学問のすすめ
福沢諭吉・著、奥野宣之・現代語訳
1,540円(税込)
本書はその第1弾。
「天は人の上に人を造らず」で始まる明治初期の大ベストセラーだ。
驚くべきは、一般的なイメージと異なるその内容。
単なる立身出世論ではなく、政府のあり方や社会制度、組織論や人格論、働き方、人付き合いのコツなど、現代にも通じる興味深いテーマが、17編にまとめられている。
また、「人の顔色は、家の門構えのようなもの」など、ユニークな表現で生き方の真髄が示され、140年もの間読み継がれてきた名著の醍醐味が十分堪能できる。
本シリーズの特長は、原文を要約せず丁寧に拾いながらも、中高生でも親しめるよう、現代語訳の全文をとことん読みやすくした点にある。
若者たちの平均読了タイムを目安に何分で読み終えられるか、挑戦してみては。
目次
はじめに――合本「学問のすすめ」について
初編
二編
三編
四編
五編
六編
七編
八編
九編
一〇編
一一編
一二編
一三編
一四編
一五編
一六編
一七編
解説――福沢諭吉が見抜いた「自由の重さ」