注釈・解説」が丁寧に付記され、古典に精通せずとも、導かれるようにして安岡教学の真髄を辿ることができるようになった。
    人生の糧として、何度も読み返したい。

    <目次>
    1 開巻語
    2 蓼莪
    3 道友
    4 愛語
    5 受任者
    6 貧
    7 詠史
    8 陋室銘
    9 憤
    10 一心、他
  • 賢人は人生を教えてくれる
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    賢人は人生を教えてくれる

    渡部昇一

    1,760円(税込)

    「われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである」
    「充ち溢れる湯水でも使うように諸君は時間を浪費している」
    これらの言葉はいまから2000年以上前に活躍した古代ローマの賢人セネカが残したものである。
    昔もいまと変わらず「時間がない」と嘆いていた人が多かったのであろう。
    どうやら時間にまつわる悩みというものは古今東西普遍のテーマであるらしい。
    セネカは古代ギリシア哲学の一派であるストア派の代表的哲学者であり、政治家や詩人としても知られている。
    中でも政治家としてのセネカは、ローマ皇帝ネロの治世初期の善政を支えた人物として高く評価されている。
    一方でローマ屈指の富豪になるなど、一流の実業家でもあったセネカだが、その名を不朽のものにしたのは彼の見事な「死」によってであった。
    晩年のセネカは、暴政に走ったネロによって冷遇され、謀反の嫌疑をかけられて自殺を命じられたが、その際、死を従容と受け入れ、実に見事な最期を遂げたといわれている。
    セネカの言行一致の哲学から学ぶべきものは多い。
    逃れる術のない死をどう受け止め、いまを生きるべきかといった究極の哲学がここにある。
    充実した生を生ききるために参考となる一書。

    <目次>
    第一章 気高い精神を追い求める―― ゼノンとストア哲学
    第二章 内省に生きる ―― セネカの生涯
    第三章 人生という時間の捉え方
    第四章 主体的に生きるための時間術
    第五章 この一瞬を真剣に生きる
    第六章 賢人は人生を教えてくれる
    第七章 悔いなき死を迎えるために
  • 女人開眼抄
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    女人開眼抄

    森信三

    1,257円(税込)

    30年以上、口コミで読み継がれてきた森信三師の女性向けの金言集が初の単行本となった。
    師は「民族の将来は女性のあり方如何で決まる」といい、女性教育の重要性を説く。
    「娘時代の生き方」「妻として」「働く女性のために」「未亡人・独身女性」といった種々の境遇で章を分け、恋愛、仕事、結婚、子育てなどを軸に具体的に語る。
    「女性が脚を組んで座るのは避けるべき」といった「たしなみ教育」の重要性や、健康のみならず内面充実にも資する「立腰教育」の必要性など、現代では学び難い「女性の特質をふまえた教え」が溢れている。
    そこには「女性として生まれて来たことの幸せを感じてほしい」という師の願いが込められている。
    「人生二度なし」など、人生の指針となる不変の真理を新書サイズに凝縮した1冊。
    女性のため、国の将来のためにも、不可欠な教えが詰まった本書から学びを深めたい。

    <目次>
    一 人間の生き方
    二 女性のしあわせ
    三 娘時代をどう生きるか
    四 妻として
    五 主婦道
    六 真実の母に
    七 働く女性のために
    八 未亡人・独身女性
    九 民族変質への深憂と男女共学
  • 日本の偉人100人(下)
    本
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    日本の偉人100人(下)

    寺子屋モデル(編著)

    1,980円(税込)

    日本人なら知っておきたい日本の偉人100人を紹介した伝記が上下巻セットで誕生した。
    きっかけは20年ほど前、海外勤務から帰国した著者(寺子屋モデル代表)の目に飛び込んできた子供たちの冴えない表情だったという。
    さらに日本の子供たちの自己肯定感・自尊感情が世界で低いことを知る。
    著者は日本の将来への危機感を抱くとともに、子供たちの「生き方の手本」ともいえる「偉人伝」の存在が失われつつあることに着目。
    以来、「偉人伝」から生き方を学ぶ「寺子屋」事業に従事してきた。
    本書はその中でも、世のため人のために行動し、国柄を重視して生きた100人を厳選。
    驚異的な努力によって世界的名声を得た医者、野口英世や、ヘレン・ケラーがお手本にした失明の大学者、塙保己一など、収録された偉人たちは有名無名を問わない。
    上巻は昭和から明治の偉人について、下巻は幕末から古代の偉人について語られ、日本の長い歴史を遡っていくように読み進めることができる。
    彼らの卓越した人間力、行動力から多くを学べる上、読むほどに「日本の偉人」は海外でも称賛されてきた事実を知ることができ、自国に対する誇りに目覚めていく手助けとなる。
    さらに偉人に関する名言を集めた「偉人たちをしのぶ言葉」も収録。
    彼らの生きた時代の息吹や、思いに触れることができ、興味深い。
    各家庭に1セット、偉人の生き方を通じて、親子で人生を考えるテキストとしてもお役立ていただきたい。

    <目次>
    第三章 維新を起こす
    第四章 江戸に咲く
    第五章 時代を動かす
    第六章 国礎を築く
  • 日本の偉人100人(上)
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    日本の偉人100人(上)

    寺子屋モデル

    1,980円(税込)

    日本人なら知っておきたい日本の偉人100人を紹介した伝記が上下巻セットで誕生した。
    きっかけは20年ほど前、海外勤務から帰国した著者(寺子屋モデル代表)の目に飛び込んできた子供たちの冴えない表情だったという。
    さらに日本の子供たちの自己肯定感・自尊感情が世界で低いことを知る。
    著者は日本の将来への危機感を抱くとともに、子供たちの「生き方の手本」ともいえる「偉人伝」の存在が失われつつあることに着目。
    以来、「偉人伝」から生き方を学ぶ「寺子屋」事業に従事してきた。
    本書はその中でも、世のため人のために行動し、国柄を重視して生きた100人を厳選。
    驚異的な努力によって世界的名声を得た医者、野口英世や、ヘレン・ケラーがお手本にした失明の大学者、塙保己一など、収録された偉人たちは有名無名を問わない。
    上巻は昭和から明治の偉人について、下巻は幕末から古代の偉人について語られ、日本の長い歴史を遡っていくように読み進めることができる。
    彼らの卓越した人間力、行動力から多くを学べる上、読むほどに「日本の偉人」は海外でも称賛されてきた事実を知ることができ、自国に対する誇りに目覚めていく手助けとなる。
    さらに偉人に関する名言を集めた「偉人たちをしのぶ言葉」も収録。
    彼らの生きた時代の息吹や、思いに触れることができ、興味深い。
    各家庭に1セット、偉人の生き方を通じて、親子で人生を考えるテキストとしてもお役立ていただきたい。

    <目次>
    第一章 昭和に生きる
    第二章 明治を開く
  • 学問のすすめ
    本
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    学問のすすめ

    福沢諭吉・著、奥野宣之・現代語訳

    1,540円(税込)

    日本人の精神を養ってきた日本の名著を分かりやすい現代語訳で読むシリーズが刊行された(全6巻)。
    本書はその第1弾。
    「天は人の上に人を造らず」で始まる明治初期の大ベストセラーだ。
    驚くべきは、一般的なイメージと異なるその内容。
    単なる立身出世論ではなく、政府のあり方や社会制度、組織論や人格論、働き方、人付き合いのコツなど、現代にも通じる興味深いテーマが、17編にまとめられている。
    また、「人の顔色は、家の門構えのようなもの」など、ユニークな表現で生き方の真髄が示され、140年もの間読み継がれてきた名著の醍醐味が十分堪能できる。
    本シリーズの特長は、原文を要約せず丁寧に拾いながらも、中高生でも親しめるよう、現代語訳の全文をとことん読みやすくした点にある。
    若者たちの平均読了タイムを目安に何分で読み終えられるか、挑戦してみては。

    目次


    はじめに――合本「学問のすすめ」について
    初編
    二編
    三編   
    四編
    五編
    六編
    七編
    八編
    九編
    一〇編
    一一編
    一二編
    一三編
    一四編
    一五編
    一六編
    一七編
    解説――福沢諭吉が見抜いた「自由の重さ」
  • 武士道
    本
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    武士道

    新渡戸稲造,夏川賀央(現代語訳)

    1,540円(税込)


    大好評につき、増刷しました!!!
    名著シリーズの2作目は、1900年に米国で刊行され、世界的ベストセラーとなった『武士道』である。
    新渡戸稲造が本書を執筆したきっかけは、「なぜ日本には宗教教育がないのに、道徳を教えることができるのか」という知人からの問いであったという。
    武家に生まれた新渡戸はその答えを武士道に見出すと英語で執筆を開始。
    そのまま海外で出版に踏み切った。
    本書は武士道の源流から、誠や忠義などの徳目、切腹や仇討ちまで事細かに記している。
    また、古今東西の先哲の言葉が縦横無尽に引用されており、新渡戸の教養の高さが本全体から滲み出ている。
    ポーツマスで日露戦争の調停役を引き受けた米国大統領セオドア・ルーズベルトも『武士道』を読んで日本への認識を改めたというから、本書が近代日本に与えた恩恵は計り知れないものがあるだろう。
    日本人ならば、ぜひ一読していただきたいのがこの『武士道』だ。

    <目次>
    第1章 武士道とは、生きるための道である
    第2章 武士道の源流
    第3章 「義」あるいは「正義」
    第4章 勇、すなわち勇敢で我慢強い精神
    第5章 仁、すなわち哀れみの感情
    第6章 礼
    第7章 誠
    第8章 名誉
    第9章 忠義
    第10章 サムライの教育と訓練
    第11章 自制(克己、セルフコントロール)
    第12章 「切腹」と「仇討ち」の制度
    第13章 刀、サムライの魂
    第14章 女性の教育と地位
    第15章 武士道の影響(感化)
    第16章 武士道はまだ生きていけるか?
    第17章 武士道の未来
    解説 いま私たちに必要な日本人の「心の書」
  • 諦めない生き方
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    諦めない生き方

    都倉亮

    1,650円(税込)

    本書は聖路加国際病院理事長の日野原重明氏と都倉亮氏による初の著作である。
    著者は34歳の時にクモ膜下出血を発病。
    九死に一生を得るも、それまで勤めてきた商社での激務は困難と判断し、独立起業した。
    その後、経営者として活躍していた著者を再び病魔が襲ったのは55歳の時である。
    中咽頭がんが左首リンパ節に転移した状態で見つかったのだ。
    著者はがんとの闘病を通じて、医療体制に対する不信、同病者の死、会社の清算、がんの再発と、様々な体験を重ねながら、いまなお治療を続けている。
    絶望的な状況の中でも諦めることなく、不屈の意志で前進を続けてきた著者の生き方から学ぶものは多い。
    現在の日本は二人に一人はがんになる時代といわれている。
    がんという視点から命の有限性を見つめ直し、自身の人生を深く内省するきっかけを得ていただきたい。

    <目次>
    第一章 癌宣告、そのとき人は何を思うのか
    第二章 治療と手術
    第三章 癌が発見されるまでの人生
      ①―― 生い立ちから会社勤務まで
    第四章 癌が発見されるまでの人生
      ②―― 独立企業
    第五章 治療を通して見えてきた医療の問題
    第六章 癌によって代わってしまった日常
    第七章 病気が教えてくれた新しい生き方
  • 人生を変える 生きがいの法則
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    人生を変える 生きがいの法則

    伊藤幸男

    1,540円(税込)

    あなたは持って生まれた「人生計画書」に気づいているだろうか。
    人生で出合うすべての困難は乗り越えるためにあり、自分の魂をより高めるため、生まれる前に自らが計画してきているのだという。
    経済学者である著者がこう語るのは、17歳の時に体験した突然の姉の事故死に起因する。
    その衝撃的な体験から「何のために生きるのか」を自問し、生死や魂の有無について深く考えてきたという。
    本書では、臨死体験や過去生、因果の法則等、生きる意味を考える上で参考になる印象的な現象を具体例を交えて紹介。
    その上で「運命と宿命の違い」「人生の2つの目標」などの切り口から人生の命題に迫っていく。
    さらに稲盛和夫氏の「人生は“魂を磨く”ことが目的」といった言葉の引用もあり、成功者の考え方を知ることもできる。
    生きる意味を考え、生きがいある人生を築いていくためにもぜひ一読していただきたい。

    <目次>
    第一章 科学の方法と魂仮説
    第二章 仮説「魂はある」 ――その現象のいろいろ
    第三章 意識と物質
    第四章 生命の定義、生まれてくる意味
    第五章 因果の法則
    第六章 波長同通の法則 
    第七章 生きる意味 ――人生計画
    第八章 自由意志と選択
    第九章 大宇宙の中の私たち
  • ポケット名言集「小さな人生論」
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    ポケット名言集「小さな人生論」

    藤尾秀昭

    1,100円(税込)

    創刊34周年を迎えた本誌の真髄を凝縮した「小さな人生論シリーズ」から、名言集が誕生した。
    シリーズ全5巻の中から、特に心に残る言葉を厳選。
    人間学の結晶といえる1冊である。
    「心が受け入れない限り、不幸はない」「与えられた環境の中でひたすら生きるものは美しい」など、どのページを開いても心震わす珠玉の名言が連なる。
    「いかに生きるか」「試練を越える」「日々前進する」「自分を育てる」「利他に生きる」「道をひらく」の6章から成る本書は、1章から読み通すことで「運命を拓く言葉の重さ」や、本シリーズが伝えてきた「人は何のために生きるのか」といった人生の真理に触れることができる。
    いつも手元に置き、繰り返し読める書として通勤通学のお供や、プレゼントにもおすすめ。
    収められた190の金言の中から、人生の糧となる言葉に出合っていただきたい。

    <目次>
    第一章 いかに生きるか
    第二章 試練を越える
    第三章 日々前進する
    第四章 自分を育てる
    第五章 利他に生きる
    第六章 道をひらく
  • 森信三の生き方信條
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    森信三の生き方信條

    寺田一清

    1,540円(税込)

    今年、没後20年となる国民教育の師父・森信三師。
    その著書『修身教授録』は10万部を超えるロングベストセラーとなり、師を慕う人は後を絶たない。
    本書は、その森師の直弟子として27年間仕えた著者が、師の人生観から日常生活まで、師にまつわる様々なエピソードをまとめた1冊。
    師の著作からは窺い知ることのできない、実像が浮かび上がってくる。
    生涯を実践に徹した師らしく、日々の生活そのものの中に哲学があり、食事の仕方やビールのつぎ方にまでこだわりがあった。
    一方、美術や音楽を楽しむなど、心豊かに生きた師の姿が見えてくる。
    また、本書では、優先順位3原則や仕事の黄金律、現場再建の3原則など、森教学のポイントも随所に紹介されているため、師の教えの理解に役立つ。
    森師の生き方信條を通じて、二度とない人生をよりよく生きる要諦を掴んでいただきたい。

    <目次>
    第一章  大宇宙生命
    第二章  真理と学問
    第三章  人間参究
    第四章  道と実践
    第五章  教育実践
    第六章  美と静観
    第七章  日常生活
    第八章  二十一世紀の祈念
  • 一流たちの金言2
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    一流たちの金言2

    藤尾秀昭(監修)

    1,320円(税込)

    アマゾンで総合2位となった『一流たちの金言』。
    本シリーズは『致知』33年(当時)の歴史の中から特に反響の大きかった記事を厳選した、人気の「人間力メルマガ」から誕生したものである。
    待望の第2弾となる今回は20の感動実話を収録。
    グリコ創業者江崎氏と松下幸之助氏の話では、後継者として育成中の息子を突然失った高齢の江崎氏を松下氏が激励。
    応援を誓い、生涯協力し続けた松下氏と、それに応え晩年まで経営者として生きた江崎氏との友情秘話が紹介されている。
    また、大戦末期の「特攻ほがらか隊」の逸話も印象深い。
    明るく笑いの絶えない隊として地元住民に愛された特攻隊員が、出撃前夜に竹林の中で「お母さん、お母さん」と泣きながら日本刀を振り回していたという話は読む者の心に迫るものがある。
    生きる勇気が湧いてくる感動の1冊。
    人間讃歌の金言の数々をぜひ味読いただきたい。

    <目次>
    第一章 生きる誓い
    第二章 ひたむきな心
    第三章 仕事にかける
    第四章 母の力
    第五章 命の輝き
  • 小さな人生論5
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    小さな人生論5

    藤尾秀昭

    1,100円(税込)

    本誌の「特集総リード」を編集してまとめた『小さな人生論』が初めて刊行されたのは平成15年9月。
    以来、読者の反響を呼び累計30万部を突破した人気シリーズの完結編がいよいよ発売となった。
    『致知』2011年11月号までの総リードが収録された本書は、「人生に処する知恵」「一道をひらくもの」「一念を鍛える」「立命への道標」「先人の示す道」「長たる者の要諦」から成る全6章で構成。
    一貫して「人は何のために生きるのか」を問うている当シリーズだが、今作は震災に関する話も多く、そのメッセージ性はさらに強まっている。
    特に「新生」「試練を越える」のテーマでは、“最も暗い時代も希望を持とう”や“天はその人の魂を磨き、人格をさらに成長させるために試練を与える”といった苦難の中にある人々の支えとなる言葉が溢れる。
    さらに、松下幸之助、稲盛和夫、野間清治といった名経営者の心構えが分かる「人生は心一つの置きどころ」や、奇跡的にホテルを再建させた3つの法則を紹介する「発展繁栄の法則」などが掲載され、仕事における要諦も説かれている。
    人間力、仕事力を高める人間学のエッセンスが160ページに凝縮された1冊。
    古典や先人の名言も多数紹介される本書から、人生をよりよく生きるヒントを掴みたい。

    <目次>
    第一章 人生に処する知恵
    第二章 一道をひらくもの
    第三章 一念を鍛える
    第四章 立命への道標
    第五章 先人の示す道
    第六章 長たる者の要諦
  • 人生に活かす老子
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    人生に活かす老子

    井出元

    1,760円(税込)

    二千数百年前に成立したといわれる『老子』は、人々に読み継がれ、禅をはじめ日本の伝統文化・精神にも多大な影響を及ぼしてきた。
    本書は、長年研究に携わってきた著者が、『老子』が本当に伝えたかった生き方のヒントを明らかにする。
    また、「山間で静養しつつ、心の平安を求めるのではなく、戦乱で明け暮れる現実社会に身を置き、悠然と生き抜いて真の勝者となる秘訣」は現代にも大いに役立つ。
    「もっと穏やかに」「もっと豊かに」「もっと自然に」「もっと自由に」「もっと謙虚に」をテーマとした全5章を通読していくうちに、老子が理想とする「水」のような生き方が次第に見えてくる。
    柔軟な心をもって、あらゆる現実に自然に対応していく力。
    震災や不況など先の見えない不安な現代社会だからこそ、こうした力を養うことで、逞しく生きていけるのではないだろうか。
    先人の叡知によって、新たな境地に到達したい。

    <目次>
    序   和をもって人生を歩む
    第一章 「真実の道」を生きる――もっと穏やかに
    第二章 心の平和を保つ
    第三章 よりよい社会を築く知恵――もっと自然に
    第四章 運命・境遇を受け入れて生きる――もっと自由に
    第五章 「人生の達人」をめざす――もっと謙虚に
    あとがき 老子の人となり
  • 「修養」のすすめ
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    「修養」のすすめ

    渡部昇一

    1,650円(税込)

    知の巨人と称される渡部氏は先人の教えや、その生き方をどのようにして身につけてきたのか。
    本書は、数々の先人の中でも氏にとって特別な4人が語られる貴重な1冊である。
    1講では目標を達成する上で「自己修養」の必要性を論じた新渡戸稲造、2講では「天は自ら助くるものを助く」と説いた『自助論』が世界的ベストセラーとなったスマイルズを紹介。
    3講では医学的見地から精神世界の存在を示し、人間の大きな可能性を示唆したカレル、4講では講談社を創業し、修養の存在を大衆に根づかせた野間清治を取り上げる。
    さらに最終講では、渡部氏自身の修養法が紹介される。
    幼少期から培ってきた読書術や大学での時間活用法など、逆境を好転させ、願望を現実にしてきた、圧倒的な「内発的努力に基づく修養法」がありのままに綴られる。
    先人の修養法に学び、糧としてきた渡部氏から、強く賢く生きるコツを掴みたい。

    <目次>
    第一講 新渡戸稲造の「修養」に学ぶ
    第二講 スマイルズの「自助論」に学ぶ
    第三講 アレキス・カレル「人間この未知なるもの」
    第四講 野間清治に学ぶ「己を修める生き方」
    第五講 私の自己修養法
  • 「西郷南洲手抄言志録」を読む
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    「西郷南洲手抄言志録」を読む

    渡邉五郎三郎

    1,320円(税込)

    西郷南洲(隆盛)が自ら編纂し、生涯にわたって心の糧としてきた名言集が残っている。
    『西郷南洲手抄言志録』と呼ばれる1冊は、佐藤一斎の『言志四録』から、「一燈を提げて暗夜を行く」など、西郷が特に心に響いた101の言葉を厳選したものだ。
    本書は、その『西郷南洲手抄言志録』について、今年(平成22年)92歳になる渡邉氏が渾身の思いを込めた書き下ろしである。
    旧士族の家に生まれて幼少の頃から西郷の教えに触れ、その生き方を範としてきた氏の解説からは、西郷がいかにして人間的器量を磨き上げていったかが伝わってくる。
    また、それぞれの言葉に関連した『南洲翁遺訓』や『論語』等の古典、渡邉氏が薫陶を受けた安岡正篤師の寸言なども紹介され、人間学の学びを深められるようになっている。
    数々の逆境を乗り越えた西郷の原点ともいえる名言を通じて、人間的器量を養う要諦を掴んでいただきたい。

    <目次>
    第一章 言志録
    第二章 言志後録
    第三章 言志晩録
    第四章 言志耋録
  • 安岡正篤 立命への道
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    安岡正篤 立命への道

    神渡良平

    1,650円(税込)

    碩学・安岡正篤師は、敗戦によって焼け野原と化した祖国の惨状を見て、
    「いまはもう誰も振り返らなくなり絶えてしまった聖賢の学問を、
     いまこそ引き継いで蘇らせ、日本人の真の主体性を確立しなければならない」
    と決意した。
    それは「迂遠のようであるけれども、一からやっていくしかない」
    と自覚することだった、という。

    安岡師の決意から66年、本書には安岡師の言葉や書物と出合い、
    自らを奮起させ、主体的に生きていく人々のドラマが描かれる。
    経営者や政治家、あるいは自然農法実践家から市井の人々まで、
    全25編にわたって紡ぎ出される感動のドラマと、
    安岡師の著作から紐解かれる名句、名文の数々が惜しげもなく披露されている。

    東日本大震災を契機として、安岡師が敗戦の焦土を前に決意したものを
    再検証するとともに、いまも人々を惹きつけ続ける安岡師の魅力を
    明らかにしようとする意欲作である。

    目次


    プロローグ 現実生活をリードする東洋の叡智
    第1章 安岡正篤 立命への道
    第2章 安岡正篤に啓発された人々
    第3章 人生の師父安岡正篤
    第4章 東洋の叡智と安岡正篤
    第5章 安岡正篤の慧(けい)眼
    エピローグ
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